木々があいする木漏れ日のこと
川がめでるせせらぎのこと

雨が求めるつちの渇きのこと
太陽がほしがる水溜まりのこと

夕日があこがれる水平線のこと
朝陽がのぞむ暗やみのこと

 ....
人は
どのように生きてきたかを子孫に知らせたいのだ
知らせなければならないのだ
どのようにして人間は生きてきたかを

私はきのう見た夢の事を思い出していた

海岸に乾物のように干からびた ....
きみの真っ直ぐな眼差しに あたしは
耐えられなかった 大人のふりをして
夢みたいなこと言っちゃだめ なんて
夢を見たかったのは あたしのほうなのに


あたしは臆病だっただけ
子供か ....
先日、マグリット展に行ってきました。面白かったので、図録やマグリットについての本を借りて読んだりしました。

マグリットとパクり

ベルギーの画家マグリットは、シュールレアリスムの巨匠と言われ ....
遠い空の明け方の光のもと
純粋なデモが始まった
幾つもの国境と限界を越えた先のデモだけれど
空を渡ってこちらまでシュプレヒコールは届いてきた
純粋なデモの純粋な示威行動と純粋な主張 ....
横たわるものと
立ちつくすもののあいだの霧
とどまるもの
落ちるもの
波のない海に
輪をつくるもの


空を追うつぼみ
変わりゆくものから痛みは去らない
口の内にあ ....
 
花見の客もいなくなった公園に

八重桜が ぽつり

月夜に ぽつり



 
八宝菜の具を数えている 阪神の勝ち負けに泣き酒を飲むまた新しい春が来ました ときどき、神さまについて
考えてみることがある
私は無宗教だが
神さまを侮ったりはしない

イメージは漠然として
先祖の霊だったり
大自然の力だったり
稲荷大社の狐だったり

見え ....
靴を履いて出掛けるたびに 冷蔵庫が肥っていく
月を眺めて暮らしていると 冷蔵庫が痩せていく

月が見ている私の距離は 靴で行けない夜の国
そこは 冷蔵庫のいらない世界
そこは 腐らな ....
君が詩を書いていると知って
私も詩を書いてみたけれど
書けば書くほど
言葉を見つければ見つけるほど
君のためにできることが
ひとつもないと知りました。
何のために書いているのでしょう
難 ....
郵便配達の仕事が余りにも忙しいので
命令とか責任とかで目の前が真っ暗になったので
思い切って溜まった郵便物を池に投げ捨てた
私は仕事から解放され池の縁に座っていた
はがきが水に濡れ ....
真新しいパンプスを
履きながら歩く
晴れわたる春の路地裏
靴づれはひりひりとして
ドラッグストアに立ち寄る
店員へ傷跡に貼る
ばんそうこうを下さいと云う

    *

少し無愛想 ....
梅俺杏桃桜の順で君から遠い 咲きそうな桜の木を揺らす 左脳の幽霊船追いかけ梅の花 不死鳥が食中毒で死んだのがドラゴンボール最大の謎  
月夜かな

宴の後の

八重桜



 
 まっくらな夜。いよいよ、みんながおかしくなる時間になる。ひとり、またひとりと、おかしな言動をとめられなくなる。私は、みすぼらしいバーのソファでささやく。「あゆみをとめて、じっと太陽をにらんだ。するど .... 四番目の息が聞こえる。
父の息。
母の息。
私の息。
そして、聞こえる。
他には居るはずがない誰かの息が。

まだ幼かった私は、父母に挟まれ、狭い二階の一室で、毎夜訪れる暗闇と遭遇してい ....
僕の見ている世界は
僕の頭にしか存在しなくて
僕の愛する人々は
僕の見ている幻だろうか

本当の僕は
得体の知れない形をしていて
ひとりぼっちで
薄暗い緑色の中を
漂っている ....
もう何度と
ぺんぎんたちは
繰り返したことだろう
やめると言っては
煙草を吸い続けてきた
昨日まで
もう二拾年間
ぐらいにもなるだろう

今朝ついに
ぺんぎんは決めた
禁煙をして ....
蟻の動物病院があった
保守的な虎が営業してきたパチンコ店のはす向かいだった
病院の前はりんごの親分が毎年受粉してきたりんご園があったはずで癇癪を起こす体質の親分はもういない
だから蟻が来たの ....
玩具売り場の前から幼児の泣き声が
人の溢れた地下街広場に響いて
若い夫婦の困惑が子供を叱る

幼児と親と対立する主張は
地下街の雑踏を立ち止まらせ 
黙らせる

  己の主張が通らない ....
死ぬまで生きるしかない
兎に角死ぬまで生きるしかない
どうせ生きるのなら
清らかに、力強く生きたい
青空には虹が見えるじゃないか
近づくと消えるけど
虹は確かに見える
僕たちの生と死みた ....
何もかも
原則的に敵だから
僕は今日も肩で風を切って歩く
すると思いもかけない温かい風が吹いてきて
僕にあいさつするものだから
戸惑いながらもあいさつを返すと
風は微笑みながら ....
セダム 沙漠に咲く小さな花
極度の乾燥にも耐えうる種は
都市の上空に

正確で厳密な彼女の仕事は
成層圏を行きかう祈りと重なり
いつか惑星へと届くだろう

無重力のラボラトリーで
小 ....
距離が捲れて
ゾウたち湧き返る
餌をやる手が喰いつかれ
餌になる
くらいなら
喰ワネバナルマイ!

何も売りはしない日
うららかうららか 
うるおうか
鼻も耳も牙もなくした
ゾウ ....
もしもし?
あのさぁ、さっきね、
そちらさんの現代詩を読んだのよ、
そしたらさぁ
まったく意味わかんねぇのよ、
特にさぁ、
途中にやたら出てくる比喩?
あれ比喩だよね?
青すぎる頭の上 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君に触れるということ- かんな自由詩24*15-4-30
からす- 島中 充自由詩1*15-4-30
個人教授- 藤原絵理 ...自由詩415-4-29
マグリット展に行ってきました- ふるる散文(批評 ...5*15-4-28
遠い空- 葉leaf自由詩6+15-4-28
ひとつ_うずみ- 木立 悟自由詩615-4-26
八重桜- 殿上 童自由詩14*15-4-26
八宝菜の具を数えている- 北大路京 ...自由詩515-4-25
阪神の勝ち負けに泣き酒を飲むまた新しい春が来ました- 北大路京 ...短歌215-4-25
【_ときどき、神さま_】- 泡沫恋歌自由詩21*15-4-24
月と靴と冷蔵庫- 為平 澪自由詩9*15-4-23
誰にも何にも影響を与えない散文詩- 左屋百色自由詩915-4-23
忙しい仕事- 葉leaf自由詩515-4-23
傷跡は春に包まれて- りゅうの ...自由詩9*15-4-22
梅俺杏桃桜の順で君から遠い- 北大路京 ...自由詩715-4-21
咲きそうな桜の木を揺らす- 北大路京 ...自由詩115-4-20
左脳の幽霊船追いかけ梅の花- 北大路京 ...自由詩415-4-20
不死鳥が食中毒で死んだのがドラゴンボール最大の謎- 北大路京 ...短歌415-4-20
八重桜- 殿上 童俳句6*15-4-19
いい加減にしろ。- 岩下こず ...散文(批評 ...115-4-17
四番目の息- 宣井龍人自由詩19*15-4-17
僕と幻- tetsu_自由詩315-4-17
ぺんぎんの禁煙宣言- りゅうの ...自由詩10*15-4-17
_- ズー自由詩4*15-4-16
自己主張- イナエ自由詩17+*15-4-16
- 渡辺亘自由詩615-4-16
- 葉leaf自由詩515-4-16
無重力ラボラトリー- カワグチ ...自由詩315-4-15
ハルだゾウだ- ただのみ ...自由詩11*15-4-15
現代詩クレームセンター- 左屋百色自由詩415-4-15

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