今一番見失われているものは
信じる心ではないか
詐欺の多い時代ではあるが
人を信じないでは生きていけない
たとえ生きていけたとしても楽しくはない
人間の喜びは
人を信じることとともにあ ....
○「楽天的な年寄り」
先が長くないので
年寄りは
自分が生きている間は
地球温暖化も経済も年金も
なんとかもつだろうと
思っている

○「近未来」
ボケが心配な方には
「人工知能」 ....
じゃあ、ここで、と
出張の帰りに送ってもらったのは
田舎の淋しい駅だった
上りの列車は発車したばかりで
あと小一時間ほど
待たなければならなかった
他に誰もいないホームには
 ....
そうだ。1995年3月のあの日。缶コーヒーを買いに外にでたら、ボロ車に乗ったフリージャーナリストみたいなだらしない男が私の姿を見つけて「無修正のエロ本買いませんか?」と声をかけてきた。気持ち悪かった。 .... 好きな詩人はたくさんいるが、石原吉郎ほどその言葉の碇が時代を超えて突き刺さる詩人はいない。私にとってもその都度読み返す大切な作家のひとりだ。




花であることでしか
拮抗できな ....
○「インターネットオタク」
ものすごい怖さを感じた!
多感な時期の中高生が
毎日さまざまな有害情報に接している
SNSで危ないやつとやり取りしている
今や親に自分の履歴を見せられる子供が
 ....
台所を独壇場にする、
梅干しよりも止めどない、
はるかに暴虐的な唾液の滝、ほとんど果汁にも紛うほどに、
強烈な、そのかおり、
それでいて、
主役の実力を才能以上に引きだす、きわめて個性的で有 ....
少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待っていた。
男は来なかった。

少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待って ....
Museum of Broken Relationships
星のきまっている者はふりむかぬ

私がニューヨークへ
映画のプロモーションに行くと
朝5時半から行列ができた
8時の開場までに ....
長年カーよいなれた湖畔のドライブインがゴールインしたというので、祝いにいった。
助手席には白樺がフロントガラスをくりぬいて座り、はやくも車を湖沼にみちびいた。
故障にしずむクラッシュカーに枯葉がお ....
 アフターダーク 影は踊るよ
張り詰めた宙 小声で歌うよ
 月 星 現れ 宇宙 火花 生まれ
暗くなってゆく 本当の内証…

天高く月が昇ります 白銀の女王よ
 夜の風景に溶けてゆく呪 ....
○「家庭菜園」
家ノ前の畑に
白菜キャベツ大根などの野菜が
よく育っている
毎日見るのが楽しみだ
見るだけで元気をもらえる野菜たちだ

○「ホスト狂い」
愛を金で買うことは
できない ....
○「認知症行方不明者」
一年間で二万人近くもいる
この深刻な状況が目の前にある
他人事じゃない状況が目の前にある
長生きは楽じゃない

○「頻尿」
二時間おきに小便に起きると友人がいう
 ....
岩隠れ、{ルビ永遠=とは}に{ルビ天陰=ひし}けし岩の下蔭に、
──{ルビ傴僂=せむし}の華が咲いてゐた。

{ルビ華瓣=はなびら}は手、半ば{ルビ展=ひら}かれた{ルビ屍骨=しびと}の手の{ル ....
AからZまで順に発音させて
好きにドレミで歌わせて
どれか一音でも
「お!?」と思わせる音を
      唇から出すシン ....
子守歌がきこえて
野は秋色にひらけゆく
かなたを渡るひとひらの雲
古き心のなつかしさ……


夏のかたみに置き捨てられた
小さな竪琴を奏でてゐるのは
優し気にうなだれる草々 ....
チンチンにカメラを入れられたことがあるかい?
別に麻酔も何もなしで入れられちゃうんだぜ
管にクリームみたいなもん塗っただけで
スルスル入っちゃうんだよ
そしたら医者が入れたり出したりするんだけ ....
コン ト ロール ケーキ ケン スギル アイツは、ロッカー どこからともなく
黒い帽子、
黒いコートの
陰謀論者がやってくる

はじめ電信柱の影にいたが
子供たちが騒ぐと、
わざとコートの前を開いて
●ン出しをして追いかけて来る

不気味な ....
Mmmmm.


Whip!


Mmmmm.


Whip!


子よ、
(創世記二七・八)

わが子よ、蜜を食べよ、
(箴言二四・一三)

tuum est.
 ....
詩をさがしても必シになることはない
糸をたらして蜘蛛のようにおりてくる
視点と蜘蛛の交差点の上に支点がある
蜘蛛を息でゆらしても支点はぶれない

背と腹を交互にむけながらまわる蜘蛛
あたか ....
○「投資サギ」

「そんなにもうかるなら
人にすすめないで自分でやれよ!」

「甘い言葉ともうけ話には
厳重警戒!」

「お金は昔から
汗水流してかせぐもの
楽して増やそうとするか ....
一雨過ぎればそれはがらんどうな九月の空

晴れた午後には青いト短調のひとふしが流れる

鳥の運命しか知らない僕らは

夏ぢゆう播き散らされた花の残り香に狂つて

澄んだ微風の失 ....
幌馬車にゆられ
ぽつんと大地に置かれた
ゆられ、ゆられて
何処でもない場所に産み落とされた
幌馬車の上で巡り会う
出会いと同時に別れの挨拶もした

私に仕事を与えてください
信じる ....
海哀しこの身たよりに恋をおもう

あめつちもなしこの身がたより

海、山哀しここにぐっとこらえる

恋のひとみの焦点のうるむ、山

風わたるくさはらのくさが避けて

はつなつの青空 ....
立冬の朝ワイフを乗せて美容院へ行く途中で
自転車をこいでいる二人の知人に会った
一人は同級生
車の免許証は取ろうにも取れないので
八キロあまりの道を
自転車をこいで人妻にしばしば会いに行く
 ....
フィリピンの孤島で
日本の自称詩人が発見された
1945年から1985年まで続いた
自称詩人狩りが終わったことを知らずに
38年もの間逃げていたという
自称詩人が村に出没して
食料を強奪す ....
○「まちがいや失敗から」

○人生にまちがいや失敗は
つきものだ
まちがいや失敗から学ぶ力をつけよう
「失敗は成功のもと」
「まちがいは成長のもと」
まちがいや失敗は
隠すためにあるも ....
({ルビ天=てん}{ルビ使=し}の、{ルビ骨=ほね}の、{ルビ化=か}{ルビ石=せき}、じつと、{ルビ坑道=かうだう}の、{ルビ天盤=てんばん}を、{ルビ見下=みお}ろして、ゐた、……)

({ル ....
下半と上半をつなぎとめているのは腰の骨
(やれやれ腰がついに口をききはじめた)
つまりは天と地の神聖なむすび目も腰にある
(口をひらけば不自然な違和感もおきてくる)
神がつかわすロープは言葉と ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7564)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
信じる心- zenyama太 ...自由詩3*23-11-30
独り言11.29- zenyama太 ...自由詩1*23-11-29
無人駅- たもつ自由詩423-11-29
2023年11月29日_だらしない男の話しから- 足立らど ...散文(批評 ...3*23-11-29
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春_~Judy_Garlandに- カワグチ ...自由詩323-11-26
めぐる季節にドライヴィン・ローリン・クリスマス- 菊西 夕 ...自由詩2*23-11-26
(翻訳詩)アフターダーク- 足立らど ...自由詩9*23-11-26
独り言11.22- zenyama太 ...自由詩1*23-11-22
独り言11.20- zenyama太 ...自由詩1*23-11-20
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩9*23-11-20
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竪琴_(旧作)- 石村自由詩7*23-11-14
尿道プレイ- 花形新次自由詩2+23-11-14
(一行詩)___ケン_スギル_- 足立らど ...自由詩9+*23-11-13
陰謀論- atsuchan69自由詩10*23-11-13
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩9*23-11-13
無重力の殺意- 菊西 夕 ...自由詩3*23-11-12
独り言11.12- zenyama太 ...自由詩3*23-11-11
口笛_(旧作)- 石村自由詩2*23-11-10
稜線- 妻咲邦香自由詩4*23-11-9
自由律2003.11.09- 田中教平 ...俳句4*23-11-9
終活- zenyama太 ...自由詩3*23-11-9
自称詩人が生きていた- 花形新次自由詩223-11-7
独り言11.6- zenyama太 ...自由詩2*23-11-6
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩10*23-11-5
腰痛の懐妊とそれをすこしでも緩和するための詩- 菊西 夕 ...自由詩8*23-11-5

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