かりん
島の
こここ
こ鳥
恍惚のかおり 蜜のにおいに むせ返る
夜咲く花は たれのため
こここ鳥は 花の中をぬけだして
歌声のほうへ朝日とともに ....
飄然(へうぜん)と家を出(い)でては
飄然と帰りし癖よ
友はわらへど
(石川啄木『一握の砂』より)
PV=kT(ボイル=シャールの法則、Pは圧力、Vは体積、Tは絶対温度、kは定数)
....
東へ旅立つ人々よ
にくしみを夜明けの庭に植えて
立ちたまえ
妹の胸に植えて 去りたまえ
花嫁をうばわれた機関手のために
蘇鉄はけさうすあかい綿を噴き
ふるさとの日の出をぬぐう
(谷 ....
夜に紛れて逢いました
指の先から次々零れるシャボン玉
幸せな夜のコーヒー
眠くない
コインロッカーの陰で
階段下の倉庫脇で
立ち止まる
進めない
雨が降っていて
目の前をたく ....
語らなくても
語っても
離れていく
降り止まない雨、私は
唇が切れるようなキスをした
イヨマンテの夜をききながら
体をたぎらせ、心をたぎらせ、
床の中で小さく雄叫びをあげる
*YouTube イヨマンテの夜(伊藤久男)
http://www ....
まぁ
さて・・・
ということでしょう
これは
おいらは
さて・・・
ばっかりで
これまでやってきましたけれど
まぁ
さて・・・
ということでしょう
これは
どこ?
....
詩集が書店にない。そんな嘆きをまた読んだ。それがいまの人びとの詩に対する無関心を証明するものだとは私は思わない。売る側にとって、ただ単純に、売りにくい。それだけのことなのだ。お店の構成としては、雑誌 ....
【はじめに】
2月15日をもちまして、HHMは完全に閉幕します。ご投稿くださった皆様、投稿作を読んでくださった皆様、現代詩フォーラムやTwitterでリアクションをとってくれた皆様、ありがとう ....
国道四号に抜ける
夕暮れの千住の小道に
スタンドバーの看板の
男の顔の上半分が赤くなる
大人になればこの店で
夜を過ごせるのか
まだ小学生のぼくは
家に帰るしかない
日の光が消 ....
草を踏む
表紙をひらく
頁をめくる
一行目に木洩れ日
天使が羽を
休めている
睫毛が落ちる
ふっ、と息を
ふきかける
濡れたたてがみ
あたたかい
蹄の音
まだ、息は ....
撲殺された昨日の夜の刹那の思考の躯を油紙で包み、台所の床を引っぺがしその下の土に埋めた、覆い隠されただけの地表は湿気て暗く、その下の地中は加えて重く悲しく、そんな土を長く長くえぐり、刹那の ....
生きる術がもうないというなら
生きることなど考えずに生きりゃあいい
すべてを賭けたつもりでもどこか妥協があるように
すべてなくしたはずの時でもどこかに余りがあるものさ
路面 ....
24時間ぶっ続けで
無修正エロ動画を見ていたら
何にも感じなくなってきたぞ
これはスゴい
エロを超越するためには
極限までエロに浸れってか
なるほどね
これって
悪人ほど成仏するっての ....
これから私は慣れないことをする。
感想文を書くのだ。
詩で、しかも中也の詩で。
中原中也の詩に「月夜の浜辺」という詩がある。教科書に載っているくらい有名な詩なので、馬鹿な私でも知っている。裏 ....
ノートの片すみに描いた {ルビ♡=ハートマーク}
それは恋だった
でも、愛は未だ描けないでいる
この一撃の
あなたの形容
(かかわり、受胎、伸びやかな意思)
(あなたのオリエントが、運河を手繰りよせる)
鞭をつれ
あくなき質を崇める欲求の
黒いヒステリックが
あなたに覆いかぶさる
....
マイナス30度樅の木裂けます
わたしいぬになります
でんし透明になって天使
お ぶってわたしを
おなかすいているので蜜いりりんごたべさせてください
「太陽はまさか断行する ....
デッキを叩きつける大粒の涙や嫉妬に狂った風、
幾度でも海に落ちる雷の眩しい光とけたたましい声が鳴り止まぬ
転覆するくらい傾いては揺りもどす破れた帆の船に乗った弱虫どもよ
今夜もセイレーンたちが舞 ....
{引用=進歩は昔話を撲滅する}
あんたの事は食わしちゃる
あたしが部屋で何しとるかは
詮索せんといて
覗きでもしたら出て行くきね
女房のオツーはそう言って襖を閉め
日がな何事か ....
私見だが、都と警視庁と商店街のタッグで健全化した、最近の歌舞伎町ほど女に安全な町はない。
不夜城という通り、夜っぴて明るく人目があり(裏手に暗がりと悪意はあるのだろう)、あの頃ダブルのスーツに角 ....
1
まずは自由に作品を読んでください。
◆◇◆
『Pooh on the Hill。』 田中宏輔
narrata refero.
私は語られたることを再び語る。
....
一巻の蝶がほどけ
色と熱を失った記憶の羅列が
瞬きもせずに四散する
錐揉みの燃える落日に
ことばには満たない鱗粉が
乱反射しながら霧散する
重力が半減したかのように
その長すぎる ....
透明人間の唯一の欠点は
自分の姿が見えないため
歩行者が自分を避けてくれないこと
そのため透明人間は繁華街や
人混みなどでひとにぶつかる
でもぶつかったひとは何にと想う
そう だれ ....
朝
お玉におかゆが残ってて
夕べ
ゆきひらでほとほと煮ました
温かいものが食べたくて
お米しかなくて
夕べ
お米を見ました
白くてひかっていて
さらさら洗うとすきとおる ....
[梗概]
「yo-yoの作品の魅力を生み出している秩序付けられた混沌について書いた文章。」
http://yo-yo.blogzine.jp/poem/files/01.pdf
詩のテ ....
流行はぐるりと巡って、パンツはストレートからスキニー最盛だ。ウレタン樹脂の穿き心地を男性も楽しめるところが前回と違う。
にもかかわらず高校生の男の子達は、相変わらずブカブカのをずり下げて穿 ....
愛染夜曲をききながら
たいして飲めやしないお酒をちびりちびり
いつの間にやら夜が更ける
*愛染夜曲 http://www.youtube.com/watch?v=gwc ....
毎晩ネットで
ばかなことばかりつぶやいてると
ばかな女があつまってくる
あたしのばかを
代弁してくれてありがとうと
ご丁寧にお礼をなさる
みなりっぱな
女のひとばかりなのだ
....
なんでこんな夜中に書いてるんだろうとつくづく自分を馬鹿だと思う。
トルコのセダトとムスタファがけっこう好きだった。
日本の大証上場をうたい文句の中企業で一緒に現場をやっていたのだが
さすがに ....
アラガイsさんのおすすめリスト
(6591)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かりん島のここここ鳥
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るるりら
自由詩
13*
13-2-26
詩と科学_詩と向き合う
-
葉leaf
散文(批評 ...
2
13-2-25
隠喩について_詩と向き合う
-
葉leaf
散文(批評 ...
5*
13-2-25
逢った日
-
チアーヌ
自由詩
7*
13-2-20
人妻にキスした日
-
投稿者
自由詩
3
13-2-18
イヨマンテの夜をききながら
-
殿上 童
自由詩
15*
13-2-17
さて
-
草野大悟
自由詩
3*
13-2-15
書店に詩を
-
深水遊脚
散文(批評 ...
5*
13-2-15
HHM講評
-
香瀬
散文(批評 ...
7
13-2-15
夕暮れの影
-
殿岡秀秋
自由詩
6
13-2-15
森を読む人
-
sample
自由詩
4
13-2-15
躯は踊る、無作為なときの中を、ひとりで
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
13-2-13
小さな音だけがはっきりと聞こえている
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-2-11
悪い奴ほど
-
花形新次
自由詩
3
13-2-6
【HHM参加作品】エロい詩(感想文と妄らな空想)
-
木屋 亞 ...
散文(批評 ...
4*
13-1-27
愛は未だ
-
殿上 童
自由詩
21*
13-1-27
プリザーブドフラワー_(想起させるものに、忠実に)
-
乾 加津 ...
自由詩
14*
13-1-27
いぬ
-
阿ト理恵
自由詩
6*
13-1-26
海の魔物たち_☆
-
atsuchan69
自由詩
7*
13-1-25
鶴の恩返し
-
salco
自由詩
31*
13-1-22
風俗考_幇間の部
-
salco
散文(批評 ...
3*
13-1-20
【HHM(第6回批評祭)参加作品】田中宏輔はクマのプーさんの ...
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こひもと ...
散文(批評 ...
16*
13-1-19
残像
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ただのみ ...
自由詩
22*
13-1-19
欠点
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HAL
自由詩
7*
13-1-18
お玉におかゆ
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ふるる
自由詩
15*
13-1-17
【HHM参加作品】「yo-yo「紙のおじいちゃん」について」
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葉leaf
散文(批評 ...
7
13-1-15
風俗考_青春の部
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salco
散文(批評 ...
4*
13-1-14
愛染夜曲をききながら
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殿上 童
自由詩
16*
13-1-9
ネット詩
-
小川 葉
自由詩
7
13-1-8
世界
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梅昆布茶
散文(批評 ...
8
13-1-7
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