人格破綻者達との出会いで、随分、精神を傷つけられた。
 看護師から嫌がらせを受けた時も、Kちゃんと顔を合わせる度に、屈辱的な気分を味あわされた時も、なんで自分がこんな目に合わなくてはならないのか、 ....
巨人になって
谷を飛び越すことがある
足裏に地上の凸凹を感じながら
足首に絡む電線や
田んぼのぬかるみを楽しんだり
街を念入りに踏み潰す
そんな時、人は
わずかな寒気を感じて振り返り
 ....
琥珀色のぬらりとした
リボンのようなハエトリ紙を
白い壁の間借りした部屋に垂らす

夕焼けに光るそれはまるで
蜜をたらふく蓄えた大樹のようにみえて、

懐かしい実家の情景を誘って ....
 言いたいこと言おう

 思ってること口に出そう

 行きたい所に行こう

 投げだしたい事投げ出そう

 ポケット閉じよう

 カバン捨てよう 詰め込まないように

 詰 ....
みずからを救う詩しか求めていない。けれどもそんなもの無いのは知っている。それでも求め続けないと息ができない。だから詩を書くことをしている。詩を書くことは、今の自分にとっては喘ぎ喘ぎする息継ぎみたいな .... よく男心を掴むには

胃袋を掴めと言うでしょう

でもね胃袋を掴む為には

まず頭が良くないとダメなんだよ

美味しい料理を作ろうとするなら

頭が良くて、感覚が鋭くて、

精 ....
腕に舌先をあてると塩辛くて嬉しくなる。
こんな僕も夏の一員なのだと嬉しくなる。
青空と明るい花がある日曜逢いたい人に逢えずに悩む

歌唄い身体のゴミを外に出す独りカラオケストレスはない

花々が咲き乱れる植物園花に染まったような気分

さよならと聞けば冷たい風が吹く「 ....
行方不明というか

一週間弱みつからなくてさ

毎日、近所集まって

お経読んでる

見つかるように

そんとき、絶対泣かないときめてん

まだ、意味もわかってないくせに、て
 ....
 
          掌編

両親たちがまた罵り合っている 
このふたりはもう向き合う事がないのに 
まだ一緒にいる 
おそらくどちらか先に死ぬまで罵り合うのだろう 
肉親が優しかった ....
夏に買った
金魚鉢は
金魚を飼うための
金魚鉢なのに、

いまではもう
青空を飼ってしまっている。

いつか知らないうちに
金魚が青空に
溶けてしまったという、
嘘みたいな嘘 ....
挨拶から始まる朝は来ない
顔を見たなら悉く突き合うまで
さして時間はかからない

めんどり二羽の朝の風景
イラつく調理場
割れる玉子
割れない石頭

言い返さない方が利口
聞き流せ ....
{引用=むかしばなし}
幾千幾万の囁きで雨は静かに耳を溺れさせる
まろび出た夢想に白い指 {ルビ解=ほど}く否かためらって
灰にならない螢の恋は錘に捲かれて拷問されて
透かして飲んだ鈴の音も夜 ....
Pcを持ってないんだ

Pc 持ってないからスマホで書き込んでいる

Pc 持ってないから当然pC 使えないんだ

家族は言ってる
お爺ちゃんなんだから、pC なんていらないでしよ
た ....
夏になると
海開きの声を聞くと
直ぐにでも海に行きたくなる

海水浴場の賑わいが好き
自然体で居られる場所

海開きを喜び
毎日のように海に行き
はしゃいでいた子供時代

大人に ....
夕暮れの表層に漂う

たましい

どんな形容詞だろう

それは乗りものとか

愛とか

旅人なんかの様子をあらわすのかな

たましい林檎

いけないと知ったはずなの ....
 
{ルビEmma=エマ} . .

{ルビ音=オト} {ルビその=ソノ}{ルビ無言=dumb}

{ルビ亞寒=アカン} {ルビon=オン} {ルビ居閒學=イマガク}

{ルビ御御=オ ....
白いカーテンの揺れる部屋は
少し黴臭く、湿っぽい
レンタルベットの軋む音の中に
心臓だけになった母親は 小さく呼吸を繰り返していた

はじめて母親の大きな身体が剥がれたのは 小五の夏休みだっ ....
教室で黒板を見つめていた
隣の席のワタナベくんは遅刻をしてきて
コンビニ袋からおもむろに
焼きそばパンを取り出して食べはじめた
イスを傾けて教室の後ろの壁につけてもたれていた
倫理の担当は臨 ....
掃かれていく埃にも誇りがあった

梅のような苺のような色の飴

雨粒の振りして降ってるちいさな星

幻のように優しい声だった
 
          雑文 

 傘と云うものに偏愛がある。
 わたしも大昔、滑り台の上から傘を広げ飛び降りた子供だった。
 ロートレアモン、北園克衛、アレハンドロ・ホドロフスキー、彼らの ....
海沿いを歩き潮風心地良い子供はいない今も独身

昨日から降ったり止んだり繰り返す傘手放せず荷物が増える

世の中の良い所ばかり見つけたい悪い所ばかり強調される

山ばかり映されている写真集 ....
{引用=どうぞお先に}
誰も持って生まれてこなかった
それはなにかを表す記号
中は虚空で面は鏡張り
金より重くて空気よりも軽い

地球で一番重いものは何かと問われ
ある子供は「それは地球 ....
ああ 貴方に焦がれておりました
人の世に刻まれた 汚辱の烙印を
受けて尚輝かれる 神に愛された御方
貴方への愛は {ルビ神の反逆者=ヤ・サーターン}への賛美と
多くの人は貴方を呪った
おお  ....
豪雨に傘を差していた
だけどある日Jesusがやって来て…
あぁなんてことだ…この傲慢な傘を取り上げて捨てたんだ

神の偉大な愛情の豪雨だった!
無防備に愛されるべきだった
これからは不用 ....
八〇一本の 薔薇が咲き
桃色の白百合 花開く
季節はなく 花を愛でる 心一つで
その楽園は {ルビ客人=まろうど}を招く
苗木は優しく 土の布団に寝かされ
愛らしい花芽を 待っている
純潔 ....
{引用=
 毎晩、おなじ夢をみていた。 

 わたしは、丘の上にいる。神さまといる。丘のふもとは男たちで埋め尽されている。男たちは、肉に飢えている。わたしの肉を、欲している。わたしはかれらを ....
熱風吹く光の午後、
女の子が木に登って
何かを夢中で取っている

何を取っているの?

思わず私がそう問い掛けると
女の子は秘密を見られた顔をして
突然姿を消してしまう

木の下に ....
セミの声がした
幻聴
まだ早いよね
雨も上がらないのに
君は来ないのに
玄関のチャイムが鳴った気がした
幻聴
駆けだそうとする足を
叱咤する心臓
まだ許してないと動く唇と
触れたく ....
空に生えた逆さの地から
何かが幽かに降りつづく
鉄の網目を埋める鳥
花の名を鳴く 花の名を鳴く


暗がりの奥を転がる音
崖から指まで 静けさに紛れ
時おり色になり ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7616)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人格破綻者Ⅱ_- ジム・プ ...散文(批評 ...1*20-7-8
巨人- 春日線香自由詩620-7-6
ハエトリ紙- ゆるこ自由詩11*20-7-4
覆面- 佐白光自由詩1*20-7-4
詩を書く理由- 道草次郎散文(批評 ...1*20-7-2
H氏の助言- ジム・プ ...自由詩1*20-7-1
一員- クーヘン自由詩3*20-6-30
ニュアンス- 夏川ゆう短歌220-6-30
おとうさん- wc自由詩620-6-29
二階の兄- 墨晶散文(批評 ...1*20-6-29
金魚の音- 秋葉竹自由詩1220-6-28
めんどり- 為平 澪自由詩520-6-27
頭の上にかもめが落ちて来る- ただのみ ...自由詩8*20-6-27
俺様と神様- こたきひ ...自由詩120-6-27
海水浴場の賑わい- 夏川ゆう自由詩120-6-27
たましいひと- 自由詩4*20-6-27
Зеркало- 墨晶自由詩1*20-6-25
母親の変態についての手記- ゆるこ自由詩12*20-6-25
隣のワタナベくんと焼きそばパン- かんな自由詩720-6-24
わからなかった- 水宮うみ川柳2*20-6-24
雨傘_-Parapluie-- 墨晶散文(批評 ...3*20-6-23
写真集- 夏川ゆう短歌420-6-23
一晩中娘道成寺を見ていた- ただのみ ...自由詩2*20-6-20
エゴ・エリスⅡ_なんと美しい事よ_貴方の目は鳩のようだ- PAULA0125自由詩2*20-6-19
塩は不朽- 幽霊自由詩120-6-18
エゴ・エリスⅡ_私の愛する方は、_自分の庭、香料の花壇へ_下 ...- PAULA0125自由詩1*20-6-18
海鳴り- 羽衣なつ ...自由詩12*20-6-18
木の実(改訂)- ひだかた ...自由詩720-6-17
幻聴- 卯月とわ ...自由詩320-6-17
棄園約定- 木立 悟自由詩320-6-17

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