りすはおばかだ。どんぐりをどこへ隠したか忘れる。

ばあさんもおばかだ。鼻紙をいろんなところに隠して忘れる。

エコを心配して、ばあさんを叱ってはいけない。ばあさんには、ポケットの中、パンツの中、枕 ....
あたまかくして
ゆびかくさず
東京はいつまで京で居るのやら



半分に切ったら神が増えていた



朝知らぬ脳が尻尾を撫でている



叫ぶとき叫びの肉芯こすりゆく



 ....
あまりのさむさに

すいみんのみまで凍った。

ので、みみとめが凍った。

つまり、Cupパンダみたいになってみても、やさしいこどものともも動かない。

とうぜん、わたしはとまったまま。

いくら、 ....
じわじわと
あたし

侵蝕されてゆく

言霊にはまった
もうひとりの
あたしに

いいかげんで
みだらで
じこちゅうしんな
・・・

あ・た・し

侵蝕しつくされた
 ....
 「返事」


太陽に声をかけても
一向に返事は返ってこない
取り巻きの雲が
覆い隠して
自問自答の老木が揺れる


 「返事」

孤独な問いに
枝にぶら下が ....
排気ダクトから零れる風が
冬のうたを口ずさんでいる気がする
カラのジンのボトルみたいな太陽
アクロバティックな性格のクラウド
川の流れはゆっくりで
救急車は先を急いでいる
 ....
 アヴァンギャルドは、初めは理論や作品といった文物として
輸入されましたが、それを深化させることは、政治的実践に踏
み込んでゆくことを意味していました。
 詩誌「荒地」の成功は、このアヴァンギャ ....
 鮎川信夫と荒地についての、ごく断片的な、呟きのような小文を
続けましょう。
 敗戦によって都市は焦土と化し、全てがゼロに帰したかのよう
に、鮎川の目には映っていたに違いありません。では、詩にお ....
とりとめあるとりが木にとまる。

とりとめないとりはとまらない。

とりとめまいきょにいとまなし。

いとまきにさされてねむりひめ。

いとま泣く王子のなみだでとりとめひめ。
眼鏡をはずした その人は
鋭い瞳をしていた

はっ
一瞬息をのんだ

心臓がバクバクする

今まで見たことのない
ヒカリを放っていた

話していた 
その人とは違う
別人を見 ....
カシオペアってどれだろう
懐かしい北斗七星は何処だろう
オリオンの一角も捉え得ぬ眼球は
地面に転がって冷えている
でも、宇宙はもっと寒いんだよ

?昭和の音?という玩具がある
夕景のフィ ....
日々の感情の起伏を
記す


文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代


一瞬で  ....
ふっと
水気を含んだ本の両脇
不穏がととのい
遡上がはじまる

奥の詩から女がたちのぼる
ひるがえり
紙面にむんずと顔を押しつけ
ことばのインクの溜め池は
頭頂に浮かぶ
巌流島から ....
旅の荷を置き
コートを脱ぐ

ジョン・レノンのフォト
ゲルニカのポスターが

あたしを迎えてくれた
  あっ・・・

トクンと胸が鳴る

それだけで
緊張がほぐれた

あた ....
 萩原朔太郎、西脇順三郎の次に来るのは、わたしにとって、
鮎川信夫になります。
 実はこの間に、詩史的には、プロレタリア/モダニズムの
時代が存在しているのだが、隆盛を極めたこの時代の詩人た
 ....
俺がどんな言葉で話をするか君に判ってもらえるだろうか
俺の大脳皮質からウミガメの卵のようにぽろぽろとこぼれてくるものの形状が
君の感覚野にまで届くことがあるだろうか
凍えるカーテンの向こ ....
ひなびた温泉地の
居酒屋で
地酒の熱燗を呑む

まわりは
方言を使う
地元のお客ばかりだ

あさりの酒蒸し
厚揚げ豆腐を
肴に
2合の徳利を
猪口に注ぐ

木作りの梁
温 ....
きょうの
わたしの
脳層
 しわくちゃなので静かな紙面に舟を浮かべると
 宙の上で均衡がとれるように
 その点において
 静置する

 対になるその
 たゆたう舟の影も
 水底でしわをつくって静置する ....
あるひのいっしゅん

みどりにひかる

わたしの元素
 萩原朔太郎といえば、条件反射的に、西脇順三郎の名前が連想されるのは、
この二人の活動が時期的に近く重なり合っていて、多くの全集本では、一
冊に纏められているためがあるでしょう。朔太郎の次に私が愛 ....
僕は正装してそこへ向かい
ドアの前に立ったのだけど
鍵穴から嘘が見えたので
そのまま部屋を通り過ぎ
隣の部屋で服を脱いで
行きずりの女と一晩過ごし
手紙も一切残さずに
あなたのもとを去っ ....
記憶と思考の距離はとても近く

まるで月と太陽のように惹かれあい

影響を与えている

重力のように

忘れたい記憶は忘れられるのかな?

一つを忘れるたびに 忘れようとするたびに ....
あなというあな
ささやきあいつながらない
他という他
なかというなか
すくいあえないたよりなく
よくというよくがうようようやく
なかよくなく。
{引用=



 満月の夜には
 外にでてはいけないと老婆はいう
 ふらふらと外にでて
 川を遡上
 青い山に囲まれた
 いちばん星空に近いその湖に行ってはいけないと

 ゆらめ ....
二十数年ぶりに見た
人の骨は

白く
しっかりとしていた

ついさっきまで
人として
形をなしていたものが

手術台の半分くらいの
てらてらした 
金属板の上にある

寿命 ....
たんねんに こさえた ゆきうさぎ

あなたが ふりむいてくださらないから

きょうも 赤い目の ゆきうさぎ
い 色恋は風の道
ろ ロケットは落とすもの
は 恥知らず有頂天
に 妊婦忍耐 産んでも忍耐
ほ 星の数よりヘボ詩人
へ へカテ元アフロディテ
と トイレはシステムの始まり
ち 痴漢の ....
もろくずれるようで
なみだもろくなく
ただようばかおも
しろくもろくやわらかくひかるしろへ





(2011・1・2mixi)
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