晴れ時々曇りところにより雨の予報のようなことしか書けず


恋愛のペーパードライバー講習のすぐあとに事故の加害者になる


エアリプの逃げ道ふさぐ君がいた顔を知らずに過去形にした
 ....
ようやく、わたしの冬眠が、始まった。

再び、負け惜しみに身を焼べる、

それは、昔から、望んでいたことで、

木漏れ日を身篭る、晩秋のにおいを抱え、

磁場の上に、星は繁殖する、
 ....
赤の世界。
掌、日焼けの少ない白い太股は、車の赤ランプを浴びている。黄色い布は暖かそうな、かつ目を閉じたくなるような眩しいオレンジに変わった。だが、青いトランクスだけは毒々しい紫に包まれて、すっかり ....
犬たちが今朝を踏み荒らして
僕は足跡の上の
潰れた学校へと
忙しく歩く

明日は早いから寝なさい、
僕のシーツで発火して
朝になっても残っている、宮崎さんの
差し向けた犬たちが遠吠えし ....
冷たい灌木の素足を芝草が覆う
うぶ毛のようなスギナの森
露に閉じ込められて朝の光が震えていた

「友よ お飲みなさい
こっちは先に頂いています もうすっかり
辺り一面へ溶けだして ほら太陽 ....
菩提樹の下をすぎる風
樹から樹が
葉から葉が生えつづけ
花のように鳥を囲む


火に息を吹きかけて
朝までつづく夜を描く
指と同じ大きさの火
曇の奥の月をひら ....
かわいいという言葉に
すべてを込めて

足の指の間に入った砂
刺さる貝殻の破片
血が出ない程度の痛み

靴からこぼれ落ちてくる
あなたはいつのこと思い出すの
海とかうってつけの題材で ....
鉛筆の手紙 未練は消しゴムで消したい雑なセックスばかり


自転車で登り坂ゆく鳴り止まぬ音楽はまだあのソロの前


外れくじ捨てなかったねいつだって話の長い君ありがとう


 ....
   さえずりは無制限に落下して
 漲る心臓
内側からほどけ展開する
うすべに浮遊都市
生贄のメリーゴーランド
空を蕩かす視線を
 火の羽衣に包み
牡丹 
  ゆるりと爆ぜ
     ....
消防車のサイレンが街にこだまする真夜中
自発的な夢遊病のゲバラのシャツを着たガキどもが溢れ出て
革命とは程遠い犯行を繰り返す、おお
体制にとって彼らの存在は引っ掻き傷にもならない
 ....
眠れない夜には
そう
静かな音楽が必要になってしまう
それでも今夜は眠れない

月が満ちて
ゆっくりとしていても
アルテミスの歌が美しくとも
眠れない夜は
どうしても眠れないのだ
 ....
医師の言葉に呼応して
治療を始めた
余命半年は拭えた
(彼女はどこ?)

3週間×13
ずっと増え続ける数字
たかが数字 だが重い
できる事はする
頑張れ 私の内臓

今では何処 ....
雨が降ってくることもなければ
泉が湧くこともなかった
川は面に表情を走らせて
風を受けながら凡庸な経路を流れていくだけだ
山の中の細い渓流から始まり
川底の石や魚と戯れ
やがて里に下りて農 ....
をほわか。わた、さばなや
しかなれれとれ
きしよな、たまなまらやま

めだわかあたひぅしらだめん
かひらじぎごぞばれんだべんがぎ
まぱかい、まさおけこ、つ。ら。
ざばぺぶだはたにいき
 ....
家のまわりをうろついてるあの音
ざりっざりっと砂利を踏むあの音
あの音
二本の白い木のような足
指は全部ある
裸足で少し汗をかいてる
五月の夜
家のまわりをうろついてる
あの音

 ....
ぼく雅羅櫛
きみ観瑠奇異上意

異星人が過半を占める地球で

どうやら宇宙は愛の摂理で
成り立ってはいないようだ

老後の資金なんてもう要らないし
どうせ星になるんだからなあ

 ....
炎が眠っている
その熱と光を休めながら
かつて燃えたことを証明する
灰が柔らかな布団になって
炎は夢を見ている
かつて照らし出した
闇の中に浮き立つ人の顔が
ばらばらになって融合 ....
ふわり舞ういぐさのカーペットに、くっきり白くひかるやまぼうしの花、ひかげでお腹を出して寝そべる犬や、ミニクーパーの下でおひるねちゅうの猫、水鉄砲で遊ぶがきんちょたちに、ちゃりんこの蛇行運転じい ....  転勤で南相馬勤務となった。南相馬というと、福島第一原発の北30km以内の都市である。だが、空間線量は福島市より低い。南に行けばもちろん線量がどんどん高くなるが、市街地では暮らしに特段の問題はない。
 ....
柔らかな
背中の地図を這う指先に
明日を占い
地獄を垣間見て
白蛇のような舌先で
あなたを舐めつくす
不思議なその眼差しに
見入られて
心が波立つようです

巡りあったのはレタスの ....
更地より頭の中に一本のバラあればこそ孤独になれる

エサ発見!骨泳がしが押し寄せて神輿を担ぎ独房へまで

ほんとうにこわいひとはいつまでも笑顔鎧外せば火の粉吹く

何でもあるよ、夢、癒し、 ....
海になりたい

あなたの上に
覆いかぶさり

あなたの上で
おんおん
泣くんだ

あふれんばかりの
わがままで
あなたを
根こそぎ奪うんだ

行かないでって
言えばよかっ ....
風の強い春の日の中を走る
この二両編成のさびしい列車は
さながら私の部屋のような
根付いた親しみで満ちている
シートに座れば座布団のようで
人が乗れば来客が来たかのよう
そう思える寛いだ春 ....
実験工房にて
神学を爆破する導火線に
火をつけてみる

解体工房にて
蔓延するヘイトスピーチの
舌の根を根絶する
スナイパーロボットと
遊ぶ

あの建物は
もう誰もいないのに
 ....
岩を砕き
オリファルコンを突き
水を求める
それが俺の仕事ならば
もう何処にも彷徨うことなく
水を探せ

固い地盤を爆発させて
水を得るのだ

透明な
透明な
碧い水を分け与え ....
花の中反発しあう磁石かな 石の中から掴みだし
ほとばしる火の
洗礼により
おまえ打たれ
錬られ砥がれ
握られた人と共にあって

土を切り開き
木を切り倒し
人を切り裂いて
国を興しまた滅ぼし
繁栄と文化
 ....
正義は危険とする正義を喧伝し顔を見せない思慮深い正義


あざとくも皆の怒りを怒ることで崇拝される パーフェクト・ヒューマン


意地と恥なくなることが怖い君 老人と手を繋いで歩く
 ....
からっぽの引き出しがとびだしてきた 心などないとみんなに言われてた君の寝息に肩を貸す帰路


雨音に崩れてしまう紙の束 泥にとけだす歌をみている


テレビ越しにお怒りのきみ 善良なワタクシの詩をアガメヨという

 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さようなら- 深水遊脚短歌2*16-5-28
隠れ里- kaz.自由詩3*16-5-28
透明赤シート- kaz.自由詩2*16-5-28
眠れる宮崎さん- kaz.自由詩2*16-5-28
不法投棄地帯- ただのみ ...自由詩11*16-5-25
ふたつ_未明- 木立 悟自由詩816-5-24
破片、丸くなるまで- 青の群れ自由詩616-5-23
外れくじ- 深水遊脚短歌2*16-5-21
夢と現の境で瑞々しく花首垂れる者あり- ただのみ ...自由詩8*16-5-21
Side_by_side- ホロウ・ ...自由詩3*16-5-21
忙中閑- レタス自由詩216-5-21
がんと共に- 小川麻由 ...自由詩5*16-5-20
- 葉leaf自由詩316-5-20
ひらがなせいじんのうた- 飯沼ふる ...自由詩116-5-20
あの音- 春日線香自由詩316-5-18
平和に捧ぐ- 梅昆布茶自由詩816-5-18
眠った炎- 葉leaf自由詩1316-5-14
波うつカーペット - 阿ト理恵散文(批評 ...5*16-5-12
南相馬日記- 葉leaf散文(批評 ...316-5-8
刺青- レタス自由詩1116-5-5
仲よし村- 唐草フウ短歌5*16-5-5
海になりたい- umineko自由詩13*16-5-4
飯坂線- 葉leaf自由詩316-5-3
実験工房にて- 梅昆布茶自由詩1016-5-3
水守- レタス自由詩8+*16-5-2
花の中反発しあう磁石かな- 北大路京 ...俳句416-5-1
- ただのみ ...自由詩8*16-5-1
雑石- 深水遊脚短歌1*16-4-30
からっぽの引き出しがとびだしてきた- 北大路京 ...自由詩216-4-25
そっぽを向く- 深水遊脚短歌3*16-4-25

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