おお、おお
やってくれるとは思っていたが
ここまでとは思わなかったぜ、安倍ちゃん
いかすぜ
鳥肌ものだぜ
憲法の解釈変更で集団的自衛権を行使しようとする
噴飯のお坊ちゃま
だって、僕 ....
ダンボールに愛が1ヶ
ワレモノ注意
落とさないでください、くだけます
哲学者や芸術家の方面へと向かう人はどちらかというと暗い人、無口な人、ネガティブな感じの人が多いのではないかと思う。これは一般的にそう思われている事であり、僕もこの事については一般的にそう ....
折れた傘ゴミ箱に挿しこんで本当の笑いかた忘れた
現代人が陥っている状況を『可能性の地獄』という概念で説明してみたい。これは僕が作った概念で、誰かのものを盗んだ覚えはないのだが、似たような事を言っている人はおそらく他にもいるだろう。まあ、と ....
みなさん元気にしてますか?
ぼくはどうにか元気でやってます。
え?お前、誰だよって?
ちょっと待って下さいよぉ、
ぼくですよ、ぼく。現代詩です。
現代詩ですよ!
このまま世間に見向きもされ ....
例えば痛みや悲しみのない世界があったら
その場所へ行きたいかい?
痛みや悲しみのない世界は平和だけど
僕達はそこで笑って生きて行けるだろうか?
傷つかない事 悲しくない事 素敵だけど
....
かつて語る事ができた人間は唯一人だった。それは『私』という名で呼ばれた。そしてこの『私』が消え去った後、『君』や『あなた』が現れた。こうして人はいなくなった。
今、この世界で新たな語り部が現れる ....
コンビニ弁当がなかった時代
単身赴任が成り立っていたのか
恐らく成り立っていなかっただろう
でも団塊の世代は嫌いなので
大変だったとしたって
ザマアミロとしか思わない
今は毎日コン ....
片方の指の半分が
いつまでもいつまでも濡れている
むらさきの
二重の光
そっと頁の上をおさえる
小さなけものの前足が
沼のような暗さを湛え
土を少しだけ歪めている
....
足跡を捨てながら
帰り途を急ぐ
その歩数と
掛け算するように
夜の密度が
濃くなっていく
粘度を増して
重く絡みつきはじめた
暗闇の
後ろ姿だけしか
もう見えない
姿の見 ....
〈雨天から降ってくる雨という憂鬱〉
世界が世界一つ分狭まると雨が人々の庭に侵入してくる。
人は歩けない以上に歌が歌えない。
声は口に達する前に雨によって沈められてしまう。
電車が遠くを走ってい ....
僕は散歩でよく会う
その人の名前を知らない
顔見知りなので
すれ違えば挨拶ぐらいはする
でもその人の名前は知らないのだ
僕は15歳の初夏に
初めて見た絵に描かれている
その物 ....
20℃設定は
さすがに直接当たると
ひんやりする
だから
上に一枚羽織る
カーディガンが丁度いい
おでんを食べるときは
脱げばいいから
夏に向けて
新しいカーディガンを
買 ....
「白蓮」
文化祭で地獄の迷路みたいなのつくってさ
(つまりお化け屋敷ね)お化けの格好してク
ラスメートのF君とセックスした帰りにコ
ンビニの前でペットボトルの水をのんで別
れた。クラスメ ....
小説というのは科学の一種ではないか、という事を以前に書いた。今、もう少しその事を詳しく説明しておきたい。
小説というのが科学の一種というのは、別にふざけて言っているわけでは ....
その時、理由(いわれ)のない衝撃に狂うわたしのために
あらゆる風景が恐怖の紐で吊るされていた
だが、わたしは風景の風景たらしめる骨格なのだ
わたしの印象なら壁にそってどこまでも落ちていった
....
*
レトリックの瓦礫が密集する街を頬を赤らめて通り過ぎてゆく足取りが虚しい
整然さを嫌った歪んだ街路ばかりの、あざとく惑わすような模造芸術の佇まい
支配電波が強烈な悪名高いB地区では入力辞 ....
この本を読み終わった人間は必ずや、辛い苦い思いを味わう事だろう。作者のミシェルウェルベックは、まるで、現実の僕達の醜い部分を僕達に無理やり見せようとしているかのようだ。僕達はこの書物を読んだら、沈黙 ....
山底から吹く風を受けて
君と二人歩いた城山は
頂上に天守
天守から望む山の中腹は
鳶が風をはらみ
そのま中空に浮かんでいる
遙かに見渡す浦賀水道
あの頼朝が命からがら安房へ渡り
さ ....
強く握るまぶたから
銀の行方が放たれる
透る 透る
遅い光
縦の雷雲
縦の午後
器を追われた
鉱の音
夜を向いて咲く花が
幾つも冬の秘名をこぼし
径 ....
見上げてごらん夜の星ををききながら見上げてみる
梅雨の狭間の夜空を見上げてみる
あなたも見上げてはらっしゃらないかと、見上げてみる
*YouTube 見上げてごらん夜の ....
友人に流行らない居酒屋の店主がいる
どうしたら流行るかと相談された
別に流行らなくてもいいじゃないかと言うと
流行らなくてもいいが そこそこの客は来て欲しい
....
電子レンジを買った
「何でアール、ハイアール」
1万円でおつりがくる
ダイアル式だ
多分ゼンマイで動くのだと思う
いや、ゴムかも知れない
だからどうだと言うんだ
ちゃんと
....
不意に 口から 出てきて
きみの 襟元に 当てた ことば
ロケットキャベツ
なんだろう
今朝 目覚めたとき まさか この口が
ロケットキャベツを 発す ....
突然窓から入って来たかと思うと
開きっぱなしの聖書を勝手にパラパラめくり
挨拶もなしに出て行った
――相変わらずだな
きっと満開のニセアカシアの間を抜けて来たのだろう
すると今頃は下の公園辺 ....
140608
なんとかなると思っていたのでここまで来られた
重い外套を脱いで肩の荷を降ろす快感を覚える
急に台所から魚を焼くにおいがした
妻の居る生活 ....
戦場
辺りを見回すと曇った戦場になっていた
地図も何も持っていない
辿るべき道もなければ道を切り開く道具もない
振り返るとそこには文書の山があった
作り笑いをしている顔があった
と ....
タラッと落とされただけで
ピクッと反応してしまう
彼女を見ていると
ローション、きみって
さすがだなと思う
どんなに優しいフェザータッチで
彼女を愛撫しようとも
(業務連絡!業務連絡 ....
雨粒ひとつ雨粒ふたつ傘のない街で薬売っている
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