星々は瞬かず 月は今宵も新月
永遠のように夜は深く
宇宙のように果てなく
そして愛のように孤独だ

朝刊の放り込まれる音がして
偽善者のような眩しい陽が昇り
見えなくていいものまでも白日 ....
 
火葬がいい

わたしを構成していた炭素原子はリサイクルされ

その二酸化炭素が空へ散布されるのだから



 
私達の目は形の無いものをどれだけ見つめることが出来るだろう。昨日の陽の光の形を、10年前の雨の滴る上空を、過ぎ去った記憶の思い出を。薄ぼんやりとした過去の欠片は、今日の一日をボロボロと噛み砕いている。 .... 五時は減点です誤字は原点です仕事が早く終わらないかな


発音の練習のために作られた第三木曜日の十三日


毒者のみなさまのお気に召すままに言葉ころがすコロネを焦がす


「 ....
無くなったはずの感情を
少しずつ拾い集めポケットに詰める
家に戻ると1枚のパレット
ポケットからパレットに置いていく
感情が姿を現してくると
なぜか怖くなり投げ捨てた
見てはいけないような ....
あわただしい厨房からようやく出てきたカキフライを
口蓋を火傷しながら詰め込み食べ
待たされた客はそれでいて味が分かった顔で頷きながら
口ぎたない罵倒もついでに口から飛び出して

熱々の油に浴 ....
見つけられないものを探している
とっくに失くした何かを
例えば棚で眠っている本に挟まって
頭を覗かせる封筒
歳月に黄ばみ
だが秘められた部分は青白く
ほのかに
呼吸して
机の上で宛名を ....
海沿いの一部は工場地帯
市街地は空気が綺麗とは言えない

大竹市は海側は少しだけ
殆どが自然豊かな山々
小規模な市

鯉のぼりが有名
昔みたいに盛んではなく
作る人が減る一方

 ....
突然、まな板になってしまったらどうすればいいか
このことを知っている人は意外に少ない
まずはその職務につくことを神に報告するため
東に向かって三礼
簡単でもいいから供物を用意するとよい
そし ....
頭の悪い若い男女が
子供を作っても
三歳児生存率が
0.3%しかないという
これが
18歳嫁と無職の内縁の夫
の組み合わせに限定すると
更に下がって0.07%だそうだ

ここで言いた ....
くずれた均衡
その静かな吸引力に
はく奪されるわたしたちの人格
キュビズムから滅びの兆しを嗅ぎとる、影の
わたしたちが歩く
男女の別なく
客も、客引きも
リードの犬と同じく
たっぷりし ....
笑ってほしい
人がいるので
私は笑う

元気を出してほしい
人がいるので
私は元気を出す

私より淋しい
人がいるので
会いに行く

耳を傾けてくれるので
他愛ないおしゃべり ....
玄関に黒い服着た怖い人バレンタインがそこまで来てる 失った左目で見る猫の恋          160219
うんこらしょ
いつもの掛け声がします
それを合図に我が家では
テレビのスイツチを入れます
朝のニュースが見られます
タイマー付きのテレビってあったかしらと
 ....
忘れられた町に
明かりがともり始める頃、
決まりきったいつもの動作で
鍵盤の蓋をあけた女の子は
機械みたいに指を動かした

悲しい音色を奏でたけれど
悲しさなど少しも感じなかった

 ....
詩を書き始めたのは高校生の頃。
現代詩集という投稿サイトに狂ったように詩を書き続けた。
ドコモのimodeのせいで人生も狂った。
不満だけは人よりあった。未来はそれほどじゃなかった。
一攫 ....
お遍路を巡るセグウェイ猫の恋 デジタルの時計がゾロ目猫の恋 光と冷気が青い燃料だった
破れた財布から千円札を出して
印鑑ケースとノートを買う
郵便局には月に一度往く
記憶喪失の犬みたいに
今も雪原から突き出している
枯れ果てた雑草を見ていた
夏の ....
わたしは柿の種を飲む
どうしてかわからない
ロマンスの唄を口ずさみながら
ピーナッツがバターになることを
ひしひしと感じるのだ
身体の内奥からかんじるのだ

理解できないことがあっても
 ....
猫の恋背中の翼には触れぬ          120216
絵の具を全部混ぜたら
何色になりますかと
先生が尋ねたので
暗い灰色になります
と答える代わりに
空色になりますと
自信たっぷり回答したら
×が付いてき ....
 
あやういわたしは

だだをこねたところで

やはり、あやうい


 
翔子さんの筆から生まれた
その文字は、無邪気に駆けている。
その文字は、歓びを舞っている。

  「空」

誰もが自らを空の器にして
忘我の瞬間を、求めている。

翔子さんの持つ
 ....
逃げ道を防ぐ大きな雪だるま なんとなく
気配を感じて振り向くと
君は精一杯まん丸い目をして
じっとこちらを見つめていた

一番好きな映画の
一番良いシーンを横目で追いながら
僕は君の真っ直ぐな視線に負けて
し ....
どの口が言うのでしょうか朝の雪 唇にできた黒い証を、
たくさんの指が掠めていった。
黒い証は、
誰の手にもぬぐいされはしなかった。

ある日、
舌に同じように、
黒い証を持つ人に出会った。
彼は私の唇を目で掠めていっ ....
さよならだけ上手になっていた

忘れようとして

懐かしがるだけ

もういらないや

さよならの練習だいぶしたから


愛は時間のことだ

時間の無駄と感じるなら

愛も ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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空へ- 殿上 童自由詩19*16-2-22
世界- 鷲田自由詩616-2-21
間違ってますナメてます- 深水遊脚短歌3*16-2-21
恋の気持ちー愛のカタチ- 独奏自由詩216-2-21
加工肉自動人形- 這 いず ...自由詩8*16-2-20
ファントムペイン- ただのみ ...自由詩17*16-2-20
大竹市- 夏川ゆう自由詩416-2-20
まな板- 春日線香自由詩416-2-20
こいつら全員死んじまえば良いのにな- 花形新次自由詩116-2-19
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失った左目で見る猫の恋- 北大路京 ...俳句516-2-19
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夕暮れ- 佐藤守自由詩216-2-18
忘れたことが多すぎるけど少し- 竜門勇気散文(批評 ...10*16-2-18
お遍路を巡るセグウェイ猫の恋- 北大路京 ...俳句1+16-2-18
デジタルの時計がゾロ目猫の恋- 北大路京 ...俳句116-2-18
前触れ- ただのみ ...自由詩15*16-2-17
柿の種を飲む- fujisawanori ...自由詩416-2-17
猫の恋背中の翼には触れぬ- 北大路京 ...俳句116-2-16
きみを溶かしたら、たぶん空色になると思う。- あおば自由詩14*16-2-16
あやうい- 殿上 童自由詩12*16-2-15
ましろい世界___- 服部 剛自由詩516-2-14
逃げ道を防ぐ大きな雪だるま- 北大路京 ...俳句116-2-12
君が教えてくれた- nonya自由詩23*16-2-12
どの口が言うのでしょうか朝の雪- 北大路京 ...俳句216-2-11
ポケット- あおい満 ...自由詩7*16-2-11
さよならの練習- 吉岡ペペ ...自由詩416-2-10

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