僕は毎日散歩している
2リットルぐらいの水が3本入ったリュックを
背負って杖をつきながら
一日1,2回小一時間ずつ散歩している
道々声をかけながら散歩している
はじめは一人暮らしのおばあちゃ ....
あなたは冷たい水に手を浸して、至高の果実はきっと血の混じった奇妙な味がするでしょう、わたしの心は茨の蔓で情け容赦なくくるまれて、わずかな動作で果てしなく食い込む痛みで朦朧とするでしょう、時はもはや .... 二〇一七年六月一日 「擬態」


 ジョー・ホールドマンの『さらば ふるさとの惑星』ちょっと読んだ。ちょっと読んでも、ヴォクトの2冊の本よりはよいことがわかる。ヴォクト、非Aシリーズが傑作だった ....
○「コロナ不安」
テレビでコロナ感染情報ばかり見ていると
不安ばかりが増幅してくる
ここまで来たら
なるようにしかならない
と腹をくくるしかない

○「死者」
死者は生きている
また ....
日本人の遺伝子は
皆同じと思っていたら

つい最近
ヒトゲノムが解読されて
わかったことの一つは

どの人も
99.9%は同じDNA配列を持ってはいるが
残り0.1%は異なっていると ....
○「終活」
「失ったもの」を
数えて生きるよりも
「まだあるもの」を
数えて生きていこう

○「殺し文句」
(女)「あたし、初めてなの」
(男)「俺はマジだぜ!」

○「天気予報」 ....
コロナウイルスの騒ぎで
ウイルスというものに興味がわいて

いろいろ調べてみたが
調べれば調べるほど

ウイルスの奥深い謎の
底なし沼が見えてくる

その謎のなかで
最も面白いのは ....
 夜になってしまった

 森で野宿だ

 きっと、綠色の夢を視るだろう

 すると

 焔のような瞳の狼がフラッと現れ

「あの、橫で寢ても良いですか」と云う

「良いけど」
 ....
眼下の川では子供たちが裸ではしゃぎ
遠く茶褐色の岩峰が冷たい灰色の空を背景に連なっている

僕はゆらゆら揺れる色褪せた肌色の廃棄バスの屋根の上
何とかバランスを取りながら何度も落ちかけ
終に ....
二〇一七年五月一日 「もろもろのこと。」


 だいぶ本を処分したんだけど、またぼちぼち本を買い出したので、本棚にかざる本をクリアファイルで四角く囲んでカヴァーにして立ててかざれるようにしてるん ....
遺伝子工学の世界からやってきた
遺伝子を操作するワクチンを接種して

mRNAという遺伝子を
体の中に打ち込んだ人は

遺伝子を組み換えされた食品などを
もういやだと拒否できなくなった
 ....
近所のアパートの前の路肩に
路上駐車する軽自動車
アニメのキャラクターが
ラッピングされており
「働いたら負け」と
セリフが添えられていた

そうか
今は「働らいたら負け」なのか
昔 ....
かえらぬ人々の
かつてかえっていった道を
あるく

うらぶれた街のシャッターには
等高線のかげがかかる
どこよりも遠い落日にてらされて

石室めいて閉ざされた家々の
木立のな ....
水源と柔らかなことばにめぐりあう
船の舵取りは水辺の花を想いながら

いくつになってもできないものはできない
今更のようにはぐらかして過ごそうか

永くゆっくりと関わってゆく事は大切だし
 ....
 水の夢を観た
 水を呑む夢でなく、
 水にまつわる夢でなく
 水、そのものの夢
 個体が液体になったのか
 自我が消失したものか
 ぼくにはわからない
 その夢のなかでは
 光 ....
大雨が降り続いている
また裏の崖が崩れないか心配だ
川の氾濫に山崩れ
どこで起きてもおかしくない
今年のお盆は
どういう因果が
コロナ感染爆発と大雨に
苦しめられている
二つとも制御不 ....
 名曲の作曲家名前も思い出せず

 整髪料いらなくなった春

 気づかれず霧の声に耳塞ぐ

 店見つけても欲しいもの見つからず

 行列の先頭が気にかゝる
コロナに感染しても
完全に陰性になって回復したら

コロナウイルスは
体のなかには存在していない

それなのに
いろいろな後遺症が報告されている

それらは
しばらく後に突然発症し ....
○「オリンピック閉会式」
オリンピックが終わってほっとした!
大会中は
メダルよりもコロナ感染数の方が
ずっと気にかかっていた
また自然災害も心配だった
やはりオリンピックは
平和な時に ....
二〇一七年四月一日 「ある注」


 ディラン・トマスの268ページの全詩集のページ数に驚いている。こんなけしか書いてないんやと。散文はのぞいてね。こんなけなんや。ぼくはたくさん書いてるし、これ ....
暑い
とにかく暑い

冷蔵庫のなかに入りたい

冷凍庫では寒すぎて
毛皮なんかを着込まないといけないから

やっぱり
冷蔵庫がピッタリだ

野菜室なんかが
丁度よい温度で

 ....
二〇一七年三月一日 「ツイット・コラージュ詩」


 ブックオフで、ぼくの持っている状態よりよい状態のカヴァーで、フランク・ハーバートの『神皇帝』第一巻から第三巻までが、1冊108円で売っていた ....
夜の河を渡り、
艶やかな曙光の漏れる
真っ暗い雲の拡がりをただ眺める
漸く拳大の握り飯を噛り、
竹筒の水を飲む。

水は、化粧の匂いがした
ふと剣鉈を抜いてみたくなった
微かに残った夜 ....
キミがそこからいなくなっちゃったので

今はそこにキミのりんかくが幽かにあるだけだ


キミが笑っていたときの

泣いていたときの


壁紙には昔飾ってた額縁の

柱にはねじ巻 ....
真夏になると
きまって

いろんなお客が訪れる

お客様と呼びたいほど
ありがたいのは

開け放った窓からやって来る
涼しい北風の群れ

真冬は上客でも
真夏は嫌われ者の

 ....
○「解熱剤」

ワイフの新型コロナワクチン接種の帰りに
念のために解熱剤を購入するために
ドラッグストアーに寄った
店員にわけを話すとすぐに薬を置いてある棚に案内された
よく観るとそこには ....
二〇一七年二月一日 「ゼンデキ」


 徹夜で、イーガンの『ゼンデギ』を読み終わった。うまいなあと思いつつ、もう少し短くしてよね、と思った。まだ眠れず。デューンの『砂漠の神皇帝』でも読もうかな。 ....
ライカが半世紀以上も前に
レンジファインダーのカメラを完成させたことで

他のメーカーは
異なる方式の開発へと向わざるを得なくなる

当時一眼レフカメラは
撮影の際にブラックアウトすると ....
 ぼーっとした子だったわね

 みんなが笑ってるとき

 なにがおかしくて笑ってるんだかわからないの

 でも、「いま笑うときなんだなあ」って、

 なんとなく気付くようになったんじゃ ....
遠くに見えるのは
幼子の手をひいた二人の影
エノコログサを君の鼻にくすぐれば
ころころと笑い
秋の残照に解きはなされた

浜茶屋のまずいラーメンをすすり
それぞれの砂粒が肌に残り
それ ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
古稀の散歩道- zenyama太 ...自由詩1*21-8-24
いつか声をあげるときに- ホロウ・ ...自由詩2*21-8-23
詩の日めくり_二〇一七年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-8-23
独り言8.23- zenyama太 ...自由詩2*21-8-23
コロナで重症化する人の遺伝子とは- st自由詩421-8-23
独り言8_._17- zenyama太 ...自由詩1*21-8-17
謎だらけのウイルスと免疫システム- st自由詩521-8-17
Hunter- 墨晶自由詩2*21-8-16
無垢と大地(改訂)- ひだかた ...自由詩1121-8-16
詩の日めくり_二〇一七年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-8-16
もう拒否できない遺伝子操作- st自由詩221-8-16
働いたら負け- イオン自由詩2*21-8-14
楕円のエッチング- 新染因循自由詩9*21-8-13
柔らかな疎外- 梅昆布茶自由詩18+21-8-13
- 中田満帆自由詩521-8-13
コロナ下- zenyama太 ...自由詩1*21-8-13
自由律俳句「食べられる退屈」(77)- 遊羽俳句121-8-13
あなどれないワクチンの副反応- st自由詩321-8-10
独り言8.9- zenyama太 ...自由詩1*21-8-9
詩の日めくり_二〇一七年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-8-9
冷蔵庫のなかに入りたい- st自由詩221-8-4
詩の日めくり_二〇一七年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-8-2
苔の滝- atsuchan69自由詩8*21-8-1
輪郭- 墨晶自由詩6*21-7-28
真夏の訪問者- st自由詩421-7-27
独り言7.27- zenyama太 ...自由詩1*21-7-27
詩の日めくり_二〇一七年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-7-25
プロも夢中になるライカの魅力とは- st自由詩321-7-24
A_Boy- 墨晶自由詩3*21-7-24
きりとられた残像- 山人自由詩6*21-7-24

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