不動産屋の女の子が
物件案内しているところを刺されて
現金と車を盗まれたって
事件があったけどさ

逮捕された犯人の男が
取り調べで
「コロナで職を失ったから」とか
言ってるんだってよ ....
三日目のマスクから
漏れ出た鋭いため息が
乗客の肌を斬りつけている

新型コロナウイルスが
蔓延する都市で
朝の電車に揺られながら

何重にも押し黙る
心の声まで封鎖するように
… ....
/ 5 h g P a 5 a y + L j 0 t

w 0 p a j 0 Q 8 ! Q G 8 u ! p | 0 Y w , !

Ô P H P Y

p a 5 ! ^ a ....
水晶の心臓をもつ
あのこの
心音は星雲できらきらと鳴っている。

せせらぎを さかのぼる果実は咲いて芽になり
(一瞬)
しんとひとみは黒く澄む。

雨の鏡
(一瞬の
今)
雨のひ ....
地面に落ちた花びらは
新しい春のための衣替え
ピンクの絨毯を
踏まないように歩けば
また会えると思うから
人はさよならに少し手を降る
俯いてばかりじゃいられない
季節に買ったばかりの洋服 ....
僕は川辺で
砂を踏みながら歩いた 心は
日が暮れることで 遠ざかる
歩いていく 深まる夜を


コウモリが空を飛んでいた そして
街は 夜の中
でも 僕は 明日を思う
朝はいつも窓に ....
またたきを
拾いあげては
また、
ひかりの鳴く方へ
皮膚がやわいままの
いきものが
のくのくと陸へ
あがる

裸足の、うらを
ざりざりと
砂がけずってゆく
こまかな細胞が
分 ....
砕ける言葉
落ちる言葉
水踏む言葉
青 青


一度かぎりの拳
海を叩き
波を創り
島の背を見る


子の群れが
原を越える
草の失い 円い地に ....
大勢の見知らぬ人々の中にいた
右も左も定かではない
私と同期することのない人々の中で
求めるものを待ちつづけていた

この見知らぬ運命たちの巣窟に
誰一人として私の運命に関わってこない場所 ....
悪ガキども、武器を手に取れ、思考の虐殺を開始しよう、俺たちは衝動に従う、自分を突き動かすものを信じる、思考は時により、心を縛り付ける鎖になる、そんなものはもう捨てちまおう、俺たちは思考を乗り越えた .... 何か切りたいものはあるのかい
何か磨きたいものはあるのかい
こんな言葉じゃ通用はしない
夜の三日月が真面目だから
荒れ果てた芸術家のように
手首を切り落として忘れなさい
ナイフは平凡な朝の ....
毛羽立つ絵筆の雑木林を越えて
厚い雲が寄せて来る
足元に暗い犬を従えて
息のしかたを忘れた大気
鳥たちは問う
振り返り母の顔を仰ぐ幼子のように

時の切れ端に速写した
景色に映り込む影 ....
空間に
手を差し出し
ゆっくりと
上下左右にかき混ぜる 
けれども
存在する
はずのグラスは
見つからない
空間は
次第に重く澱んでいき
だらんと開いた手のひらに
粘りつくように ....
天井を避けるように
空へと向かっていく
いつもは言えなかった言葉が
しゃぼん玉の中にたくさんあって
もしも割れたら秘密じゃなくなる
人の涙は美しく見えるから
綺麗なものほど壊れやすくて
 ....
ポケットの中で小銭を弄ぶ癖をやめたのは微かに耳に届く金属音が命を削っている気がしたからで、それについては正しいとも間違いとも考えてはいない、ひとつひとつのポケットはずいぶんと軽くなった、小銭をあま .... ソーダー村の



ソーダー村長は



ソーダーを飲んで


 ....
あなたは声を雲にあげ、多くの水にあなたをおおわせることができるか。
――ヨブ記38章34節

【2019年12月】

2019年12月8日 - 中国の湖北省武漢市の保健機関により原因不明の肺 ....
心に内在するもの
得体の知れぬもの
そこはかとなく薫る
詩情の様なものを
感情と気分と感覚を通し
濾過抽出した言葉で
文字に変換して現す
斜めから覗いたり
歪めては伸ばし
また縮める ....
四角いガラス面をするすると撫でますと
指先は青く黄色く染まり
眼球は吸い込まれ
奇妙に近く感じます。
錯覚でしょうか。
いつもすぐそこにいる気がするのです。
だってあなたの朝ごはんも晩ごは ....
[銀波]

あおじろいいのちが
誰かの胸にともる頃
あなたの耳のなかに
夕暮が入りこみ耳の
中で星たちはしみわ
たる水の音を聞き入
りながら瞬き始める




[tears] ....
ある日
雨が降りはじめた
それは400日やまない雨
すべてをリセットする雨だ

しかし
世界の富の大部分を独占する
大富豪や権力者たちは
事前にその情報を得ていた
途方もない金額で神 ....
人権を守るべきか

人命を守るべきか

否 否 否

2020年の春も終わった

やはり独我論に至らなければならない

国家にころされてはならない

水たまりに気を ....
瞼のおくに
鼓動がやどって
かなわなかった祈りも
血肉となって
いつか
癒える日を
ゆるさないでいる

それぞれの
さいはてに立って
白い旗をふる
くさはらのそこここは
まあた ....
 
 
カメラが無くなってから
鞄が手放せなくなった
窓を開けると
春の風とともに入ってくる
都市の景色
潮風のように笑うけれど
指紋はすべて失効してしまった
鞄の中を探れば手に触れ ....
仲の良い妖精が二人
満月に内緒で種を育て
星が煌めく下で恋を囁やき
二人で一つの花を咲かせる

仲の良い妖精二人に
嫉妬したミツバチが
全部の花に意地悪をして
花びらの一枚に足跡を残す ....
どこかの駅で誰かとすれ違うためだけに生まれてきた
やあ、と言葉を交わし合うこともなく
親密な他人と認め合うような
静かな笑みを交わし合うこともなく
その目に
特有の孤独を共有することもな ....
お花畑では笑って

荒野では震えた

砂漠では飢えて

マチでは弾かれた

草原では寝転んで

森では怯えた

変わらないのは半球体

飛べないのだからと笑えば

鳥が ....
いいか、保証しないなら
店を開け続けるからな!
分かってんのか!
冗談で言ってんじゃねえぞ、てめえ!
「そんなことをして犠牲者が出たらどうする」だあ?
そんなこと
俺の知ったことか!
こ ....
今夜は雨もしとしと降っていて
もうずいぶん遅いから
誰も訪ねてはこないだろう
だから玄関に鍵をかけて
雨や風が外の空気を伝えてこないように
窓もしっかりと閉めて
ひとりで
瞑想するように ....
{引用=息よ}
ゆらゆらと光を含み

ゆるやかに 雪は 雪であることをやめ

それでも水は見え ふれると滲み うすく纏わり

やがて消える 目覚めの夢のよう ふれても気づけないまま

 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コロナのせいで- 花形新次自由詩220-4-28
汚れた怒り- jin自由詩120-4-28
Die_Humoreske- 墨晶自由詩1*20-4-28
一瞬- こしごえ自由詩4*20-4-27
来春- ミナト ...自由詩2*20-4-27
日曜日の夜に- 番田 自由詩120-4-27
ひかりの鳴声- むぎのよ ...自由詩5*20-4-26
青_青- 木立 悟自由詩420-4-26
求めるものは- 岡部淳太 ...自由詩220-4-26
ボロボロに転がれ詩人症の骸- ホロウ・ ...自由詩2*20-4-26
ナイフ- ミナト ...自由詩1*20-4-26
痺れながら- ただのみ ...自由詩4*20-4-25
空と盲目- ひだかた ...自由詩920-4-25
シェルター- ミナト ...自由詩220-4-25
金属のリズムに違和感があるのはあたりまえ- ホロウ・ ...自由詩2*20-4-23
ソーダ村のソーダ村長- TAT自由詩2*20-4-23
クラウド_①- atsuchan69自由詩4*20-4-23
Y氏の手引き- あおいみ ...自由詩3*20-4-23
露を受ける- 凍湖自由詩520-4-23
ぼろぼろのつばさ_4'- 青色銀河 ...自由詩4+*20-4-21
方舟ふたたび- もとこ自由詩4*20-4-21
ケムール人はこう言った- ナンモナ ...自由詩6*20-4-17
くらげの骨- むぎのよ ...自由詩10*20-4-16
その海から(あとがき)- たもつ自由詩620-4-15
アルストロメリアの妖精- 丘白月自由詩120-4-14
どこかの駅で誰かとすれ違うためだけに生まれてきた- ホロウ・ ...自由詩3*20-4-14
あれ、俺孤独じゃね- かば自由詩120-4-12
脅迫- 花形新次自由詩120-4-12
訪問- 岡部淳太 ...自由詩1120-4-12
壊疽した旅行者_四- ただのみ ...自由詩2*20-4-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253