焚火の終わりを待っている
燃えるものがもうなくなってきた
ここにあった暖かな体温
ぼくが愛した柔らかな太陽
そうつぶやいて時間をつぶす
あいまいな未来を想像する

終わりが近づきなが ....
 ひとさし指の甲のうえに、

コガネムシ、

     を、

    のせてみた、

 とても大きな、

裸石、

 に、なるような、

       気がして、

 ....
遍路道の長い階段を
杖にすがってのろのろ登る
持鈴の響きが風のざわめきを寸断する
線香と蠟燭はちゃんと持参している


駐車場に整備された多目的トイレに
行き倒れ同然で寝泊まりする人 ....
ボクが今年の元旦に死んだ
数週間前から食欲がなくなっていた
それでもワイフとの散歩には行きたがった
隣の犬にワイフが一目惚れしてから
勤めで多忙な飼い主にかわって
毎日ワイフと散歩していた
 ....
セックスしてません

性的満足度
何%もない

男って
悲しい生き物

爽やかなIKEMEN達は
めくるめくる夜に
充たされてるから

朝は爽やかな顔色してるんですって

 ....
またはじまる、
慈愛、
家のなかの壁や床をすばやく這う、
八本足の、
ちいさなニンジャ、
ことしも繰りひろげられる、
ほとんど割にあわない、とてもスケールのちいさな、
大とりもの帳、
 ....
ポカリ、と
まるで金づちで脳天やったくらいの
陽気な金曜日だ

現実がたとえゴミだらけの砂漠でも
他人なんかどうでもいいしいつでも死ねると思えば
芯にぽかぽかした柔らかな微笑みが生まれる
 ....
😊今日は雨模様で、少し前から雨は上がったような感じ。
今日はダメだけど、晴れたりした日に、様子を見て、すぐ近くの鎮守様(神さま)の周りを今年も掃除したい。まあ、最初は、杉っ葉を片づけて、竹ぼうきで  ....
かけおちだというのに
きみは鞄いっぱいに猫をつめてきた
折れそうに細い指を赤くしながら

地下街でのむビールは
すこしだけ甘い気がする。
そう言って靴を脱いで
もうここでもいいかあ、 ....
郊外にあるダイソーで
紙で作った三角帽子を買った
すでにアマゾンでは
大きな音のするクラッカーや、
笑いを誘う白鳥パンツとか
ザビエルのかつらも買ってある

――今日は息子の誕生日――
 ....
読点でできた蛙


なのか
蛙でできた読点なのか
文章のなかで
勝手に
あっちこっち
跳び廻る





読点でできたお酒


ヨッパになればなるほ ....
私という存在は
銀河の端に灯る刹那の光なのです

それ以上でもなく
それ以下でもない

巡る季節に酔いながら
下手な歌をうたいます
誰かに届くように
誰かに問い続けるように

私 ....
桜の花びらがはらはらと散るやうに
今日も命尽きた人人が五万とゐる。
それは至極自然な事で、
春の、或るひは生の宴の後の寂しさは
一陣の風と共に桜の散った花びらが渦巻く底へと沈み込む。
さうし ....
 

涙だけ
流した意味を胸に置き
しあわせになる夢はよるみる


寂しいと
悲しい目をして僕をみる
大天使でも堕ちる清い目


線を引く
どなたにどんな正しさが
 ....
○「終活」
僕は
体調に合わせ
天気に合わせ
女房に合わせて
暮らしている

○「年寄りパラダイス」
年寄りっていいねえー!
朝ゆっくり起きれて
年寄りっていいねえー!
年金があ ....
 

救世主さまは
人類を救済されたのだろうか?

本来なら
すでに滅びているはずの
愚かな人類を

いまだ
生き延びさせてくれてるのだろうか?

それとも
これから
 ....
辞書の単語の順列組み合わせで
気持ちが伝えられるなら
苦労はしないもんだ

彼らは読み取ることをしない
表面をなぞってわかったフリ

そうすれば自分は
高いアンテナがあると言えるって
 ....
 

まぁ、いわゆる
青春時代、かな

鳥取へ行った
当時の鳥取は
夜8時になると
町が眠っていたのを
なぜか
印象的に憶えている

ある日、
たぶんどこかのホテ ....
あるとき、atom、つまり、「原子」という言葉が、ディキンスンとホイットマンの二人の詩人の詩に使われているのを発見して、これは、おもしろいなと思ったのである。それというのも、当然、この二人の詩人が、「 ....  折れた、
 夏草の茎の
 尖端から
 滴る汁、
 突然静かになった水場
 あのひとが愛の、
 愛の在処をわかっていると誤解したままで
 おれは死ぬのか
 麦を主語に従えた季節は終 ....
めいっぱいにひろがった、
快晴の青空のした、
さわやかに吹く初夏の元気な風をめいっぱいに受け止めながら、
学校の屋上で、
どんどん成長してゆくような、
そんな果実の可能性と期待感、
その真 ....
 

狂いたいひとは
まぁ、世の中の
いたるところに居るだろう

うつ病患者が
百万人超えたとか
きのうニュースでみたけれども

あ、その中にわたしも入ってるやん、
 ....
風に吹かれて
彷徨う路は
振り返ると既に消えている
星々を眺めていても
狂った軌道を示しているだけで
お似合いの月と鏡はひそかに話し
ぼくを騙そうとしていた
時計の針は止まり
星の降る ....
 

桜降る
空をみあげてキラメキと
未来の青さににじむ黒い目


ただ灯る
常夜灯には命さえ
照らしてくれるやさしさがあり


なにひとつ
咲かない人生なんかない
け ....
目標を持つとき
人の目は輝いてくる
目標を持つと
人生が意義あるものに見えてくる
若い人たちにも
年寄りたちにも
目標が大事である
目標のない人生は
退屈な人生である
「今年の目標」 ....
 叫びのない窓が額装されるまでに
 まずは県民会館で
 エッチングとして公表された
 田舎者たちにかこまれ、
 曝された色彩が
 夜ごとかれらのなかで這入って
 やがて追放された

 ....
 若かりし頃を振り返れば

 目覚まし時計は必需品でした

 目覚めたことに感謝することもなく

 鍵もかけずに飛び出していました

 いつからだったでしょうか

 目覚ましの ....
シャカイ系のアニメばかり見ている
フェータルなのか?
そう問えるだけfatalではなかった
地雷で下半身が吹き飛んだ人が
そんな質問はできない


彼は純粋なイケメンだから
コミュニテ ....
あの子の声が
いかりみたいに心に刺さって
ゆらゆら
くらげみたいに流されて
泣きっ面に満月
私の脚はどこに

輝けたらと星を見上げ
心が波間に冷やされていく
悪く言ってやったわ
あ ....
今朝はメジロの歌声で起こされた
そのソプラノが心地良かった

たぶん桜の蜜を啜っているのだろう
ぼくは苦い珈琲が好きだから
きみとは仲良くできないかもしれないけれど
明日の朝も
その歌声 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
部屋は墓場へ戻す。焚火は近く終わる。- 竜門勇気自由詩5*24-4-21
コガネムシ- 本田憲嵩自由詩624-4-21
巡礼- 藤原絵理 ...自由詩424-4-20
喪心- ホカチャ ...自由詩6*24-4-20
セックス- 原田たけ ...自由詩324-4-20
蜘蛛- 本田憲嵩自由詩624-4-19
金、土、日- ◇レキ自由詩4*24-4-19
【つらつらと思うことなど】- こしごえ散文(批評 ...5*24-4-19
地下街- はるな自由詩324-4-19
誕生日- atsuchan69自由詩9*24-4-19
読点。- 田中宏輔自由詩11*24-4-19
永遠の歌- レタス自由詩8*24-4-18
桜散る中で- 積 緋露 ...自由詩2+24-4-18
神さまに救いを求める愚かさ- 秋葉竹短歌224-4-18
独り言4.18- ホカチャ ...自由詩3*24-4-18
さしこめる月光- 秋葉竹自由詩124-4-16
アンチテーゼ- 天竺葵自由詩224-4-16
ただ憶えてる、青白い夜- 秋葉竹自由詩324-4-15
語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン- 田中宏輔自由詩8*24-4-15
Alone_Again_Or- 中田満帆自由詩624-4-15
推しの子- 本田憲嵩自由詩824-4-15
悲しみみたいな、雪- 秋葉竹自由詩424-4-14
明日- レタス自由詩6*24-4-13
とんがった坂- 秋葉竹短歌224-4-13
目標- ホカチャ ...自由詩5*24-4-13
窓のある風景- 中田満帆自由詩724-4-13
春眠暁を覚える- 佐白光自由詩4*24-4-13
比喩について- 藤原絵理 ...自由詩224-4-12
巻貝のあぶく- 由木名緒 ...自由詩12*24-4-12
朝の歌- レタス自由詩11*24-4-11

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