僕の椅子に知らない子が座っている

白いワンピース

コントラストに擬態して

あぁ、もう、

高いのだから気をつけて

構わず回る君
くるくると


いつの間に紅い服
人間、最後にものを言うのは学歴よ
学歴なくても成功してるなんて
ダメよ、ダメ、ダメ
肩に力入りすぎなの
自分だけならいいのよ
でもね、そういうのに限って
周りを巻き込むの
余裕がないのよ ....

街に
高い塔
塔がある
 塔の中に
  階段があ
   る長い長
    い螺旋階
      段が塔と
       一緒に伸
        びていた
    ....
奇数行 長谷川忍
偶数行 鵜飼千代子


時々は嬉しいこともあって
蛇の目に注ぎのぼる酒を見遣ると
それでお酒を呑む
波立つおもてにやがて 習ったよう ....
乾杯カビの生えた氷 私の書いたものにはパターンがある。大きく分けると次のようになる。
①エロ、②フェチ、③じいさんイジメ、④ブスイジメ、⑤デブイジメ。
&# ....
コンクリートの塀に添って
浅く掘られた排水路には
緑色の水が
日照りの夏も
凍てつく冬も淀んでいて  

水中に浮遊するべき
ボウフラ・ゾウリムシの類いも
泥中にたむろするミミズの姿も ....
北川透がいっている、詩的レトリックの本質は違反である
それを引用的に言えば
僕は、現代詩の本質は、日常的な言葉への違反であると思っています。
(そうではないと思っている方も多くいると思いま ....
【水だ】

空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ

骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き

水族館の いっかいから 
          二階にかけて
       ....
小籠りくすぐりあっているのが
お仕事に影響するのは、はた迷惑ですね

「嫁の躾しろよ」という話になる



小籠りくすぐりあっているのが
生活を後ろ楯るのはいいですね

仕事は進む ....
てっきり
魔法の越中ふんどしで
飛んで行ったと思っていた
おじいちゃん
実は猛烈な強さの台風に向かって
「わしはわしの家族を
お前から守ってみせる!」
と叫びながら突っ込んで行ったのを
 ....
幼い頃から
鼻血を出したことがない。
だが、街灯が消えて
露が凝縮して
霧がコンクリートから浮かぶ時に
(寒い朝に
ある目に見えない神の息)
頭が空になった感じ
鉄の匂いと

を ....
たいていは
朝靄の中
大きな
丸い眼を潤ませ
こちらを見て
もぐもぐと
やっている
口元を
見ているうち
どろっと
草地の上に
灰の色をした
肉塊がひとつ
なんとも
温 ....
助からない僕に落雷 さて、聖書にはじつに多くの殺人行為の記載がある。

「この時、主の霊が激しくサムソンに臨んだので、サムソンはアシケロンに下って行って、その町の者三十人を殺し、彼らからはぎ取って、かのなぞを解いた人 ....
そいつは生まれてすぐに
数十年前に潰れた廃棄工場の
錆びた中古車の中に置き去りにされた
有刺鉄線を器用にくぐり抜けた母親は
数時間後に自宅近くで酔っ払ったタクシーに跳ね飛ば ....
 
メガネをはずそう

まわりがかすむよう

少しは自分が見えるかもしれない


 
とろけてくバニラアイスを舐めながら二人の汗で汚した畳


泡立てたボディーソープの隙間から膨らむ熱を包んで{ルビ扱=しご}いて


飲めぬ酒無理して飲んで寄りかかり「はやく襲って」なんて囁 ....
 「文学者たる事の困難には依然として何も変わりはないが、文学志望者たる困難は全く無くなったと言っていい。」(小林秀雄 『言語の問題』)


 ちょっと気になってたので調べたのだが、群像の新人賞の ....
 通俗的な作品というのは、これまでもヒットしてきたし、これからもヒットし続けるだろう。シェイクスピアにも通俗的な要素はあるが、しかしシェイクスピアの作品はただの通俗的な作品とは違う。

 物語性、 ....
ドイツ中道右派の有力紙ディ・ヴェルトが、集団的自衛権容認に抗議する男性の焼身自殺未遂事件について、NHKの中立性についてはっきりと疑念を呈しています。

-------------------- ....
駅に向かう坂の途中に咲いている朝顔に人形の首がぶらさがっている。天気は訪れる時期を間違え続け、今日も橙に人々の肉を染め上げている。鉛なのか鋼なのか定かではないが、いつでも重い金属が鼻孔の奥 .... 波打ち際で花束のような人

野にある姿は幻だったの

手の内を隠して

笑いかけるだけ

振り向いたら負けと言いながら

波に呑まれて魚と愛し合った

夕立の前に
 ....
例えば、風の向こう

丘の向こうに

何かがあると考えてみる



幸福というのはいつも

何かの向こう側にあって そして

不幸はいつもこちらがわにある


 ....
頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る

頭わるい男が突っ走る
 ....
潮風と鉄錆びの匂いがする
寂しい港町に住みたい
そんな街に住む人達は
どこか遠い町から流れ着いたから
いつも風が體を吹き抜けていく
頑丈な靴を履いて
身構えながら
何時でも何處へでも
 ....
物悲しいかたまりが
からだの奥をふくらませている




水がどこまでも
水であるのは悲しい

言葉の色が
明るく消えてゆくのは悲しい

むらさきだけが
 ....
私は負けるのが嫌い
スポーツは好きだけど
負けるのが嫌い
だけど必ず順列がくる
おはよ
君すごいね
疲れない?

順列は
いつも無言だ
彼が指さす
その場所には
いくつもの数字 ....
七月の波止で
新月のような魚を釣るひとたち
豆アジの季節だ
いつ
どこで
魚のかたちに孵化したのか
釣り人はそれを知らない
月のように丸くなるは秋のおわり
一掴みのアジになる

今 ....
冷蔵庫に賞味期限切れの
ちくわが一本残っていた
二日しか過ぎていない
まだ大丈夫だろうと
丸かじりする

食べながら
ちくわの穴と対峙する
もしかしたら……
別世界が見えるかも知れな ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7564)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕の椅子- 水素自由詩3*14-7-10
学歴- 花形新次自由詩114-7-9
螺旋階段_1- 凍月自由詩8*14-7-9
交錯詩_「お酒」_____長谷川忍___鵜飼千代子- 鵜飼千代 ...自由詩16*14-7-9
乾杯カビの生えた氷- 北大路京 ...自由詩314-7-9
私と性行為- 花形新次散文(批評 ...214-7-9
オセンエキ_あるは_過去に作られるべき詩_- イナエ自由詩10*14-7-9
詩の試みー知りすぎている貧しさの中で_mixi日記より_20 ...- 前田ふむ ...散文(批評 ...3*14-7-9
【水】引き潮- るるりら自由詩22*14-7-9
みはるかす- 鵜飼千代 ...自由詩12*14-7-9
台風になったおじいちゃん- 花形新次自由詩214-7-8
鼻血- アンドリ ...自由詩514-7-8
- 天地無用自由詩4*14-7-8
助からない僕に落雷- 北大路京 ...自由詩214-7-7
サムソンとデリラ- atsuchan69散文(批評 ...3*14-7-7
いつかこころが目覚める朝に- ホロウ・ ...自由詩1*14-7-7
メガネをはずそう- 殿上 童自由詩22*14-7-6
官能短歌_1- 時子短歌5*14-7-6
小説における文体の問題- yamadahifumi散文(批評 ...314-7-6
物語に深みを出すには- yamadahifumi散文(批評 ...214-7-6
ドイツ有力紙がNHK批判- 動坂昇散文(批評 ...2+14-7-6
幸福不信- 葉leaf自由詩114-7-5
ある日魚になった彼女- 永乃ゆち自由詩6*14-7-5
スニーカー- yamadahifumi自由詩1*14-7-4
頭わるい男- Lucy自由詩16+*14-7-4
葉書_バンダライ- まんぼう ...自由詩4*14-7-4
ノート(物悲しいかたまりが)- 木立 悟自由詩714-7-4
私は負けるのが嫌い- 倉橋ゆい自由詩614-7-4
文月の詩- たま自由詩14*14-7-3
【_ちくわ_】- 泡沫恋歌自由詩22*14-7-3

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