卓上に飾られた花は枯れ朽ちて
惜しみもなく棄てられる

耳障りな昔流行りの音楽は
誰の記憶にも残ってない

忙しない程に栄えてた街も
今はシャッターしか見当たらない

こんなにも変貌 ....
きょうもまた見た
悪夢、ナイトメアをー

毎回、あの人が出てくる
最初は仲良くしていて
でも、最後は同じ場面で
いつも必ず仲違いし
フリーズしたままになる
まるで壊れたレコーダー
の ....
もう立ち直れないね



水没した家から出てきて

アナウンサーに話しかける


一見元気そうな

初老の婦人の


派手な花柄もようの

ワンピースが


な ....
小さなガラスに作りたての氷を放り込んで
冷凍庫で冷やしたジンをトロッと注いだ

窓から見える東京メトロポリタン
深夜の赤い光が
いろんなリズムで
行ったり来たり光っている

このジ ....
街角に入場無料の動物園
コンビニエンスストアは
近所人間動物園
入園すれば人間の
今すぐしたいが見てとれる
軽音楽に包まれて
手に取る本が商品が
プライバシーを覗かせる
よく見るあの人 ....
あたしの祈りを
占うにつけて
星占いなどあてにならないと
言いたくなるんだ

知らされる
思いどおりにならない街だと

蜂の巣をかつて駆除しようとして
美しく透きとおるハネに ....
「広島欲望」

ためらいなく
楽しいスポンサーの小声
だから全く意味もない
いつになったらね
見たまんまを見たまんまとしたりできんの
どこに美しい歌はあるの
このまんまさ
もう飛び出 ....
名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会、
メインプログラムのベルリオーズ「幻想交響曲」
は、必ず聴きたい(前半のメンデルスゾーンの
バイオリン協奏曲も楽しみだ)

もう数十年前、大学生の ....
貴方の全てを
私の中に奪い取ってしまっても

それはもう貴方でないから
私は寂しいのですね


私の全てが
貴方の中に奪い取られたとしても

それはもう私でないから
貴方も寂しい ....
ゆーくんが演技を終えて高得点を出して
馴染みのくまのプーさんのティッシュカバーにポンポンする姿カッコイイ。
昨日と同じゆーくんでほっとした。
記憶なんてさ、
いつかは星屑になってなくなっちゃうんだよ

つらくて悲しかったことなんてさ、
あっさり笑い話になんかなっちゃって

楽しくて笑い合ったことの方がさ、
残酷なことのように変 ....
ぼくが一番きれいにみえる
秋がきたよ

と月が夜に胸をはる

中秋の名月というけど
ぼくには迷惑だ
 
と夜が月に
言いがかりをつける

まあまあ

と雲が仲裁にはいってきて ....
器の中に様々な言葉が投げ入れられる
器はその度にかたちを変えていく
選んで選んで投げ入れられる言葉もあれば
一気呵成に投げ入れられる言葉もある
思った通りのかたちになることもあれば
思った通 ....
山道の石の沈黙を見たことがあるだろうか
ぎらついた欲もなく、うたう術も持たず
息を吐くこともない
おそろしいほどの年月を沈黙で費やしてきたのだ

いっとき降りやんだ雨と
鈍痛のような、 ....
 昨日も妻と出かけた。
山仕事を予定していたが、連日の激務で疲労がとれず、雨でもあり、出たくなかった。
相変わらず、近くの無人駅の二階の蕎麦店は繁盛し、市境峠の手書きの看板で客を待つ蕎麦店には客の ....
おしまいの先で出会った物語

文脈で星を繋げる帰り道

余白のなか 猫がすやすや眠ってる
あなたは源氏の白旗に付くか?
それとも平氏の赤旗に付くか?

平氏は清盛のとき、保元、平治の乱に
勝利し、一門栄耀栄華を極めたが
命を助けた頼朝、義経等の挙兵により
壇ノ浦に一族運命を共に ....
何度観ても飽きない
バレエ団、プリマ・バレリーナ、演出
振付、舞台装置、衣装が違えば
また違った楽しみ方ができる
  
はじめて「白鳥の湖」を観たのは
大学生のときだった
ソビエト(ロシ ....
カーブミラーに映されている神社は
かつても
これからも
一度も存在しない







残された靴を
一室に全て保管してあるという
棚には老若男女の区別なく
薄墨色をした ....
風に叱られた旅人が
背を向けた空は
どこまでも追いかけてくる遠ざかる空


色の無い窓めがけて
覗くように聴こえてきた音と音と音と、
その音達の、遠き想い出


いつしか、
ひっ ....
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい

寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい

不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという

喧騒からはなれ
 ....
秋の思惟が
コスモスの群れ咲く上を流れている
うす青く光りながら
ゆるやかに流れている

それは誰の思惟なのか
知らない……ただ秋にふさわしく
さびしげにうす青く光って
ゆるやかに流れ ....
本当に心底悲しい時
ひとは涙を流さない
悪魔とはいつも

冷たさにふれて

その姿を現わす


冷たい仕打ちで生まれる

殺意という悪魔


冷たい言葉で生まれる

憎悪という悪魔


冷たい態度で生まれる ....
錆びないように油をさして
繰り返し終着駅だと叫ぶ

スピーカー越しの君の眼は
老いた牢屋の有刺鉄線

B玉をはじくように嘗め回し
避雷針を倒して遊ぶ

此処は{ルビ何処=いずこ}の鬼 ....
十人十色と言うが
実は三人ぐらいは
同じ色の人がいるから
七人七色なのだ

人は彩られて
生まれて来る
虹には白がないように
生まれながら
真っ白な人はいない
人との重なりかたで
 ....
太陽。日ざし。朝。鳥の声。鳥の姿。新聞配達のオートバイ。園児達。お母さんが主婦に帰る。郵便配達のオートバイ。宅配のトラック。昼休みの鐘。木々のざわめき。帰宅する学生。さよならの挨拶。夕暮れ。夕食とその .... 雨音ひとつ、ふたつ、ノイズのようで、
ふっているのかしら、
降っていないのかしら。
 
雨音ひとつ、ふたつ、シャコンヌみたいに、
ひらけば、触れられる、
窓のそと。
 
雨音、ひとつ、 ....
台風の奴が過ぎ去っちまえば、
我が意識はまた、パソコンあさりを再演し始める。
母の一周忌が過ぎてからでいいと思うのだが。
6万ぐらいで、メモリーを16gbにしてとか、
hdは、1tでいいか ....
ひとはそれぞれに
生き方や経験だけが醸し出す
そのひとだけの香りを漂わせる
アラガイsさんのおすすめリスト(7621)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
潮流- 都築あか ...自由詩319-10-31
夢供養- 日比津  ...自由詩219-10-31
もう立ち直れない- st自由詩319-10-31
東京。- ラムネ自由詩219-10-31
近所人間動物園- イオン自由詩2*19-10-30
そしてしあわせな夜へ- 秋葉竹自由詩819-10-30
まれにみる渡り鳥- moote自由詩1*19-10-29
11月のコンサート- 日比津  ...散文(批評 ...419-10-29
愛は惜しみなく奪うゆえに- 水知鴇都自由詩619-10-29
糟糠の妻- 鵜飼千代 ...自由詩6*19-10-29
闇の夜- 都築あか ...自由詩519-10-29
月と夜 (改訂)- st自由詩3*19-10-28
- HAL自由詩5*19-10-27
沈黙- 山人自由詩6*19-10-27
夜明け前の雨- 山人散文(批評 ...2*19-10-27
読書- 水宮うみ川柳4*19-10-26
源氏と平氏- 日比津  ...散文(批評 ...419-10-25
チャイコフスキー「白鳥の湖」- 日比津  ...散文(批評 ...519-10-25
通り魔たち_2- 春日線香自由詩319-10-24
I'_m_from_・・・- ハァモニ ...自由詩4*19-10-24
2019・秋- あおいみ ...自由詩1119-10-23
秋の思惟- 塔野夏子自由詩1*19-10-23
悲嘆- HAL自由詩7*19-10-23
空気のなかに住む悪魔- st自由詩419-10-21
fɔ́ːrtrəs- 水知鴇都自由詩219-10-19
七人七色- イオン自由詩2*19-10-19
ゆっくりとした主題の急速な展開- 朧月夜自由詩8*19-10-19
passacaglia- 朧月夜自由詩4*19-10-18
近況- ナンモナ ...散文(批評 ...7*19-10-17
香炉- HAL自由詩6*19-10-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254