今日は一日平穏に終わったと
一日に句点は打てたと
なにかに感謝する自分がいる

今日はちょっと辛いことがあったと
でも一日に句点は打てたと
なにかに礼をする自分がいる

今日はタイトな ....
夜をまとい ひとつ
また ひとつ
陽を仰いでは
あなたの声を 響かせる

厳かに切り離されていく 大きなかげろう
ゆらりと揺れては 温もりを浮かべて

 覚えていますか
 先の夏には ....
・2/4 12:27
つかみかけの砂糖をばらまいて、歌う鳥たちに捧ぐ、辺りに散らばった雪化粧、ならぬ砂糖化粧と呼ぶべきものが、起こる、クリステヴァ、読んだことはないけど、きっと君は知っているはずだ、 ....
ひろしの不満はもはや不満の領域を超えていた
さとしと言う部長の態度が傲慢すぎるのだ
「部長!」
「なんだ、おや?ひろし君、きみが私に何のようがあると言うんだね?」
「私は思うのです…あなた如き ....
新しい文明についていけない、老い、ヤラレル、という人々をターゲットに 
マネーゲームは 果てしない

今日も 宅配便の中年が 老婦人が出した百円玉が一枚足りないと
トロクサイ手つきを笑い ....
吹き渡るのは九月の
上風を食む草いきれの歌
輝きのなかの
沈黙よりもお喋りな
聞き流し
自転車は立ち止まり
カレーパンを頬張り
文庫本を繰って
雨上がりにはきっと
昨日よりも青く
午後をもっと愛 ....
昔の友人の、志の高さを知る。
安い言葉を並べるだけでなくて、努力もしているのだと知る。

私の手元に残るのは、つまらないと言いながら、
安定した生活だけを狙って取り組んできた自分。

私は ....
名月や肩に乗りたる兄の声 .
   【8】 沈黙のエクリチュール


   下書稿(三)手入れ(3) 〔A〕+〔B〕

    なだれ    (了)

 塵のごと小鳥啼きすぎ
 ほこ杉の峡の奥より
 あやし ....
.
   【7】 災害と隠蔽


   下書稿(三)手入れ(2) 〔A〕+〔B〕

    なだれ

 若き母織りし麻もて
 身ぬちみな紺によそほひ
 藁沓に雪軋らしめ
 笛吹き ....
.
   【6】 笛吹き少年の伝説


   下書稿(一)手入れ(2)〔A〕

 若き母や織りけん麻もて
 全身紺によそほひ
 藁沓に雪軋らしめ
 町に出で行く少年あり

 青き ....
網膜を行き過ぎる詩語硬直の行列
心は、始めから無い表情を隠し
意味は美を名目に犬となって瞑目する
      ――沈黙するロバの耳


灰色にずっと燃えている虫はかすかに
茜色の玉を胸に ....
 
過去は逆立ちしたってかわんねー

でも、未来はどうだ?

今しだいじゃねーのか



 
黒い視線がデッサンを始める

 その前に

匂やか印象だけを舌先に灯し

  駆け引き

{ルビ張子=はりこ}のロマンス欲情田舎芝居

   止まずに

降り続く冷たい天使の死 ....
死んでいる系のぼくらは
テレビを見ない
酒を飲まない
声を出さない
夏なのに
長袖のジャンパーを着ている
手にはいつも、
iPhoneを持って。
スライドする指だけ ....
.
   【4】 白金環と白金黒


   雪 峡{注=下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。}

 {ルビ塵=ちり}のごと小鳥なきすぎ
 ほこ杉の{ルビ峡=かひ}の奥より
  ....
遠近法が麻痺した囚われの眼(まなこ)を
墜ちるのを怖れた誤読の盲人たちが崇める
しんなりとした粘性の絨毯は織り上げる程
未来を消し去り 響きを失った時空に
拡がっている 奇妙な、奇妙な諧調
 ....
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い .
   【3】 あやしくも鳴るやみ神楽


   雪 峡{注=下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。}

 {ルビ塵=ちり}のごと小鳥なきすぎ
 ほこ杉の{ルビ峡=かひ}の奥よ ....
木漏れ日から、ふと宇宙を直観するような時がある。
それとよく似た体験を、―― 作者としてコメントを受けたとき
作品を見直しながら、ふと―― していることがある。
そんな時は、たいてい、その作品と ....
人の心はうつろいやすく
今年話題のあの人この人
豪雨と共に消えてしまった

首刈りの人はいますか
号泣の人はいますか
STAPの人はいますか
佐村河内と
あっち向いてホイはいますか
 ....
中年親父の妙に出っ張った腹が
満員電車で背中に当たると
夏は特にワイシャツに染みた汗が
ネチョっとして吐き気がする
女性専用車両もいいけど
デブ専用車両を設けて
奴ら全員閉じ込めて
窓と ....
払暁(ふつぎょう)の鐘が鳴る
波紋のように広がって
目覚めよと言う
秋虫の声に蝉の声
空を劈(つんざ)く鷺(さぎ)の一声
ゴミを集めた汚車(おしゃ)の呻き

朝やけが町を埋める
遠く東 ....
あるいは、私は人里から山を一つ越えたところにある渓流の脇を何も考えずに歩いていた。落葉樹が思い思いに枝を伸ばし、太陽は私の上に斑点を作っていた。渓流が川底の段差に応じて流れ落ちる音のほかに .... .
結論から言いますと、現在までのところ、

「羅須地人協会」と満蒙開拓移民団との直接の繋がりを推測させるような資料は見出されておらず、
両者のあいだには繋がりは存在しなかったと思われます。
 ....
離婚したやつがくるから同窓会へ行く    【1】 文語詩から口語詩へ、ふたたび文語詩へ


さいきん、宮沢賢治の文語詩が、再評価されています。

文語書きの賢治詩といえば、例の「雨ニモマケズ」があまりにも有名ですが、こ ....
梅干しを
完熟した実を
塩に
およそふた月
ざるにあげて
日に晒す
塩分が凝結し
表面がきらきらら
結晶とはこれだね
豊満な実は
今やシワがより
熟していた面影は無い
けれどそ ....
わたしは、生まれた時 自分が実体であることに驚いた

おそらく 死ぬ時は 自分が幻であったことを知るだろう
3丁目のタバコ屋さんの角を曲がった
ラーメン屋の入り口で
刃物を持ったヘンドリックが泣いていた
しかもガラスの自動扉に挟まって
動けないでいたのだ

とっぷりと太ったお腹がギュッと ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いったい、いつからだろう- HAL自由詩12*14-9-9
かげろう- 自由詩5*14-9-9
- kaz.自由詩4*14-9-9
ちょっと息抜き物語。。- 陽向散文(批評 ...2*14-9-9
おいやられる。- 為平 澪自由詩9*14-9-9
雲ゆく人よ- 天地無用携帯写真+ ...6*14-9-9
私は言い訳ばかりで、今まで何もしてこなかった- 群青ジャ ...自由詩1*14-9-9
名月や肩に乗りたる兄の声- 北大路京 ...俳句214-9-8
笛吹き少年の行くえ(8)- Giton散文(批評 ...2*14-9-8
笛吹き少年の行くえ(7)- Giton散文(批評 ...1*14-9-8
笛吹き少年の行くえ(6)- Giton散文(批評 ...1*14-9-8
_詩骸のソネット- ハァモニ ...自由詩4*14-9-7
未来- 殿上 童自由詩20*14-9-7
たばこを吹かす女- ただのみ ...自由詩19*14-9-7
『iPhone』- あおい満 ...自由詩914-9-7
笛吹き少年の行くえ(4)- Giton散文(批評 ...1*14-9-7
Gの上空- ハァモニ ...自由詩3*14-9-7
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い- 北大路京 ...短歌1414-9-6
笛吹き少年の行くえ(3)- Giton散文(批評 ...3*14-9-6
続・きみの言語- ハァモニ ...自由詩4*14-9-6
うつろい- 花形新次自由詩314-9-6
江戸っ子メグ「腹スメント」- 花形新次自由詩114-9-6
椿象(かめむし)の朝- michi自由詩7*14-9-6
- 葉leaf自由詩614-9-6
「羅須地人協会」と満州開拓団との繋がりについて(ノート)- Giton散文(批評 ...2*14-9-6
離婚したやつがくるから同窓会へ行く- 北大路京 ...自由詩614-9-5
笛吹き少年の行くえ(1)- Giton散文(批評 ...3*14-9-5
今年も- ドクダミ ...自由詩514-9-5
始まりと終わり- ハァモニ ...自由詩3*14-9-5
クマのヘンドリック、ラーメン屋さんでアルバイトをするの巻!- オダ カ ...自由詩214-9-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253