トウモロコシに憧れたので
トウモロコシになりました

さらりとそう語れたのなら
カッコいいかもしれません

でもそういうわけではなく
トウモロコシに生まれ育ち
トウモロコシになりました ....
自称詩人は引きこもりなので
新型ウイルスに感染することはない
従って
下手をすると
自称詩人だけが
生き延びてしまうことになる
それは人類が最も恐れていた結末だ
そんなことなら
いっそ ....
  波間で
  花びらを
  持とうとする
  すごい 忘却の速さで


  水のように
  貴方の部屋にいた
  そのことのすべてを
  分かろうとするけれど
  とても ....
学校で教える音楽は
音を楽しむではなく
音を学ぶであって
楽しくなんかない

学校で教える数学は
数を学ぶではなく
数で楽しむべきで
数楽に変えて欲しい

学校で教える化学は
化 ....
 
愛ゆえに

あなたを、許さない

そんなわたしを、許して


 
言葉(文章)についての本を色々読んだので、つらつらと書きます。


・言葉は人の身体にまあまあ合っている

言葉は、人の脳の容量とか、口の動かし方、息の出し方、書く動作、に、合っている。から ....
彼女の股間に棲む生き物
その名称を公に口にしてはいけないルール
文字にしてはならない決まり

誰が決めたか知らない

知らないけれど守らなくてはいけない
暗黙の了解を経て今ここにいたる
 ....
魚は空を泳ぎつかれ 月のサンゴで身をくねらせ鱗を星にかえす

蒼いムードとブルージーンズ 青春の風は皐月の風のように吹きぬけた

うるさいだけのコマーシャルが流れる都会の雑踏に思慮のある小娘の ....
いつものように歩いていたのに
いつものように犬と散歩していた夜に
いつもは足を止めもしない場所で

足が歩みを止めて犬が不思議そうに
足のまわりをくるくると回っている

線路下の細い道が ....
 お別れ

回遊する魚達、
渦を巻いて
泳ぐ泳ぐ
舞い狂う雪の中
純白の視界を切り裂き
蒼く蒼く透き通り


 出会い

寄り添う
肉身の二つ、
交わり激しく
夜を埋め
 ....
僕は夜明けをあまり知らない
けれど夕暮れならたくさん知っている

薔薇いろから菫いろへとグラデーションする夕暮れ
金色の雲が炎えかがやく夕暮れ
さざ波のような雲が空を湖面にする夕暮れ
不吉 ....
あたたかい色の
太陽の
朝、

心臓は
針金で
編んだ
さみしさの色をしている。


すっかり
青ざめた
希望は、
真実の蛇の姿を晒して
ゆらゆらと怯えながら揺 ....
そこにいて、あそこにいて
あちらにもこちらにもいる夕ぐれ
夕まぐれ、ぽつりと川の中洲に
陽が落ちている、ぽかんとしている

誰もが知っていて誰も知らない
歌を烏が知らないよ、と歌う
なん ....
足踏みオルガンの
空気が少し抜ける音
いつも私が座る事が多い

買い替えてと言えば
捨てられてしまいそうで
言い出せなかった

赤トンボはいつも
あのオルガンに止まってた
 ....
さだめなき世に
年古りて
なにひとつ
新しくもない
年がまたくる

十二月
三十一日
午後十一時
五十九分
五十と
五秒

冬の雨が
雪にかはり

廃屋の時計が ....
晦日の夜に
透空遥か、星瞬き
シリウス、ベテルギウス、プロキオン
冬の第三角を壮大に結び
除夜の鐘待つ街を照らす

燦々と光ふるふる新年に向け
透空遥か、星々の輝く
スカッとしない毎日に
いらっとする日々
ふらっと入った店で注文した拉麺
不味い
それでも勿体ないからすすってたら
グラッときた

地震は大したことなかった
よかった
ラッキー
そ ....
アインシュタインの
特殊相対性理論は

簡単な数学だけの
思考実験で生まれた

量子コンピュータにも利用される
量子テレポーテーションも
ほとんど数学もいらない
思考実験から生まれた ....
 
 
砂漠で椅子を並べている僕の耳元で
佐々木さんがささやく
卒業生たちは丁寧に会釈をしながら
前方から順序良く着席していく
人は生きているとささやきたくなる
だからいつか人は死ぬの
 ....
窓が入れ替わるように
すれ違ったから

押し花みたいな思い出を
透明なガラスにしまったまま

膨らんだ喉の奥に
私も入れて欲しくなる

あなたの声が側にある
それだけで裏に回るほど ....
私は世の中をしりたいという思いはない。

すでにしるべきことはしってしまったから。

私は自由になりたいという思いはない。

すでに自由になってしまったから。

私は幸福になりたいわけ ....
叩きつけ合う鋼鉄
反響スル
この森に
霊魂をぶら下げ
午後五時に入る

 異界ノ息、
  異様ナ相、、
 移行ノ刻、、、

穿たれる
窪みに
今や鉛と化した
前頭葉をズブリ
 ....
のんだくれ男とやさぐれ女
とぎすまされた場所にはそぐわない

だれも無関心のふりの都会で
新宿で乗り降りするほどの乗客

手を繋ぎたい天使が裏帳簿に記帳されて
探している煙草は違ったポケ ....
12月になると
聴きたくなる曲がある

僕だけでなく
誰もが聴きたくなるのだろう

街のアーケードを歩くと
必ずといってよいほど

聞こえてくる
この時期だけの名曲

山下達郎 ....
幸福を満載に積んだトラックも
ガタガタの悪路を走っていたら
荷台から落ちるよ
幸福は縛り付けておけないからさ

人は誰でもするよね

誰かと自分を比較したら
自分は幸せだって
でも
 ....
朝早く 週の初めに 日の既に登る頃
  主の墓に着いた

一人むかえる{ルビ後朝=きぬぎぬ}の
光を受けて 目を覚ませ
讃美囀る あしひきの
山尾の裾の 鶯の
歌こそ至極と 窓を開け
 ....
絵筆ではなく
言葉のペンでするスケッチ

現実からかけ離れた場所に椅子を置いて
そこに身を委ね
手には大学ノートではなく
スマホを持ってる

頭の中で思索を巡らしていたら
そこからみ ....
白いブラウスの襟を
真っ直ぐに戻す時は
紙ひこうきみたいに
指先から離れて飛ぶ

空に少し傷跡を残す
翼が迷った代わりに
私の唇で閉じていく
思いも願いも込めて

音のない最終滑走 ....
子供が
空を飛んでいた
いや
飛んでいたというよりは
屋根から滑空していた
大きなカマキリに似た生き物を背中に乗せ

そこから記憶はなく、始まりは窓を開けていた

家庭用プリンタから ....
俺はいつでも
時限式の爆弾をこめかみに隠している
作ったのは間違いなく俺自身だが
どれぐらいで爆発するのかは全く判らない
シリアスに活動している
シリアスに活動していると
時々そういう ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トウモロコシの覚悟- ブルース ...自由詩3*20-1-31
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