例えば、風の向こう

丘の向こうに

何かがあると考えてみる



幸福というのはいつも

何かの向こう側にあって そして

不幸はいつもこちらがわにある


 ....
頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る

頭わるい男が突っ走る
 ....
潮風と鉄錆びの匂いがする
寂しい港町に住みたい
そんな街に住む人達は
どこか遠い町から流れ着いたから
いつも風が體を吹き抜けていく
頑丈な靴を履いて
身構えながら
何時でも何處へでも
 ....
物悲しいかたまりが
からだの奥をふくらませている




水がどこまでも
水であるのは悲しい

言葉の色が
明るく消えてゆくのは悲しい

むらさきだけが
 ....
私は負けるのが嫌い
スポーツは好きだけど
負けるのが嫌い
だけど必ず順列がくる
おはよ
君すごいね
疲れない?

順列は
いつも無言だ
彼が指さす
その場所には
いくつもの数字 ....
七月の波止で
新月のような魚を釣るひとたち
豆アジの季節だ
いつ
どこで
魚のかたちに孵化したのか
釣り人はそれを知らない
月のように丸くなるは秋のおわり
一掴みのアジになる

今 ....
冷蔵庫に賞味期限切れの
ちくわが一本残っていた
二日しか過ぎていない
まだ大丈夫だろうと
丸かじりする

食べながら
ちくわの穴と対峙する
もしかしたら……
別世界が見えるかも知れな ....
海の民である しるしに 婆ちゃんは からくり金庫を私にくれた
立方体をしたその金庫は、随所に黒光りのする鉄の補強がしてあり
なかなか重厚感がある。扉を開けると、その扉の先に また扉。
つぎ ....
釣りはいらないと言い足りなかった これはひょっとして
解釈改憲で
交戦権まで行けちゃうんじゃないかなって
期待しちゃうんだけど
無理?やっぱり?
そっか、無理かあ
残念!


マッサージを拡大解釈することには
反対 ....
生きているだけの水を飲む 木下恵介監督
高峰秀子主演って訳じゃない

味方選手にチョーパン喰らわせて
1次リーグ敗退が決まったので
いつまでもブラジルくんだりに
いたってしょうがないから
ただ家に帰るだけ

 ....
トリグラフ、とかそんなカタカナ語

あるいはポストモダンを越える

ドゥルーズ的現象

全ては「差異」であり、だからーーー

「差異化」という現象は地球を覆う

でも、僕はふいにフ ....
便秘の女性達が
ドッサリ出したいが為に
ハーブを
煎じて飲み始めた

閑話休題
それにしても
ハーブの定義がわかんねえな
大抵の野菜はハーブなんじゃねえのか?
キャベツも乾燥させて焙 ....
 
涙が しょっぺー

砂糖をぶっかけても しょっぺー

わかっちゃいるんだけどなー なー




 
今思えば、私は最初から躓いていた。


小学校一年生の算数の授業。

たす、ひく、たす、ひく。

簡単な問題でも両手を使う。

両手で足りなければ両足を使う。

えんぴつ ....
私の絶望は何かの病巣のようであって、その病巣はたえず再生産しながら増え続けている。確かに若い頃、万策に窮して絶望の源の方まで落ちていったことはたびたびあった。だが私は結局絶望を燃やし切るこ .... 我々にとってスポーツは
プレイするものではない
生きることの延長だ
だからただ遠くにヤリを投げれば良いとか
ただ速く走れば良いとか
砂場の上を跳べば良いとか
呆れてものが言えないのだ!
 ....
 .... 閉じかけた目をもう一度開いて
あなたの世界にあるものをもう一度見つめて
彼らはあまり音をたてないように
あなたがきちんと目覚めるのをずっと待っている


テーブルに ....
 芸術というものにはある種の断層のようなものがある。そう思うのは、ミシェル・フーコーの『言葉と物』を僕が読んだからではなく、小説を読んでいて、そう感じる所があるからだ。

 ....
弱いと見れば苛め抜くのが私の信念です
本音を漏らすことも厭わないから
500円寄越しなさい
言いたい放題を聞かされて
ぶちきれそうになったが
辛うじて堪えた
みんなが見ているところでは弾け ....
人から愛されたいと思うと

愛される為に演技をする事になる

そして、この演技に疲れて、仮面を取り外してしまうと

この人間はすぐに世界から嫌われ、孤独になってしまう

… ....
〈組織を流れていく明かり〉
ドアを開くとどこも同じ風景。
だが新しいドアであるのは間違いなく同じ風景でも全く違った内側の構造を宿している。
人の動きはどこも同じ。
だが同じ動きでも全く違った言 ....
私達は皆疲れている
日本人のサトウが言った
何故疲れているのか
訊ねたら
疲れていないと
生きた心地がしないからと答えた

そんなことでは
生きた心地がする前に
死んでしまいますよ、 ....
歪んだ音符のかたちの窓に
陽も浪も午後も打ち寄せる
果物の恐竜が
燃え上がる


坂を下りる人
灰色の人
宴には決して
近づかない人


楽器を出入りしていたけ ....
日本で来て初めて
エロ本を買いに行きますのは
とても勇気要りますことです
本屋は知ってるおばはんが
いたりしますから
なかなか難いです
従ってワタシは自動販売機で
買うことを心掛けしまし ....
永く埋もれた時の中で
色褪せた血塗れの死体がひとつ息を吐く
その吐息に色をつけるとするなら
やはり釈然としない灰色に違いない
まるで幾日も眠ってないような目をして
荒れた ....
夏野菜をピクルスにする
間引きのキュウリと
大根と
色鮮やかなパプリカと



あなたの傍にいつもいられますように、と
ピクルスは今日も味わいを醸す
おお、おお
やってくれるとは思っていたが
ここまでとは思わなかったぜ、安倍ちゃん
いかすぜ
鳥肌ものだぜ
憲法の解釈変更で集団的自衛権を行使しようとする
噴飯のお坊ちゃま

だって、僕 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6647)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スニーカー- yamadahifumi自由詩1*14-7-4
頭わるい男- Lucy自由詩16+*14-7-4
葉書_バンダライ- まんぼう ...自由詩4*14-7-4
ノート(物悲しいかたまりが)- 木立 悟自由詩714-7-4
私は負けるのが嫌い- 倉橋ゆい自由詩614-7-4
文月の詩- たま自由詩14*14-7-3
【_ちくわ_】- 泡沫恋歌自由詩22*14-7-3
陸族化の娘- るるりら携帯写真+ ...16*14-7-3
釣りはいらないと言い足りなかった- 北大路京 ...自由詩314-7-2
拡大解釈- 花形新次自由詩114-7-2
生きているだけの水を飲む- 北大路京 ...自由詩314-7-1
ポール・ンガベ「故郷カメルーンに帰る」- 花形新次自由詩114-7-1
ディオと承太郎- yamadahifumi自由詩114-7-1
脱糞ハーブ- 花形新次自由詩114-6-30
しょっぺー- 殿上 童自由詩21*14-6-30
数学的思考能力の欠如- 時子自由詩23+*14-6-29
燃焼- 葉leaf自由詩414-6-29
ポール・ンガベ「フットボール選手」- 花形新次自由詩314-6-28
削除- atsuchan69自由詩4*14-6-28
濡れることも出来ない夏なんて- ホロウ・ ...自由詩5*14-6-27
サリンジャーとドストエフスキー___(現代小説と近代小説の断 ...- yamadahifumi散文(批評 ...414-6-26
主題- あおば自由詩3*14-6-26
素顔を人に- yamadahifumi自由詩3+*14-6-26
人へ- 葉leaf自由詩1+14-6-26
カルロス・ドス・メデス「チャベス兄弟」- 花形新次自由詩314-6-25
水辺_さまよい- 木立 悟自由詩314-6-25
カルロス・ドス・メデス「自動ポルノ」- 花形新次自由詩114-6-23
押し黙る床に吹く風は- ホロウ・ ...自由詩1*14-6-23
ピクルス- 鵜飼千代 ...自由詩12*14-6-22
血迷ったな安倍ちゃん- 草野大悟 ...自由詩5*14-6-18

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