さて、私の航海はこれで何度目だろう。
 未だ明けきらない朝に、港の喧騒は透明だ。
 果物かごを抱えた婦人が通り過ぎ、
 口髭をたくわえた紳士に足音はない。

 静寂なのだ。
 この神 ....
+



枯れ草に香水を垂らし
毒を取り去った美女の白い手
いま、土を染めた雪の
冷たい抱擁がそう見える。

ミルクを朝がきれいに嘗め
吹雪の中で夜を過ごした君の黒髪
あの、頬を ....
低い空 誰の祈りと哀れみが誰を殺すか 3月の雨


優しすぎ穏やかすぎてなにもかももって行かれてしまいそうだよ


イーストが具より記憶に残ってる四角いピザと飲みたい珈琲


 ....
おまえが生まれた年に
菜の花が庭にはびこって
それはそれはたいへんだったよ

おまえはまだ二ヶ月だか三ヶ月だかで
はじめてみる菜の花に
はじめて嗅ぐ菜の花に
目をまるくしたり ....
桃始笑
ももはじめてさく


コートを脱いだら
沈黙していた鎖骨が
独り語りを始める

ポケットから出た
あてどない指先が
止まり木を探している

音符を思い出した
爪先 ....
出発は時刻を持たない
ただ消長する獣の声が遠くに響くのみだ
石たちは獣とともに鳴動する
その冷たいおもてに私はまなざしを遺していく

かつて出発とは地上から月へ向かうものだった
だ ....
めくったら家族の本音書いてあるそういう本があったらいいな 空気がしんと冷たくて
部屋の家具は然るべきところにある
住人はどこにも見当たらず
先程から大根をすりおろす音だけが
悲しいほど陰気に響いている
緑色の毛むくじゃらの腕が
五本の指で大根をむ ....
昔MACARONIがあった
MACARONIを知らないものはいなかったけど
お腹に収めるものとして知っていはいた
食べたことはなかったみんな
存在として歴史に残っていた

私のここは何処か ....
開いたら痛いの痛いの飛んでいくそういう本があったらいいな おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ

電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける

痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな

僕の休日は病院に奪われてディスカウン ....
青看の行列が覆い尽くしていくのが空だぜ
それがほこりまみれの吹雪じゃ飛ぶはずがないよな
上司同僚と催事めいた挨拶を交わして事務所を出たら
俺は空港における状況の逐一を嫁だけにメールすればいいのだ ....
もう2度と会えない人に謝れるそういう本があったらいいな どろうみから
 タって 
   ミせて
      あなたはあなたを
ミて
  イたり
     ニたり
        《シ》ナいから
        《シ》して《シ》舞う
カのふ ....
家族から絶対見つからないならそういう本があったらいいな フェラ嫌いで
夫を不適切な関係へと
追い込んだヒラリーに
何故か熱を上げ
youtubeで告白する
謎の日本人?が
羽生名人に似ていると評判だが
よく見ると
寝癖はないし
レインマン ....
私の故郷
舌レロ村では
3月3日は
電気仕掛けのこけしを
桃色の陰部に当てて
女としてのよろこびを知る
桃の節句スという
特別な日である
このこけしは
おなにい様と呼ばれ
代々女の ....
笑っている或は微笑んでいるきみを
僕は安心して受けとめるだろう
ボディランゲージとして

でもひとりになったときの
君の顔をしらないんだ

あっけらかんとしてあの時は不倫しててね
と皆 ....
病を得て復職してから私は長いトンネルをくぐってようやく陽の当たる場所へと出てきた。だが、いくら太陽が照っていても私は世界から敵意を感じ続けた。どうも人々は以前とは違った態度をとっているかのよう .... 熟女ブームにのって
ヒラリーのオナニー動画が
XVIDEOを中心に
人気を博している
内容は
大統領執務室に
一人でいるヒラリーが
夫とルインスキーとの
不適切な関係を想像しているうち ....
僕が蟻のように小さくなったら
この世界はどんな風に映るの?
きっと人間に踏まれて終る
助けてと叫んでも声が出ない
人間は大きすぎて
小 ....




外が言う聖域なき改革に
少し笑ってから
だれにも教えるつもりのない
ひとつのメールアドレスを
登録して機能させる
(そこはサイバーエリア)
(そこは賃貸住宅) ....
ある日一つの愚かさが生まれて、
流言蜚語のようにばらばらと伝染していきました、
でも人生は無窮の海よりも美しくて、
人生を形容することが許されているのは「美しい」の一語のみです、
人生は形 ....
一人が後ろから
膝の上に抱えるように
私を乗せ
両手で足を開かせます
すると両サイドから
電マを持った手が
4本忍び寄ってきて
2本は左右乳首
1本はクリちゃん
1本は膣を刺激し始め ....
風が突っ走って往く
いつか追い越して往った風たちが また
地吹雪は踊る 白いベールを靡かせて
渦巻いては解かれ素早くさらわれる
終わりなく交わされる遠吠え 
異言の霊歌 あるいはレクイエム
 ....
蛇口が
みずうみにつながっているように
蜜柑は
五月の空へつながっている
かぐわしい白い花
まぶしい光に
雨だれに
ゆっくりと過ぎてゆく雲に

蜜柑をむくと
その皮は
しっとりと ....
  

      不意に、居場所が消えて


          通り過ぎた記憶が深まる


       燿りなく途絶えた門を


     独りくぐり抜けようとする度

 ....
猫の恋あれは影武者だったのか 撃鉄を起こしたままの猫の恋 くしゃくしゃの婚姻届猫の恋
アラガイsさんのおすすめリスト(7499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
航海- ヒヤシン ...自由詩10*16-3-12
枯れ草- ハァモニ ...自由詩3+*16-3-11
悪筆- 深水遊脚短歌1*16-3-11
おまえが生まれた年に- 佐々宝砂自由詩2*16-3-11
桃始笑- nonya自由詩17*16-3-10
出発- 葉leaf自由詩316-3-10
めくったら家族の本音書いてあるそういう本があったらいいな- 北大路京 ...短歌216-3-9
おろし- 春日線香自由詩416-3-8
MACARONI- 這 いず ...自由詩216-3-8
開いたら痛いの痛いの飛んでいくそういう本があったらいいな- 北大路京 ...短歌316-3-7
とっても素敵な世界へ- 梅昆布茶短歌15*16-3-7
GATE-B2(ゴル投稿長考版)- 高橋良幸自由詩4*16-3-6
もう2度と会えない人に謝れるそういう本があったらいいな- 北大路京 ...短歌116-3-6
どろうみ- ただのみ ...自由詩12*16-3-5
家族から絶対見つからないならそういう本があったらいいな- 北大路京 ...短歌216-3-5
ヒラリーとニセ羽生名人- 花形新次自由詩116-3-5
ラリルレロラリ「オナ祭り」- 花形新次自由詩116-3-4
たった一人の- 梅昆布茶自由詩1316-3-4
仮面- 葉leaf自由詩216-3-4
ヒラリーのオナニー動画- 花形新次自由詩1+*16-3-3
- リィ自由詩6+*16-3-3
@mail_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩10+*16-3-3
無題- 葉leaf自由詩3+16-3-3
あおい月経「5P」- 花形新次自由詩1+16-3-3
冬風人- ただのみ ...自由詩16*16-3-2
蜜柑をむく女- そらの珊 ...自由詩21*16-3-2
フロネシス_Phronesis- ハァモニ ...自由詩4*16-3-2
猫の恋あれは影武者だったのか- 北大路京 ...俳句216-3-2
撃鉄を起こしたままの猫の恋- 北大路京 ...俳句216-3-2
くしゃくしゃの婚姻届猫の恋- 北大路京 ...俳句216-3-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250