ためこんでためこんだ
洗濯ものが山となり

その重圧が
たまらずに

このクソ暑い
夏の最中に

意を決して
洗濯してみたら

まぁ
よく汚れが落ちること

それに
や ....
二〇二一年四月一日 「時のいたみ」


 ロマンティック時間SF傑作選『時の娘』の5作目は、バート・k・ファイラーの「時のいたみ」10年の歳月をかけて時間旅行したのだが、それがあまり役に立たなか ....
☆「専門バカ」
狭いその世界だけに通用している価値観なのに
全世界の頂点に立ったような気持ちになっている人がいる

☆「口から出る言葉」
なにげない日常の口から出る言葉にこそ
その人らしさ ....
二〇二一年三月一日 「生きていた火星人」


 ロバート・シルヴァーバーグの『生きていた火星人』を読み終わった。火星人が生きていたことがわかったところで、物語は終わる。主人公の10歳の少年と9歳 ....
自称詩人界隈にも
宗教ばばあは存在する
実はいい人で間抜けな私は
不覚にも
自称詩人の集いがあるように
匂わされて
わざわざ手土産持って行ってみたら
変なアパートの一室で
座禅組んでぶ ....
○「昭和は遠くになりにけり」

「君を死ぬまで離さないぞ!」
僕の若い頃は決め台詞だった
しかし、今は
そう言われるのを喜ばない女性が
増えているそうだ
子育てが終わったら卒婚
定年退 ....
二〇二一年二月一日 「ルミナス」


『90年代SF傑作選』下巻の8作目は、グレッグ・イーガンの「ルミナス」数学の話で、なんのことについて書かれてあるのかはわからなかったが、小説を読む楽しみはあ ....
○「大雨後の晴天」
青空が美しい!
爽やかな風まで吹いている
ああ!災害がなくてよかったあ!
ラジオからは昔の歌謡曲がきこえてくる

○「線状降水帯」

赤い雲がかかり続けると
大災 ....
二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」


『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ....
○「因縁」
田舎で暮らしていると
さまざまな因縁というものを強く感じる
先祖の因縁、地域の因縁、家族の因縁、
親戚の因縁、時代の因縁、世界の因縁など
さまざまな因縁が積み重なって
今の自分 ....
花先が指に触れる
雪の際からとけていく六角みたいに
わたしの指が花の熱で
輪郭を失っては蒸気になって
この空に還る
いまここに
この場所に
花先に恣意はないのに
わたしが勝手に崩壊して ....
文字数の足りない最終回を
とりあえず
一年後に弾薬として
気の利いた演奏を
壊したい人質はまだ急須の底
貯金箱の目前まで
句読点を怪文書に隠してはいた
暗黙の被害者たらず
ほじくれば聖 ....
石はうごかない


当たり前なんだろうけど、「文字四次元論」は、
(空海やプラト ....
まだ明けぬ夜のことなど延々書き連ねたところで仕方がないのだ、日向のことを、簡潔な希望のようなものを綴らなければ誰もそれを読んでみようなどと思うはずがないと、誰に言うともなくひとりの若い男が初めての .... ○「短文」
あなたの詩は
短いからいいのよ!
とおほめの言葉をいただいた
長文の苦手な僕には
とても有難い言葉だ

○「医者通い」
今日は今から視野検査です
車で一時間かけて行きます ....
二〇二〇年十三月一日 「学園紛争」


 ぼくは同志社大学の1980年度生だ。1980年度に入学したって話だけど、ぼくの大学一回生の後期の授業は、学園封鎖で潰れた。後期テストはレポート試験だった ....
○「猛暑の7月」
やっぱり寒い方が良かったなあ!
と冬を懐かしんでいるこの頃

○「終活」
いつまで生きられるかわからないから
下手な詩でもどんどん書いておこう
いつまでも生きられるかわ ....
ケ、
チャップは、
嵐の夜、
電動自転車に乗って
ポマードの匂いのする
男同士の海とサンバを踊る
ケ、ケ、
チャ、チャップは、
エアリンガスのエアバスA320にロッテ
スンドゥブチゲ ....
暑い夏
体汁搾り
飲み干して
ヨーデコロンを
ミスト散布し
二〇二〇年十二月一日 「年間SF傑作選7」


 きょうから、寝るまえの読書は、『年間SF傑作選7』の再読である。これは4作ほど憶えていた。バラード、ラファティ、ボブ・ショウ、バロウズの作品だっ ....
石をつつむ
壁をつたう
伸びていく
一本の蔓は

  しなやかに
  陽のなかを
  炎と雨と風
  受け止める

    一粒の豆の
    一つの芽が
    時の ....
○「自殺」
地域の二十代の青年が自殺した
家で首吊り自殺した
真面目でよく気が利く青年だったとのこと
以前から「死にたい!」ともらしていたとのこと
紐を首にかけてぶら下がった時は
どんな気 ....
父を思う
なぜだか
ひとりでトランペットを吹いている

音楽が好きな父は
アコーディオンを少しやっていたと聞いた
肺活量は人より多かったらしいから
ほんとうにトランペットも吹いていたかも ....
○「職場環境」
仕事はいいんだけど
隣に座っている人とうまくいかないから
もう辞めたいという
隣の人にあたし大分嫌われているみたいだという
しばらくしてまたかかってきた
隣の人とはうまくい ....
二〇二〇年十一月一日 「{ルビ生贄=いけにえ}の王」


『年間SF傑作選3』の6作目は、ポール・アンダースンの「{ルビ生贄=いけにえ}の王」アメリカ人側の宇宙飛行士が生き残り、敵側に捕まった。 ....
こころころころこころころ
こころはころがるころころと
不思議なおにぎり食べたとたん、
こころがおちてころがって
ほっぺもおちてころがって
たくあん食べてお茶のんで
あちこち探してみたけれど ....
二〇二〇年十月一日 「みやうち ふみこさん」


『O・ヘンリー名作集』の2作目は「警官と讃美歌」冬は寒いので、なにか悪さをして刑務所に入ろうと、いろいろ努力するホームレスが主人公。どうしても努 ....
彼の生活を、わたしはしらない
だけれど
きっと彼は排泄もせず
星のしずくを飲み
まれに息をするくらいな筈だ
そんな感じで
ネット詩人は生活をするでもなく
人差し指から滲み出る灰色のインク ....
二〇二〇年九月一日 「転移」


『猿の惑星』を書いたピエール・ブールの単行本『ジャングルの耳』が、Amazon で5983円してた。ぼくは、3000円でネット古書店で買った記憶がある。3000 ....
 なぜこんなきつい仕事を請けてしまうのだろうか?自問自答しながら私は三条市吉ヶ平に車を走らせていた。
 次週に請け負った、二名の宿泊込み歴史の道八十里越道ガイドの仕事であったが、気分はまったく乗らな ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏は洗濯の好機- st自由詩222-8-1
詩の日めくり_二〇二一年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-8-1
独り言7.26- zenyama太 ...自由詩1*22-7-26
詩の日めくり_二〇二一年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-7-25
宗教ばばあ- 花形新次自由詩122-7-20
独り言7.18- zenyama太 ...自由詩1*22-7-18
詩の日めくり_二〇二一年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-7-18
独り言7.16- zenyama太 ...自由詩1*22-7-16
詩の日めくり_二〇二一年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-7-11
独り言7.10- zenyama太 ...自由詩1*22-7-10
花先が指に触れる- 万願寺自由詩2*22-7-5
金網と槌あるところに- あらい自由詩422-7-5
石はうごかない_____- 足立らど ...自由詩2*22-7-5
戦争と戦争ごっこの話- ホロウ・ ...自由詩3*22-7-4
独り言7.4- zenyama太 ...自由詩1*22-7-4
詩の日めくり_二〇二〇年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-7-4
独り言7.2- zenyama太 ...自由詩2*22-7-2
ケ、チャップだけのナポリたん- atsuchan69自由詩7*22-6-28
飲汗健康法- 足立らど ...短歌3*22-6-28
詩の日めくり_二〇二〇年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*22-6-27
"9"- 津煙保存自由詩5*22-6-26
独り言6.23- zenyama太 ...自由詩1*22-6-23
トランペット- 乾 加津 ...自由詩7*22-6-22
独り言6.20- zenyama太 ...自由詩1*22-6-20
詩の日めくり_二〇二〇年十一月一日-三十一日- 田中宏輔自由詩17*22-6-20
不思議なおにぎり- atsuchan69自由詩3*22-6-19
詩の日めくり_二〇二〇年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-6-13
ネット詩人A- 山人自由詩8*22-6-7
詩の日めくり_二〇二〇年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩17*22-6-6
獣臭- 山人散文(批評 ...4*22-6-5

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