しがらみを肴に

また一杯

まったく酔わせてももらえないや



 
            150726

車ごと埋められた僕たちは
炎暑の中で窒息している
国の成り立ちはかなり暴力的だと信じているので
これも新しい国への礎になれるのかなと信じて
酷暑の中 ....
退屈な視界の
全てが、溢れすぎた日々に
起動してない「君は」
水)すらも上手く掴めなくて、

校舎の裏に広がった狭すぎる死海で、
小さく交わされている大きな幻

水鉄砲を手に取って ....
真夏の炎天下に自転車をこぐ
すべては明るすぎて却って曖昧に
すべては熱すぎて却って柔弱に
こんな快晴の日だが
ひたすら過去の雨が私を打つ
水ですらなく重さもない
透明な過去の雨 ....
期待する答えを外す それだけが性格ブスの烙印の理由?


置き去りにされた記憶とした記憶 独りを選ぶ今とこれから


辻褄のあう自我だけに絞り込む 振り回す鞭はよく手に馴染む

 ....
誰の号令だろうか
風景が停止したり開始したりを繰り返している
誰の合図だろうか
些細な感情の波に気付いたり気づかなかったり
社会的には「休暇」と名指されるこの期間
実際は「休暇」 ....
南米、チリ共和国。国の標語は(理性によって、または力によって)
そんなやたらほそながい形をした国の北部の小さな町で炭鉱夫をしているエンゾさん(仮名)は立派な口髭と張り出たお腹を揺らしながら毎日せ ....
いにしえの五味六国は無しと知る

三千世界の香りが満ちる部屋

伽羅沈香は世のひと映す

生霊の香りを聞くゆうべに怖れをいだく

漆黒の伽羅に宿るブラックホール
ここで石を降ろせ
お前の背負っている石は
他界への動線に満ちている
人間のつくった組織は
あかるい論理とうつくしい体系を
表皮まで張り巡らせているはずだが
その組織は必然のよう ....
いくらかの自負はある、
この戦いのうちで残した功績の

そこで仮面たちに地下室へ呼ばれると
――名誉の死、
――それとも賢者の椅子か? 
と、尋ねられた

よくわからない
説明してく ....
股関節にくるまれた
まるい歩みが
つや消しの宇宙に
冷却する。
 (恥ずかしげ、に

船賃六文
、なんて
いまどき
、ないから。
 (百五十円、でどう? 船頭さん

二年まえに ....
硬い殻の中に無理やり閉じ込められ
手も足も出せず
約束も果たせない

知らないうちに
他者の無関心による距離に埋もれ
書籍から著者の血液を大量に浴びた

俄かに近い人のまな ....
ホモになりたい
ものすごくハレンチな
モーホーに 、


「ひとおもいに断行してみるか」
「ひとおもいに断行してみるか」


男子はみんな一度ホモになるべきだ
いやすべて ....
人の輪郭ばかりがまばゆく降り積もり
忘却される往還は歌として刻み込まれて
歌は正確に人のさざ波を導く
正しさに先立つ正しさは愛欲に似て
幾つもの河を集めては飛び立たせる
人生がすべて ....
こんな暑さを生み出すなんて
太陽はとんでもない偽物だ
それだけではなく
空も海もすべて偽物で
言うまでもなく
実は私も偽者である
では本物は一体どこに?
偽者の私の本物はどこ ....
今がある未来は白紙何もない今の連続今があるだけ

水族館魚の声が響き渡る不思議な顔で人間を見る

オセロする簡単そうで奥深い定石もあり覚えること多い

水溜まりに映った街の一欠片梅雨明けな ....
ジュラ紀 白亜紀 吐く息 といき
おととい以前のことは
みんな みんなおなじです

忘れた。

2156年 第四次世界大戦
氷河期 歯みがき ゴシゴシ
あさって以降のことは
みんな  ....
む おん
移動していくモノの影、

独り在る茫漠の床で

眠りの底から掻き分け掻き分け

異界の異様な感触を

意識の触手、体に刻む


ム オン
夜陰にひっそり回帰し。
。リフるき生

。リフの人い良

。リフの人い悪

。リフい良のりかわのも

。リフるいてし愛

。リフのいぱっい精

。リフう笑
滴りや濡れたる翼なき背中 滴りやかつて地蔵でありし石 この腐った国は
みんなを傷つける

この国の裏路地には
なんでもそろっている

本当の地獄は
愛する人の苦悩を見ることだ

長い
ろくでもない夜になった
木影に影を重ね 静かに見送る 
蟻たちに運ばれて往く
ことば 肉から零れ落ち

    熱い 取っ手を掴んだ

わたしは夏に生まれた
きっと夏に死ぬだろう
光の色彩が教えてくれる

 ....
陽射しが強くこの地方を焼き、蝉の声が激しく響いている夏のある日、実家の旧家の建屋の中で姪の一歳の誕生日パーティを開いた。かつては無垢であった姪も、繊細な感情を抱くようになり、羞恥や恐怖や興 .... 季節は停まったままなのに
何かの遷移があったかのように
すべてが熱にうなされ
憂鬱の涙が豪雨として流れる
世界のどこかで木の葉が青らんだ
それだけの微細な亀裂が
瞬く間に感染し ....
 
朝顔や

しおれて告げる

夕餉かな



 
 詩もまたコミュニケーションの一種である。確かに作者の意図が読者に正確に伝わらないこともあるだろうし、そもそも作者は伝達を意図していないかもしれない。だが、詩を書く者がいて、読む者がいる。 .... 屋上のヘリで逃げ行くノブナガをヘリごと斬ったアケチミツヒデ コンビニのアルバイトを辞めたら制服は手元に残らなかった。高校とは違うんだねと今更ながら実感する。

母が瞬く間に痕跡を消してしまうからこちらも負けじと、僕の物だと、お皿に痕跡を残していった。「おか ....
美術展巡りが趣味だから招待状は珍しくないが、無の絵画展とはからかわれたものだ、初めて訪れた会場は歴史的格式もある重厚なホールだった

高い壁面は淡く白く、波打つことを拒絶しながら横にどこまでも続い ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6591)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しがらみ- 殿上 童自由詩19*15-7-27
- あおば自由詩8*15-7-26
溢れすぎた日々- ハァモニ ...自由詩3*15-7-26
過去の雨- 葉leaf自由詩515-7-26
溶解- 深水遊脚短歌2*15-7-26
夏澄- 葉leaf自由詩315-7-26
チリ散りになったんだけどカメラ目線で- 末下りょ ...散文(批評 ...3*15-7-26
五味六国- レタス俳句1*15-7-26
暴力- 葉leaf自由詩415-7-25
賢者の椅子- atsuchan69自由詩1*15-7-25
火葬場- 草野大悟 ...自由詩515-7-23
億劫- 葉leaf自由詩315-7-23
J.アナルヘッド.ネアンデルタールの哀歌- 末下りょ ...自由詩4*15-7-23
労働- 葉leaf自由詩615-7-22
夏日- 葉leaf自由詩415-7-21
水族館- 夏川ゆう短歌115-7-21
逆説- もり自由詩2*15-7-21
無底回帰- たけし自由詩315-7-21
「リフるき生」- 宇野康平自由詩1+15-7-21
滴りや濡れたる翼なき背中- 北大路京 ...俳句615-7-21
滴りやかつて地蔵でありし石- 北大路京 ...俳句415-7-21
罪の国- 草野大悟 ...自由詩315-7-20
消失の夏術- ただのみ ...自由詩17*15-7-20
旧家- 葉leaf自由詩115-7-20
- 葉leaf自由詩415-7-20
朝顔- 殿上 童俳句5*15-7-19
白鳥央堂詩集『晴れる空よりもうつくしいもの』について- 葉leaf散文(批評 ...215-7-19
屋上のヘリで逃げ行くノブナガをヘリごと斬ったアケチミツヒデ- 北大路京 ...短歌615-7-18
37.5℃- 竹森自由詩115-7-18
無の絵画展- 乾 加津 ...自由詩6*15-7-17

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