言葉を追う人は何故、言葉を追ってしまうのだろう。
言葉は手に入れた後、待つことで自分のものにしていくことが出来るというのに。


サッカーボールをいじり遊ぶ。
いじって遊ぶ間、上手くものにし ....
赤トンボ、
ほとんど木枯らしにひとしい、
寒さでアスファルトに不時着した、
晩秋の、
ちいさなヒコーキ、
それでも在りつづける、
そのままの、かたち、
やがて、その透明な羽が、
きわめ ....
眠いのに眠れない
こんな夜は琥珀の水を飲み干せば
血液の流れがさらさら流れ
失くした夢も戻ってくる
だが琥珀の水は此処には無い

右に行こうか
左へいこうか
真っ直ぐに行こうか
夢は ....
あなたが魂を誰かに捧げたと言うのなら
私には魄を下さいな

魄は身体の魂です

今日はベーコンと菜花のペペロンチーノを作りました
つい癖で
麺はあなたの好きな伸び具合に茹でてしまいました ....
 
 このなだらかなスロープをのぼる体はだいぶ軋んでいた。皆が支える滑車は見事に装飾され様々な色合いを纏い蔦をおおく絡めている。そこのミチを抜けると断層にあたるから、低く照らし尽くした桟道はなんぼも ....
きんの砂地を
きんの蛇がうねる

蛇は大の苦手なのだが
その蛇は美しく
神々しくさえあった

強く 美麗で しなやか且つ妖しい

そんな女性になれそうもない私は
微睡んだまま

 ....
とても
脆くて危なっかしい

私にはそう視えた

空は青いのに 雨は優しいのに 花は無心で咲くのに
なぜ、淋しいのだろう

━ 黄泉比良坂をひとりで降りる気ですか ━

私は“愛” ....
いつも午前4時半丁度に目覚める
冷蔵庫で冷やしたブラック珈琲を飲み
冴えた頭で朝日がやって来るのを独り待つ
晴れた日は磨き込まれた廊下の先に
黄金の太陽が{ルビ燦々=さんさん}と昇り
廊下は ....
眠りから醒め羽を広げて飛び回る
乾涸びた茶色い羽で

複眼(め)はまだ虚ろで
ぼやけた視界が夢との境すら曖昧にする

そうだ柔らかい土と
蒼蒼とした葉叢に飛び込んだ夢

またボンヤリ ....
かくかくしかじかあって
そうだ、
私は詩を書くより編集する方が得意だったと思い出した

今、ある方の詩集の詩選に取りかかっていて
毎日が楽しい
今日は破格の値段の印刷会社も見つけた

 ....
朝焼け
ゴーストタウンが目覚めるよ
少数の人が
仕方なく住んでいる
ゴーストタウン
僕はそんな街が好きなんだ
目覚める度に
ハイになっているんだ


今日もインヴェガ一錠に ....
Hash-a-bye baby
    Hash-a-bye baby
  風が吹いたら
      揺りかご揺れる

Hash-a-bye baby
 ....
心の中に、ぽっかり穴がある。

それを、なにかで埋める。


或いはそこに雨が降って、 ....
(番外編41―20)
大家 佐佐木信綱の(夏は来ぬ)

それ程ふるい言葉でない そんなにも難解でない
日本の風物詩と 忍び音漏らす、玉苗植うる と優し

圧縮された歌詞に、
卯の花、垣根 ....
どろどろなんだ
書斎でどろどろなんだ
ドラッグストアに行っても
図書館に行っても
きっとリザベーションにいても
こころの内側は
洗いながせない
どろどろなんだ
どろどろ
キッ ....
さくばんは狂い気味だった
綿のシャツにノミを一匹見つけたものでね
ノミの視座に立ち
世界が広過ぎて困った
六畳も宇宙


軍隊式の睡眠法で眠り
起きたら午前四時だった
午後七 ....
大好きだったシンガーが死んだ


ピッツバーグからグレイハウンドに乗って
何かを探しに行った時代は
まだ探すべきものがどこかにあった
今はもう
クリック一つで何でも見つかると
真実かど ....
まあ
じっさいに、熊の被害に遭われた方には
申し訳ないのだけれど

熊のフリー・ハグに注意!

きょう
きゃしゃな感じの三人組の青年たちが
フリー・ハグのプラカードを胸にぶら下げて
 ....
三寸の舌に五尺の身を亡す
 言葉はクスリにも鋭いナイフにもなりえるもの
 どんな言葉だってナイフにもなれば
 クスリにだってなれるのに
 言葉に取扱説明書なんてないから
 使い方も使い道 ....
(番外編41―19)号泣悲嘆調と至福実現調の差異・
Cm(しーまいなー)を例に

釈量子さんは党首として朗らか、創業者の長男の悪口に負けない人、

日本初総合ビタミン剤指導者ビタミン爽やか
 ....
朝からクタクタになっている
キックが必要と
濃いコーヒーに赤ラークを摂っている
ときに妻の地雷を踏んでいる
富士山を眺めゆったりしたいな


さびしさの
天の
オルゴールが鳴 ....
久しぶりに
馴染みの店に
掃き寄せられた
落ち葉の面々

互いの無事を
半ば涙目で喜びつつ
とりあえずハイボールで
万感をこめて乾杯する

真っ赤に出来上がるヤツ
いつまでも ....
コーヒーをやめて{ルビ白湯=さゆ}にす冬の朝

小春日の電車園児に満たされて

ふくよかな大根足の{ルビ娘=こ}もいいね

その音のパリッと淋し踏み落葉

シュッとして冬のゴキブリ安楽 ....
ほんのり白い{ルビ繭=まゆ}のなか

疲れた夜に横たわり

ゆっくり静かに沈みます

外界のざわめきが届かぬように

繭を編んで眠ります
怒りの溶岩流から火傷を負いつつ
命からがら逃げると
嫌味の針の山
何処もかしこも穴だらけ
イテテイテテイテテ痛ったーい!
あまりの痛さに身震いがする
嘘の汚物に胸まで浸かり
極寒の冷たさ ....
ナポリタンのアンポンタンが、パスタを食べながら私にこう言った。
「詩は嫌いだ。偉そうだから」
それを受けて私はフォークを皿に大袈裟に当てると、ナポリタンのアンポンタンにこう言ってやった。
「詩が ....
ねぇ、ペガサス
私を月まで連れて行って
静かの海で
貴方と一緒に眠りましょう

雪白の毛並みは熱いほど暖かく
極寒の地でも
貴方がいる限り
凍えはしない

漆黒の眼差しは
黒曜石 ....
(番外編41―17-2)800億句を凡句にしたこの二句

芭蕉は伊賀の忍者ではない

あれこれ難癖をつけてその業績を下げようと企みする者を
これ伊賀の忍者忍法トランプと言う

田一枚植え ....
○「ユーチューブ家族」
パパもママも子どもたちも
布団の中でみるユーチューブが
一日のほっとする時間だって

○「玉木代表」
将来の総理候補とも言われていたのに
「玉」を潰されてしまった ....
冷えた指この世の果てがそこに居る


イヤホンの中で無限の春に会う


目蓋から水だけ落ちる安定剤


小指から溶けて旅立つ子供の日


指先に見覚えのある夏の雪


視 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
去るもの追わず- 鏡文志自由詩4*24-11-17
立冬トンボ- 本田憲嵩自由詩724-11-16
眠れぬ夜- レタス自由詩8*24-11-16
魂魄- りつ自由詩6*24-11-16
ユートピアを考えていた。- あらい自由詩224-11-16
金色の蛇- りつ自由詩3*24-11-16
黄泉路- りつ自由詩4*24-11-15
朝日を待って爽やかに- レタス自由詩6*24-11-15
眠虫- 栗栖真理 ...自由詩2+24-11-15
リア充- りつ自由詩3*24-11-15
ゴーストタウン- 田中教平 ...自由詩324-11-15
Hash-a-bye_baby_- りつ自由詩3*24-11-14
穴について語る時に、我々の語ること/作:レイモンド・クレージ ...- 鏡文志自由詩4*24-11-14
(531―20)野施行千代に八千代に- 水恋鳥魚 ...散文(批評 ...124-11-14
どろどろ- 田中教平 ...自由詩2+24-11-14
インプロヴィゼーション- 田中教平 ...自由詩324-11-14
アメリカ- 藤原絵理 ...自由詩424-11-14
熊のフリー・ハグ。- 田中宏輔自由詩14*24-11-13
仕事幽霊飯弁慶、その癖夏瘦せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病- 涙(ルイ ...自由詩324-11-13
(531―19)野施行千代に八千代に- 水恋鳥魚 ...散文(批評 ...124-11-13
- 田中教平 ...自由詩324-11-13
落ち葉- 夏井椋也自由詩824-11-13
誰かの冬の物語- 森田拓也俳句14*24-11-13
五行歌_沈黙の夜- レタス自由詩6*24-11-12
天路歴程- りつ自由詩3*24-11-12
去るものは追わぬ、イタリア人のスケッチ- 鏡文志散文(批評 ...3*24-11-12
ペガサスと翔ぶ- りつ自由詩3*24-11-12
(531―17-2)野施行千代に八千代に- 水恋鳥魚 ...散文(批評 ...124-11-12
独り言11.12- ホカチャ ...自由詩3*24-11-12
死後の世界で会いましょう- 由比良 ...俳句3*24-11-12

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