気がつくと
またちんちんをさわっているよ
さみしいからだろうよ
何がさみしいかというと
あらゆる人の記憶から
おのれを消し去ってしまいたいから


あらゆる人の記憶から
消え去ったあ ....
{引用=影法師}
セイタカアワダチソウの囁き
太陽と雲のコラージュ
目隠しする乳房
一瞬で潰れた空き缶の音
湖水に跳ねる金貨 落ちる鳩
鉛筆を齧る数学教師のポケットの
癲癇持ちの日時計
 ....
夜の泡の音
虫も草も聴こえぬ径
遠く流れる星の瀧
夜の泡の音


欠けた鏡
隠れた鏡
持つ手が映る
夜も映る


発つ光
着く光
手のなかの氷
 ....
一発上がるたび
メッセージや協賛が
アナウンスされる
辛気臭い
思い出の中の花火大会

大人になり
横並び何連発や
間髪入れず打ち上がる迫力の
爽快感と、興奮

ひとつづつあ ....
滅菌室に芽吹いた
一本の葦

畳、開け放たれた窓、ほほをなでる風
庭に咲くキンモクセイ
高校の制服
ボールを蹴るときの足の反動と
ふくらはぎからふとももの筋肉の
機微

酸素と ....
ミクロの世界に住んでいたと
毎日気づかされる
憂鬱な数字が踊る


決死圏で繰りひろげられる
細胞たちの戦いに

なんの援軍も送れずに
ただ恐れるだけ

世界を覆いつくす
ミク ....
香港の「民主の女神」ちゃんも逮捕されちゃって…

うなぎのぼりに気温も上昇

夜でも30℃だとよ

それでも自粛しろというのかい

それでもカネを落とせというのかい

開戦も
 ....
 
 今あなたは冷や麥を啜っている

 あなたが今、啜っているのは、冷や麥である

 今、冷や麥を啜っているのは、あなたである

 あなたが冷や麥を啜っているのは、今である


  ....
熱風が吹く
真夏の昼下がり、
子供は遠く奥へ駆けていき
老人だけが残された

ヘチマがぶら下がる縁側で

眩む空の青、浴びながら
取り残された老人は
揺れる地平に身を委ねる
遥か彼 ....
年の取り方が分からない
落ち着き方を知らない
若者を温かい目で見られない
余裕がない

一体どうすれば
往年の笠智衆のように
なれるのだろう

大坂志郎みたいに
振る舞えるのだろう ....
1)癌と診断された彼女の
ふわふわと帰路に着く足取り
おかあさんにあるがまま言ったらと
想像して
抱えることを選ぶ

2)
親の下の世話をし、食事を食べさせ
洗濯機をまわし
エアコン ....
畦草を揺らして
蛙の声がうねっている
 鳴けるのは
 今だけ
 この青田だけ

頑固者は
喚くだけ喚き
生まれたちに拘り
季節に身を任せ
素潜りする

土の中で考える
肩書も ....
今日も
意識を想像の海に遊ばせて
精神の懐かしい場所に
ゆっくりと降下してゆく
そこに見えるのは
青色の巨大なアステカ蟻の行進
それは僕の意識の辺境まで
延々と続いてゆく
空には金色の ....
痩せっぽっちのロバと
ながらく友達だった僕は

マッチョなイギリスの
粋なボーカリストが好きで

ついにはオペラ座の怪人の
私生活を知ってしまうのだろうか

拘束されない言葉ほど
 ....
やせっぽっちの山をひきつれて
小銭ほどの野ばらをこえます
つないでいる手というのは
ひとにぎりに残った樫の木でしょうか
ばらばら、と山の根もとをこぼし
ぼたぼた、とやまびこが線路にも ....
「けれどね。」
君はひたすら早熟の無花果を皿に並べているだけで、こちらには目もくれやしない。無論食べる気も無いのだ。
同罪なのだ、なら悪い子だ、ねえ。私達の思いは重なることもなく、ただ庇オオわれて ....
 
いつからか往き來する

一輪車のりのほそながい影 


軒から逆さに見下ろす 

くれがたの橫町 


{ルビ世界=今日}の終わり

無言の道化たち 


陶然と  ....
剥き出されている

神経は逆立ち
風雨に鳥肌立つ
紅の樹木は激しく波打ち
瞳をくりくりと輝かせた
木登り少女は姿を消した

何にもない、何もない
意味は全て剥奪され
記号だけがひょ ....
とうにもう
枯野の向こうへ行きやったけど
おれに初めてフグを食わしてくれたんは
おんじゃん(おじいちゃん)やった

唇がぴりぴりしたら言いや
フグの毒がまわったゆうことやさかいにな
おれ ....
一人を越えた一人で
異を受け入れる小鳥

見つめあった訳
それは誰にも見えない
ただ一人の遊び

でもそれがみんなのためになってるんだね

あの草のように笑おう

砂浜で笑う

あの子は

今も遥か彼方で愛を探している
天球は精神と繋がり
地球は身体と繋がり
刹那に感じる
身体を駆け巡る
その波動が
眉間から生じる
紫のオーラが
全方位に向かって放たれる
無限の意識が
森羅万象の宇宙に溶けてゆく
 ....
本当は存在しないもの
駄菓子の当たり
国境線
赤道


本当は存在するもの
自販機の当たり(たまに当たるんだぜ)
戦争
ひとり


地球儀にキャプテンがいる
片言の日 ....
言語は解体され、意識の破片となって、冷たい寝床で検死医を待っている、風が鳴くような音は、体内に残留した空気が逃げ場所を探す音、死後硬直のトーンは灰色、アルミニウムのような冷たさだけがそこにある、空 .... この部屋にも窓はある
背丈より少し高い壁にひとつ
開けるとカラカラと風
視界の遥か上を通過する
気持ちいいでしょ と声が聞こえ
ると 口、
涎が落ち、水脈になり、
萎れた花に
手が伸び ....
 振り返ると 脚本家は匂い無しのセリフ並べ
 うわの空で現実を見る 格好だけする
 ほくろの白い 白狐 稲荷のしたたかさ
 楽になる秘訣 何もしないこと
 戸籍上ケセラセラは 松尾芭蕉だったか ....
一生使いきれないくらい
お金を持ったら
値段のあるものすべてが
無料に見えるんだろうな

一生使いきれないくらい
お金を持ったら
値段のないものすべてが
有料に見えるんだろうな

 ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている

何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく

痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
{引用=首}
なだらかな午後
ただそれ自体の円みと感性で
転がって
吸血する問いとなり
落下する 分裂の暗い谷へ

隠匿されていた
真っ赤な夜が溢れても
目交いすらなく
過る夜鷹に ....
一日にふたつ詩をスマホに打ち込んでネットに投稿しても

何も変わらない
何も起こらない
何もスタートしない

この寂しさ
この空しさ
このやりきれなさ

嵩ましをするばかりだ
 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6591)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
またちんちんをさわっているよ- はだいろ自由詩920-8-14
死者の戯れ- ただのみ ...自由詩4*20-8-14
抄えずに_抄えずに- 木立 悟自由詩2+20-8-14
花火- wc自由詩5*20-8-13
薬にも毒にもならないメディカルスタイル- wc自由詩820-8-13
ミクロの悪魔- st自由詩120-8-13
反国家- ナンモナ ...自由詩3*20-8-11
冷や麥- 墨晶自由詩3*20-8-11
ヘチマがぶら下がる縁側で- ひだかた ...自由詩320-8-11
私の目指す年寄り像- 花形新次自由詩320-8-4
インスタントポエム- wc自由詩820-8-4
- もちはる自由詩2*20-8-4
目の前の現実に視線を合わせる- ジム・プ ...自由詩4*20-8-4
ロバの話- 梅昆布茶自由詩1020-8-2
humming_over- 星 ゆり自由詩420-8-2
朔夜- あらい自由詩120-8-1
il_crepuscolo- 墨晶自由詩3*20-7-31
荒野- ひだかた ...自由詩420-7-31
てっぽう- yo-yo自由詩3*20-7-30
飼育員- moote自由詩220-7-30
拡散- moote自由詩120-7-30
君の中で清らかに静かに燃えている、そのリアル- ジム・プ ...自由詩2*20-7-28
地球儀- wc自由詩1020-7-28
乱反射する生の所在地- ホロウ・ ...自由詩2*20-7-27
L.S.D- れつら自由詩2*20-7-26
滅茶苦茶①_- あい う ...自由詩120-7-26
豊かな貧乏- イオン自由詩2*20-7-25
レインダンスのまち- 梅昆布茶自由詩1820-7-25
早贄- ただのみ ...自由詩4*20-7-25
一日にふたつ詩をスマホに打ち込んでネットに投稿しても- こたきひ ...自由詩420-7-25

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