あなたのひとつめの死を現像するための暗室でいくつもの春を指折
り数えていた(宛先のしれない指示語が濫用されてしまう街の隅に
ちいさくうずくまったまま声を発さない亡霊たち(汲みあげる手つ
きで垂れ ....
ロリコンになって五回目の冬がきて

年上の人に恋をしていたことが
俺のみが知る苦い思い出となって
七回目の冬がきて

その人の娘を直視できなくなった
五回目の冬を越えようとしている

 ....
さっき屋上にいくって
めがねのおじさんが言っていたからです

「お宅の留守に 何だか知らないが
一匹入っていきましたよ」
主人(照れて)「いや、それはもう」
妻(ほほを染めて)「ええ」
 ....
牛をひらひらき、うちうちをたて
かがかえりみへ、かかははくるゑ
むこう三げんみるみる焼けの
どうど、うどどど、どういたしまし
どうま、うまうも、もうどうしょうもな

しろいてらてら、あ ....
手にした物は
いつか 手にしていない物として 私の元を離れていく
私は防波堤の先端に立っていた
魚の形を いつも 追い求めていた


私は何をしていたのだろう
いつも人の形を遠くに  ....
 .... あるところに一人の男がいた
男は理想を見いだせない革命家であり
大義名分をもたないテロリストだった
彼にはため込んだ多くの武器があったし
破壊活動のためのノウハウもあった
それらが彼を一つの ....
はナホトカ生まれの十八歳
でどっか相当ずれている
小さい頃からずれている
多くの人とずれている
殆どみんなとずれている
仲間はずれで入れずにいる
ウラジミール・ズレリンコフ
は小学校で持 ....
特攻隊は
わが身の命を
顧みず
家族の為に死んでゆく

何を思い
死んでゆくのだろう。
恋人を妻を子供を思い
飛んでゆく

見ず知らずの人の
命を奪い
反抗する事を許されず
 ....
呼吸のように身近に
乱れた髪を解きながら
尽きることのない
このたわいもない言葉との戯れ

細い声で囁き
地上を埋め尽くすさんばかりに
尽きることのない
このたわいもない言葉との戯れ
 ....
窓の外で雪が舞っている 
窓ガラスについた雪の結晶は
やがて溶けて 
雫となって流れ落ちる 
涙のように

こんな雪の日だった 
あなたとふたり雪の中を歩いたね
吐く息も白く 
 ....
酒 灯油・ガス販売店

ヤマハ (有)ヒシヌマオートセンター

西方まさふみ 後援会事務所

矯正歯科・一般歯科 なかたに歯科医院 43・1818 ↑

居酒屋ようこ

JA新あぶ ....
停滞した健康的な単一の団地の典礼は薄弱な電子の季節に破れた通学路の出入口の散光の挙動不審者の個展みたいな暴動を細部まで追悼する。青いガリガリ君は全速力で電球に溶け明日伊藤誠を殺傷する計画を夢想する少年 .... 何の為に生まれて
何をして生きるのか

答えられないなんて
そんなのは嫌だ

今を生きることで
熱いこころ燃える

だから君は行くんだ
微笑んで

そうだ!
嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んで ....
機械仕掛けの花園に機械の番人不朽のきらめき

薬壜に蟻閉じ込めて粗製蟲皿

暗黒に白木蓮の木を伐り

ウラノスの陰茎海の泡複合生物

髪は波打ちばら色の頬駄作失敗作

大理石ア ....
誰かが信じている
僕(ら)の未来を
そっとしておいてほしいんだ
僕はいま目をあけていられなくて
あまりに僕の周りが眩しく閃光しているから
いつもじぶんの影を見つめているけれど
きみが僕 ....
たまりにたまったドロドロを
吐いたり書いたり出し続ければ
少しはすっきりするものです
だけどやっぱりドロドロは
またまた心にたまってふえて
苦しくなって苦しくなって
吐いて出さずにはいられ ....
小さな窓から
小さな部屋の小さな空へ
移りかわる日々
晴れた日は手さぐりの虚ろ
雨の日はとおい耳
風の日は過ぎていく水
暗い夜はあてどなく
ただ凍えている


小さな窓から
12 ....
白い本 開かれた。たくさんの悲劇のあった年。
白い本 開かれた。たくさんの人生が消えた年。
白い本 開かれた。たくさんの想い出が断ち切られた年。


 その本は神田神保町の文芸評論専門の古書 ....
厨房で話す下世話なエロ話カップヌードにお〜いローション
セブンティーン高くて買えない十七歳そんなおまえも嫌いじゃないぜ
つめたい空気を吸い込んだ
早朝の僕を見つけてくれてありがとう
昨日は月の光を追いかけて
ハルモニアの響く場所をを目指して歩いたの
(きのう月の年齢を数え始めた)
つめたくて尖がっていた僕 ....
この問いは答えでできている、この答えは問いになっている。あらゆる嘘は事実の隣にしか存在することができない。わたしは何かを探そうとしている、ただしいものを探そうとしている。傾いた夜、かわいた秒針 .... 0.序論

 詩は言葉の信用性を失墜させていないだろうか。詩は、一方で、表現主体の内面を最も率直に表現する媒体として使用され、もう一方で、読者にとって美しくなければならないという要求のために真実を ....
酒乱のゼブラは
いつも酩酊で店に来た
五十五歳
痩身で長身、顔は土気色
ギトギトの黒髪と銀ぶち眼鏡
三白眼が据わっている

「やらせなさい」
「無礼者、下がれ!」
初めて怒鳴られた時 ....
いつものように仕事をしていた
アパートの郵便受けに貼られた
よくある 空室 の文字をなぜか
一瞬  そら室 と読んでしまうと
ドアの向こう せまい間取りの境界が
ぼんやりしてきて 真っ青な空 ....
夜が蓋をあけて覗き込む
よく 寝ているよ

運んでいるのは
ぱりぱりと笑う
ロウに遊ぶ 火
綿入れの中 冷たい手
雪のかまくら 水化粧

あしあとに あしかさねる
のののん しんし ....
葉緑素のような若々しさが抜け落ち

いのちはその住所に透明になるのだった


いのちはくれないだった

たしかに若さは欲望だ

いのちはきいろだった

傍若無人の欲望だった

いのちはちゃいろだった
 ....
嫌なものはイヤ!
そんな思いと折り合う

でも、おとなの分別とかじゃない
ひとが生きるって
爪先から血が滲むほど世間ってやつにしがみついて

それで何とかまっとうできる

違うかな
 ....
爪は残る

ひとはいない



しめった沈黙をやぶるとき
いつも声が漏れている
いつも雨が降っている

河になる 河になるA



(ひとのこえきこゆれど)

(さむざ ....
 詩とは何だろうか?詩の意義とは何だろうか?その意味とは?・・・・こんな朝日新聞の三面辺りに載っていそうな議題を打ち出してきたのは、この問いに答えるためではない。この問いを破壊するためである。詩人は、 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
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頭痛- 根岸 薫自由詩4*11-12-9
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まぼろし- 番田 自由詩511-12-9
たった一杯の生玉子入りの熱い豚汁の為に人は人を殺せる- TAT自由詩2*11-12-8
あるところに- ただのみ ...自由詩11*11-12-8
ウラジミール・ズレリンコフ- salco自由詩7*11-12-8
特別攻撃隊- ペポパン ...自由詩4*11-12-8
詩作- あやとり自由詩5*11-12-8
【_雪の日_】- 泡沫恋歌自由詩12*11-12-8
看板- 葉leaf自由詩4*11-12-8
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せいきのみかた- 只野亜峰短歌111-12-6
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3:00AM- はるな散文(批評 ...311-12-6
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