この浪漫こそ成り行き任せ
掌中の珠に何を魅せるのか
いま氷雨が顔を覗いている

それを言葉に描くにはまだなにか足りない気がしていた
ときのとまった楽園が、侵蝕を忘れているのをさらう
小さく ....
朝に桜並木を通るたび
垂れ下がる何本かの枝に
無数育つ花芽を観る

今朝に花芽はもう目一杯、
膨らみ茶黄色に揺れながら
花開くその時に備えている

沈黙のうちに生成し
盛り上がる命の ....
○「あきらめないで」
じいちゃんばあちゃん
生きることをあきらめないで
もう死にたいなんて
いわないで
人生百年時代
医学もどんどん発達しているから
じいちゃんばあちゃん
生きることを ....
 つぶれそうだった。押しつぶされそうだった。というより、とっくに潰れていた。ストレスに、悪意に、とらえどころのない未来の漠然とした不安に、狭い教室の中に押し込められて同じ空気を吸ったり吐いたりし続けて ....  桜ってどうしてこんなに綺麗

 そこには桜の努力がみえるかな

 花といえば緑の葉っぱの中で咲くのが当たり前

 桜って真夏に葉っぱだけをふりみだし

 栄養貯金してるもの

 ....
何処に行こうが何をしようが
自分に出来る以外のことは出来はしない
落ち窪んだ目をかっ開いて
その瞬間の最善の選択を

日曜日、朝六時
路地裏でカサカサになった
雀の死骸を見下ろしてい ....
『 いつかの雨で濡れたレンズを拭き取って
  ある草藪の晴れた日に翳してみました
  けれどやはりうつくしい櫻も霞んでいきました

  あかあおきいろの紙風船は破けたままに
  背表紙さえも ....
瀉血に対する憧れは
その響きと
書くには難しそうな漢字と
血の生臭い鮮やかさが
感じられるからであろうか

一昔前の浪漫さえも感じられ
心のもっと奥の方から
じわじわと地味に沸き立つよ ....
まばゆい時間の 小刻みにゆれる青さ
珊瑚礁を覗かせて萌える 艶やかな森の木々
哀しみも知らず どこまでも陽気にうかぶ島々
歓びにあふれる光
しろい砂浜と椰子の木と影
涼しげな風、
美しい女 ....
○「悪い夢」
仕事をやめてから十年もたつのに
今だに仕事で苦労している夢をみる
一番みるのは
文書などの提出に追われている夢である
現役中はそうとうなストレスにさらされていた
と改めて思う ....
窪みや 暇イトマは 軽率に
、郷愁をはらみ
ワンピースをとおして 
レール上をとびまわる

恵みの雨 
暗夜の光と
もてはやすように

わがままざかりのキミに似ている
なにか知った ....
我思う故に我あり に続いて疑問としてきたのが

西洋人の持つという「 原罪 」という意識である。

日本人の場合は、自らが生きていることに罪の意識など無い。

ただ、ある人の境遇を ....
○「終活」
年寄りに明日はない
今日やれることをやるだけだ

○「メッキ」
どんなことでも
あたりまえになると
色褪せてしまう

○「人間」
人間のすごさは
適応力と生きる意欲だ ....
●マドル●マドラー●マドラスト●子供たちは●頭をマドラーのようにぐるぐる回している●マドラーは●肩の上でぐるぐる回っている●ぐちゃぐちゃと●血と肉と骨をこねくりまわしている●そうして●子供たちは●真っ .... すべてのものが露わになる前の世界
夜明け前の朝は、そうした匂いが感じられ
鳥は瞼を微動させて小さく羽毛を震わす
風は樹の洞に仕舞われて
リスの鼓動がすこしづつ増してゆく



時を軽 ....
黄色い花が独り
ふるえていました

立ちどまり
ほんのひと時、見ていたら

雪はぱらぱら
舞い始め

僕に笑いかけたのでした
山本に千円貸したけど返ってきません。
返ってこないから、山本を殺してしまいました。

屍となった山本から、大量の性液が溢れ出したので、百均で買ったガラス瓶に流し込んで、それを山本のパートナーのキ ....
●本来ならば●シェイクスピアがいるべきところに●地球座の舞台の上に●立方体の海を配置する●その立方体の一辺の長さは●五十センチメートルとする●この海は●どの面も●大気に触れることがなく●どの面も● .... 神に祈りを捧げてみても

祈りのなかにも神がおり

神は透ける祈りを楽器にこめて

あたかも空気が氷と化すように

不変の裸像を音色でかたどる

かくして私がいつも祈るは

心 ....
○「登山」
登山は
登りが花である
下りは
空気が抜けた風船のようになる

○「心のグローバル化」
自分のことだけ考えていると
行き詰まる
世界は繋がっているから

○「仏道」
 ....
○「男と女」
男は
笑ってくれる女を求めているが
女は
笑わせてくれる男を求めている

○「少子化」
欧米人の
お尻とおっぱいには
いつも驚かされる
われわれとは繁殖力が違うような ....
●ゴホン●ゴホン●ある日●風景が咳をひとつ●ふたつ●ゴホン●ゴホン●そしたら●そばの風景も●ゴホン●ゴホン●咳をしだした●そしたらまた●そのそばにある風景まで●最初に咳をした風景に似てきて●ゴホン .... アメリカのボスがみたびやってきた。
「ヘイ、アナタマダ無職ラシイデスネ」
「ムショぐらしだよ」
「オウ、無償デ奉仕?」
「ほうしなんかするか」
「オウ、ホシクナイデスカ? ホシャーク」
「 ....
キーを!

ストローを挿しただけの痕を
理解できる人は限られている

子どもたちが見つけたキーを!
円筒の穴凹に差し込んでみた

ぼろぼろと
剥がされていく
ユダヤからやって来た乗 ....
○「熟睡」
友人との会話である
「俺は今寝るときは12時間ぐらい寝ている
夕べも10時に寝て10時に起きた
トイレにも行かないで」
「よく寝れるね
俺は2,3時間おきに目が覚める
トイレ ....
●それでは●明日のあっくんの「意味予報」をお送りいたします●明日は●午前中ずっと意味が明瞭ですが●昼ごろから晦渋となり●午後から夕方にかけて●ときどき意味不明となるでしょう●夜は●明後日の未明まで .... ○「悩みのもと」
登山は己の弱さを知らしめる
坐禅もそうである
結局悩みのもとは
己にあるのである
己の弱さにあるのである

○「悩み」
何を悩んでいるかで
己がわかる
ほんとに贅 ....
足下に何かごつごつごろごろした硬いものが転がって
きていて、何だろうと思って拾って見てみると、それ
は一個の思想だった。そいつは手のなかでいきなりよ
くわからないことを喚き出したので、びっくりし ....
OVER THE HILLS AND FAR AWAY。



●「なんていうの●名前?」●「なんで言わなあかんねん」●「べつに●ほんとの名前でなくってもいいんだけど」●「エイジ」●「ふううん ....
命の外側で雪は軽やかに息をしながら降っている
どこからともなく、螺子を巻かれたわけでもなく、
静かに乾き、ひとつの可能性のために降り積んでいくかのように

しらんだ冬の
おっとりとした、
 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一望の風- あらい自由詩323-3-12
花芽のうた- ひだかた ...自由詩8*23-3-12
独り言3.12- zenyama太 ...自由詩2*23-3-12
自分語り- 木屋 亞 ...散文(批評 ...3*23-3-12
桜って- 佐白光自由詩3*23-3-11
刺激のあるものが食いたいって誰もが思うけど- ホロウ・ ...自由詩1*23-3-11
投函- あらい自由詩123-3-11
憧れの瀉血- 坂本瞳子自由詩6*23-3-11
私の名は、スタヴローギン!_(2023年改訂版)__- atsuchan69自由詩3+*23-3-10
独り言3.9- zenyama太 ...自由詩3*23-3-9
ステーション- あらい自由詩123-3-6
考えてみました_-_②- 八重もぐ ...散文(批評 ...5*23-3-6
独り言3.6- zenyama太 ...自由詩1*23-3-6
LA_LA_MEANS_I_LOVE_YOU。- 田中宏輔自由詩10*23-3-6
夜明け前の朝- 山人自由詩6*23-3-3
雪の夜- 服部 剛自由詩223-2-28
春の足音- ひろっち ...自由詩123-2-28
TUMBLING_DICE。- 田中宏輔自由詩10*23-2-27
ガラスの外れたあばら窓- 菊西 夕 ...自由詩2*23-2-25
独り言2.17- zenyama太 ...自由詩2*23-2-17
独り言2.13- zenyama太 ...自由詩3*23-2-13
AMUSED_TO_DEATH。- 田中宏輔自由詩10*23-2-13
アメリカのボス_みたび(たびたび修正)- 菊西 夕 ...自由詩1*23-2-12
キーを!- 足立らど ...自由詩3*23-2-12
独り言2.7- zenyama太 ...自由詩3*23-2-7
WISH_YOU_WERE_HERE。- 田中宏輔自由詩10*23-2-6
独り言2.5- zenyama太 ...自由詩4*23-2-5
思想- 岡部淳太 ...自由詩223-1-26
HOUSES_OF_HOLY。- 田中宏輔自由詩13*23-1-23
美しく雪が降る- 山人自由詩10*23-1-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253