幸福の纏わりついた夜の衣を脱ぐ
ジャージにウィンドブレーカーを羽織り、
フリースの手袋をし、小さなライトを握る
外へ出ると冷気が両頬をビンタした
星空の朝は、町中の窓がまだ眠っている
信 ....
忘れてしまった砂浜の
波打ち際に{ルビ踞=うずくま}り
要らなくなった古地図を
寄せ来る波に流します
月の鏡に照らされて
寒さの夜に肩を抱き
独り寂しく朝を待ち
失くした夢を探します ....
僕には故郷が無いのだ
前を向いて立つ 歩兵だ
目には雪の世界が広がり
背中には雪だけがある
僕のいなくなった世界には
どんな時が流れるのだ でも
電車はドアを開き 人は踏み出し
....
例えば誰にも振り返られなくても
一粒しかない命を投げ出すことは出来ますか
妻子に捧げるのならあり得るでしょう
交差点ですれ違った人に大切な命を差し出すのは
そう簡単にできることではありません
....
仕方ない星人に囲まれて、仕方ない 仕方ない
仕方なく、この星に放り込まれたことを知り じゃあ、仕方ない
欲しい好きやりたいに出会って
そのために他のことは、仕方ない
大事大切尊敬するべきものに ....
(番外編41―23―3―2)兼好は、残念ながら
夏と冬の自然観を欠落させている
「もののあわれは秋こそまされ」
「こころも浮き立つものは、春の気色(けしき)」
ほか、
三大随筆に食事 ....
2024年4月5日に日本テレビ金曜ロードショーで新海誠監督作品の「すずめの戸締まり」が放送されることを知り、その日は1日の仕事終わりに座布団の上にのんびり座りながら観た。
ちなみに新海誠監督作品は初 ....
「自爆営業」はパワハラに該当する場合もあると明記する
なんて電子レンジに生きた子猫を入れないの類。世知辛い
というより、SNSの成果、さらに追い打ちをかけて
共通認識を壊していくのだ。 ....
マガモがシベリアからやってきてはにぎやかに鳴いている
人造湖に多くの渡り鳥達が群れていた
赤い大きな橋のたもとにあった古い山小屋旅館は解体されて
長い年月に蓋がされた
昨日今日、ほぼ今年最 ....
(番外編41―23―2)
正田篠枝さん さんげ と言う原爆歌集
さけあふる
さけあふりてしがいやく
おとこのまなこなみだにひかる
作り方はうまいと言えなくも悲惨が伝わる
技巧無し ....
貴方に、希望も与えない
闘う大義が無いなんていうことが、あるのだろうか?
怒りは、石ころ
いつでも足元に転がってる
蹴飛ばせ そして、踏みつけろ
理由という大義を探せ
私 ....
それは
切迫性尿失禁ですね
トイレに近づくと我慢が効かなくなり
おしっこが漏れてしまうことです
ドアノブ症候群とも言います
先生
直るんでしょうか?
原因となるような病気はないの ....
○「生きている生きている」
生きている生きている
子どもも大人も
生きている生きている
ばあちゃんもじいちゃんも
生きている生きている
病人も貧乏人も
泣いたり笑ったりしながら
暑い暑 ....
One Handred Man:Man Is A Lonley. 男は孤独だ。それは何故か?
社会がそれを強要するからだ。現代男性は言葉と物語の檻の中に住んでいる。ハッ!?
(どうしよう!? ....
くらやみを睨む猫とも交感す
手袋の厚みこそ君のアリバイ
せっかく地球に生まれたのだから
歩くことが目的のはずだった
世界は広く
散々 than than
どんどん自分が小さくなり
動作もぎこちなく
それで
歩き方を忘れた
匍匐前進するには体 ....
古い白い花の蔭に
恋の嘆きをみていたむかし
チョコレートの銀紙を
折り畳みながら過ごした夜
なつかしい想い出は
楽しく稚い愛の物語
その震えも忘れてはいないけれど
....
窓から手を離すと人形に戻ってしまう
ちいさい 秋も
おおきな 冬も
はくぎんいろの 抜けてあつめた
けだまに
ころころと まるくなるよ
あなたの ちいさくておおきな
迷いやふあんの中に
ほんの少しでも わたしが ....
高校生のころ
道を歩いていて
不機嫌な顔をしてたんだろう
宗教勧誘の人に
「あなたこれから酷い目に遭いますぅ」
と、言われてね
無視したんだけどね
ずいぶんなご挨拶じゃないか
そし ....
きみ、
蜜柑、
しろいほっぺたに、
ふたつの蜜柑、
成層圏を脱出してから
どれほど経ったのだろう
宇宙の果てまで
まだまだ遠く届かない
来世という未来に託すしかないのか
路傍の石ころに生まれ
泥に生まれ
虫に生まれ
魚に生まれ
豚 ....
(番外編41―23)橙の花
母病めり 橙の花を 雀こぼれ(石田波郷)
→母が病む 橙の花を 雀はこぼす
私は私で
他の誰でもない
通じない言葉に疲れて
スマホを放り投げた朝の散歩道
きみは私を処刑しようと決めた
SNSの普及で
生活が見世物になり
皆が役者になり
しかし大根、真がなく
あるのはストレスばかり
なぜ然るか
見てください、
笑って打ってる彼の顔
全然笑ってないんだぜ
心の耳で ....
散る音も転がる音も枯葉らし
寒のみを老野良猫に感じたり
木枯らしや葉っぱ転がる二歩三歩
{ルビ皸=あかぎれ}が嫌がらせする小指かな
ランナーを真似てか岸辺走る鴨
それぞれ ....
11月20日(水)、
僕は、父と母に仲良くしていて欲しい。この世にひとつでも笑顔を増やせるなら、僕もその為に生きられるかもしれない。僕はもう、まるで自分のことしか考えずに生きてきた。自分ばかりが不 ....
🎅 クリスマスサンタさんゐる包装紙
🦌 クリスマスサンタ{ルビ来=こ}ぬ子に{ルビ4=ヨン}タ来る
🎅 降る雪も音符{ルビ奏=かな}でる聖夜かな
🦌 クリスマス真っ赤な服でピザ屋来た ....
昨晩 新宿で友人と呑んだ
バーでは若い男女が
資本主義の終わりを論じていた
会計前に女はキスをせがんでいた
友人は家庭に問題を抱え
僕は三十七で 家庭を持たず
僕らは ....
(番外編41―22―2)山家集の西行
鴨長明、吉田兼好は随筆家故世間に自然と目を向ける
そう当然だろう周り近所を気にするのは清少納言も同じく
西行は常に己を見つめた和歌の黙想家でもある ....
アラガイsさんのおすすめリスト
(7556)
タイトル
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カテゴリ
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日付
冬の目覚め
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atsuchan69
自由詩
14*
24-11-26
朝の歌
-
レタス
自由詩
6*
24-11-26
平和の戦い
-
番田
自由詩
1+
24-11-26
殉愛
-
レタス
自由詩
6*
24-11-25
イミナシ草
-
鏡ミラー ...
自由詩
3*
24-11-25
(531―23―3―2)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
1
24-11-25
人災は閉じられない「すずめの戸締まり」
-
栗栖真理 ...
散文(批評 ...
2*
24-11-24
ai(advocater_inkweaver)さん、まかり通 ...
-
足立らど ...
散文(批評 ...
4*
24-11-24
初冬の夕刻
-
山人
自由詩
15*
24-11-24
(531―23―2)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
1
24-11-24
怒りの石ころ
-
鏡ミラー ...
自由詩
6*
24-11-24
ドアノブ症候群
-
イオン
自由詩
2*
24-11-24
独り言11.24
-
zenyama太 ...
自由詩
1*
24-11-24
一万光年の彼方に
-
鏡ミラー ...
散文(批評 ...
3*
24-11-23
二句
-
落とし子
俳句
2*
24-11-23
than
-
海
自由詩
6+*
24-11-23
北窓
-
リリー
自由詩
9*
24-11-23
消灯
-
ダニケ
自由詩
3
24-11-23
とろり/12月
-
唐草フウ
自由詩
15*
24-11-23
壺女
-
りゅうさ ...
自由詩
5*
24-11-23
蜜柑
-
本田憲嵩
自由詩
8
24-11-23
孤独
-
レタス
自由詩
9*
24-11-22
(531―23)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
2
24-11-22
五行歌__冤罪
-
レタス
自由詩
7*
24-11-22
新しい問題
-
りゅうさ ...
自由詩
6+*
24-11-22
冬の童話たち
-
森田拓也
俳句
17*
24-11-22
日記(思うこと)
-
由比良 ...
散文(批評 ...
8*
24-11-22
洗浄のメリークリスマス〜Mr.フレグランス
-
森田拓也
俳句
8*
24-11-22
資本主義の終わり(2024.10.27)
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草野春心
自由詩
4
24-11-21
(531―22―2)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
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