十日以上食べられなくなって
明日から入院
多分2カ月くらいは仕事もお休みだろう
しばらくは様子をみるため監禁される
自殺願望も攻撃意識も無いのに
せめてパソコンでも持ち込みたいのに
スマホ ....
駅のホームには
人々の疲労と希望が散らばっている

コンクリートの怒りによって
掃き清められた余りにも尊い人生たち

線路は狂おしく悲しみながら
大きないかづちを流している
 ....
             160114

拝啓前略
最近、
読んだかどうか覚えていない書籍が増えた
表題のも定かで無いが
雪の降る頂上付近にヒョウの死骸があったとかの
描写があったような ....
冷えた夜に冴えた月を眺めながら、
あなたを思い浮かべる。
私は窓の鏡のなかで、
薄皮を剥いでいく。

あなたの鼓動が私の身体に触れる。
私は刹那に哀しくなる。
歓喜に触れて哀しくなる。
 ....
パトカーで抱かれた夜の鳥兜 夢の中でのひとときを
まるで本当のように感じる
海を力なしで泳いで
えらで呼吸しているみたいに

大人に反抗している
とにかく不真面目だと感じて
理不尽だと嘆いてみせる
泣き叫ぶことし ....
消えてしまったよ
いくつも重なっていくうちに
それらは透明になって
ゆらいでいるのさ

何処かへ
風はすがた無くすすむ
僕の体温をひやしながら
斜めにばかり向かっていく

もうなん ....
この腕にしがみついた、
性という薄皮の、
一枚一枚をゆっくりと剥いでいく。
そこには薄く赤みを帯びた痛みが咲いている。

煙で見えなくなった、
風呂場の鏡に映る、
あらわになった腕や脚、 ....
 
ほんとに星になっちまったのかい スターマン

空で待ってくれてたんじゃないのかい スターマン

でも泣かないでいいようにソウルを残してくれたんだね スターマン



 
ミルフィーユ仕立て高層マンション
晴れとも曇りともつかない冬ぞらに
めりこんだ白い実体は陽炎にゆれて
二十年前には無く二百年後にも無い


     むすう むすうのカゾクが
      ....
はい
父は一昨年なくなりました
何でも胃の腑に硬い{ルビ巖=がん}なるものができたとか
何も食べられず痩せおとろへ
眞つ黒な血を幾度も吐いたすえに死にました
よきかなよきかな
 ....
アンタガワルイノヨ、
ゼンブアンタガワルイノヨ、
アンタガ、
アンタガ、

三半規管を往来する
嗄れたあなたの声が、
私の耳から喉に谺する。
私は何故か言い返せない。
なぜなら私はあ ....
夏に
その場所に貼りついて
そのまま
息絶えた
ひとりの蛾が


いつしか淡い影となって
冬には、なくなった


それはありふれた風景だったし
毎年のように
繰り返さ ....
霧雨の疲れた時 それはふわふわと 現れる


山の夜道 現れる それ


それ


それは









キリッ



霧雨大和尚



 ....
はじめに くらやみがあって
(ここまでくるのにながい夜をくぐってきた
一枚いちまい重ねられていく
生まれるまえは
まったくの やみだったと
うすぼんやりとした 
陽だまりの まえにすわって ....
サンタとのキスを正義が引き離す           151216

電池そのものを改良しなければならないと
ラジオニュースは語る
マーブルチョコを好むのは
大人だけでなく
幼児
乳児
這い這いできる子供たちには
飲 ....
文壇の成績が神に認められ
夏目漱石は太陽になった
太陽になった夏目漱石は
吾輩は太陽であると云う小説を神に送った

文壇の成績が神に認められ
太宰治は土になった
土になった太宰治は一言
 ....

ひらひらした幸福が
街の中を舞っている
今日で地球が終わるので
皆は慌てて急いで楽しもうとしている
けっこうそれにしてもにこやかじゃないか
もしかしたら終わらないのかも、ね。
そのよ ....
僕は壊れてしまいました、
もはや一滴の乾きかけた涙としてしか存在していません、
光も闇も幻で真っ青な衝撃だけが現実です、
人間の正しさとは何かと問いかけると桜の花が散りました、
人間の貧しさの ....
時間を切り取り
器の内の水の上に置く
ゆうるりと巡る光に
指を ひたす


失くした大きさと
後に得た小ささ
つりあい無くつりあう径を
風が 静かに揺らしている

 ....
電車内で態度の悪い
高校生をいきなりぶん殴ったら
倒れたきり動かなくなった
多分死んでいると思う

態度の悪い高校生は
態度さえ悪くなければ
こんなことにはならなかったと
後悔しながら ....
枕蹴飛ばされ地球も複雑骨折 私は 地獄通りの道を歩いている
「詩人」という、重荷を下ろせば きっと
地獄通りを 通らなかったに違いない
こんなにも暗く、高潔で、淫靡な道を 
コトバだけで築き上げた 女の迷路からま ....
そして
翳りなく空はかがやきを増して
ゆくりなく月日をもちさる
あなたの舵でもって



トー
という音がきこえて
それは地鳴りのようでもあった
つられて飛びたつ鳥 ....
マイナンバーもう刺青にしてしまう 冬はなりたての死刑執行人
このぎこちない朝に
辺り一面に自らの恐怖をこぼしてしまう
例えばそれはつめたい雨のしみとして路上に
例えばそれは朝日の顫動として線路の途上に
世界が沈黙 ....
きみは
とてもきれいだから
それが理由で
いつか死ぬんだよ
うらやましいな、
冬の檸檬を
ひとつ
ポケットに入れている
きみの感性を
いつだってぼくは
軽蔑してます。
もうそろそろ
キンタマ王子にも
飽きてきたが
そんなことで止めると
世界キンタマ文学全集45巻に載らないので
2035年迄は続けたいと思っている
その頃には
キンタマ文学も
一定の評価 ....
維新から威信なくなりもう異心
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
閉鎖病棟- レタス自由詩4*16-1-15
朝のホーム- 葉leaf自由詩616-1-15
キリマンジャロの雪- あおば自由詩11*16-1-14
カンヴァス- あおい満 ...自由詩9*16-1-14
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夢老い人- 陽向∮自由詩16*16-1-14
無の気配- 陽向∮自由詩12*16-1-13
- あおい満 ...自由詩1116-1-12
スターマン- 殿上 童自由詩19*16-1-11
ウェヌス遠景- ただのみ ...自由詩18*16-1-9
YOKIKANA- 山田せば ...自由詩515-12-30
いのり- あおい満 ...自由詩415-12-28
- ホロウ・ ...自由詩3*15-12-24
霧雨大和尚- 八男(は ...自由詩115-12-22
夜の子- 光冨郁埜自由詩22*15-12-20
サンタとのキスを正義が引き離す- 北大路京 ...俳句215-12-19
猫とマーブル- あおば自由詩8*15-12-16
文豪達の死後- 陽向∮自由詩10*15-12-13
共通する無題詩- 山人自由詩4*15-11-8
無題- 葉leaf自由詩615-11-8
歩く羽- 木立 悟自由詩515-11-7
キンタマ王子、高校生を殴る- 花形新次自由詩315-11-6
枕蹴飛ばされ地球も複雑骨折- 北大路京 ...自由詩315-11-6
花火- 為平 澪自由詩815-11-5
光と時間- しもつき ...自由詩14*15-11-4
マイナンバーもう刺青にしてしまう- 北大路京 ...川柳615-11-3
冬のはじまり- 葉leaf自由詩415-11-3
冬の檸檬- 左屋百色自由詩915-11-3
キンタマ王子、飽きる- 花形新次自由詩315-11-2
維新から威信なくなりもう異心- 北大路京 ...川柳615-11-2

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