月曜日の朝はよほど嫌な顔をしてるのだろう

だからか、いつもより少し長めのいってらっしゃいのチュー

それがぼくのビタミン愛



 
一握りの優秀な人間が
海外の安い労働力を使って
成り立っているのが
今の日本の製造業だ
日本に残っているのは
死にかけた老人か
使えないヤツだ
そして死にかけた老人や
使えないヤツばか ....
季節をなめらかに接続するもの
日の落ちる時刻を厳密に推移させるもの
樹の葉を色づかせ稲を実らせるもの
それがゆるしというひとつの着陸
世界にはあまねく壁がはびこり
次から次へと棘が生 ....
善人の振りして悪いことするヤツより
堂々と悪人として生きる暴力団員の方が
よっぽどイイと思ったキンタマ王子は
思い切って道行く人々の中から
平和をこよなく愛する
アホみたいな顔をした男女を選 ....
心臓の検査で二時間待たされた
結果説明をするのは
驚くほど穏やかな話し方の医師だ
この穏やかさは
草食動物がまどろんでいるかのようなぼんやり
草食動物が説明しはじめた
非常に穏やかにしかし ....
 第二次世界大戦は未曽有の惨事で多くの人たちの心に傷を作った。単純に図式化すると、詩には二つの直行するベクトルがある。一つは、詩が実存や傷から垂直に表現されるベクトル。もう一つは、詩が言葉 .... 私はホームに立っている。線路越しに街道を行く人々が見える。私はこの一年半ですっかり表情が変わったことだろう。顔の造作というよりは、顔の語り出す意味が変わった。
就職してから、次から次へと ....
 
闇がさらけだされる

十三夜

君ものぞき見しているだろうか



 
つい。

その つい。が 火だるま状に なってくんだ。


あい。

その あい。が 雪だるまみたいに熔けてくんだ。


うん。

その うん。が 渦巻いてって とつぜ ....
切々と語られた悪夢に聞き入り笑いのツボを3つメモした


役作りうまくできそうにない人の言葉が尖り世界を語る


騙し絵のなかに入って階段をのぼり続ける 理解した上で


桁 ....
この凝固した時刻
叫び声は沈黙している
早朝は際限なく分解されていく
どこまでも微細に果ては無になるまで
今日死んでいく者たちへ
せめて初めましてと伝えたい
ただ出会うことが
 ....
ポタージュ     柔らかい母の手のひらが舞う
ポトフ       冬の楽しさテーブルを前にして
ミネストローネ   鮮やかな色は夕日のように
オニオンスープ   琥珀のぬくもり今日を慰める ....
風の車内に、
弾丸が飛び交っている。
女の鋭い視線に、
私の眉間は打ち負かされる。
ここでは、
誰もが皆、
小さなスライド硝子のなかに弾丸を隠している。
ある男は弾丸を飼っ ....
   たくさんの街が存在すること


   昨日 仕事帰りに職場の人と飲みに行った
   焼き鳥屋の二階 座敷に座った
   最近知り合った人たちは
   それぞれに可愛か ....
スズや、スズ、と 呼べば白猫が一匹
呆けてしまった昭和の頭に 鈴の音だけでやってくる

年老いて逝く者の生きがいのために 孤独死を恐れてか
「アパート一室につき猫一匹飼育可能」、の高邁な ....
未来

くたびれた大きなバスが
大袈裟に息を吐き出して発車した
窓ガラスに映るのは
やはり同じようにくたびれた顔たち
拝啓、エメット・ブラウン博士
ここにはタイムマシンもなければ
そも ....
いやなけはいにみあげればすいたばかりの和紙みたい月が五線紙のような電線にひっかかっていてシがなっている苦い昼を閉じるため視線をずらしてソラみたことかとならしてみる今夜はおでんにしようかとわたしと大 .... 夜の粒が
とけだしてゆく
空の底は
うすむらさき色にゆるみ

未来が滴らした
おれんぢが
静かに攪拌されてゆく

ここは
宇宙の果てなのだ
あるいは
巨大なグラスに注がれた
 ....
死にたい時がある

別に構って欲しいわけじゃない

だれかにすがりたいわけでもない

誰も聞かなくていい

誰にも届かなくてもいい

ただ、そういう時自分は

死にたいんだな
 ....
キンタマ王子という名が
全国的に知られてしまったため
今までのように自由に行動出来なくなった
キンタマ王子は
東横インにチェックインする際に
生まれて初めて偽名を使った

中島みゆきの大 ....
夕月が
悲鳴をあげているような赤
骨の色に似た電柱の上で
闇のようなカラスが羽を休める
よどんだ、生温い空気の
送り主を忘れた鎮魂歌のような始まり


血液は半睡の眼と同じ ....
築十八年になる
カステラハウスと呼ばれる
小さな三階建ての家に住んでいる
毎週日曜日になると
潔癖症の夫と二人で掃除をする

掃除機を抱えて 嬉々と
バトルスーツをきた戦士のように
家 ....
枝豆やあっけらかんと生きており わたしは
ただ
目の前にいる
あなたたちが
わたしのことを
怖いと
思って欲しい
ただ 怖い と 思って、害を与えられた
と 眉を、目尻を、口元を、
すこし、
動かして
ああ ....
私はさかなをかく。
私はさかなはかかない。
さかなのなかを私はかく。
さかなを支える骨の内部を流れる
熱い海の流れを。



塩焼きにされた秋刀魚にかぶりつく、
がり ....
破らずにれんげに乗せた小籠包 箸で突き吸う唇熱く


ラウンジであけたワインの残り香を求めボタンをふたつ外した


前に行きたくないだけで本当は難しいこと言いたくなくて


 ....
環境に適応していきのびることが
生命のことわりならば
それにしたがうのがあたりまえなのだろう

考えることはない生きればよい
小利口にならずきちんといまを選択する

なにが純粋なのかよく ....
世の中がすべて
つくりものに思えるときがある

仕事に疲れた夕べ
ふと電車の中を見回すと
みんな人形だらけで
自分だけが人間
自分はこのつくりものの世界で
秘密の実験の材料 ....
神さまなんて信じてないわたしだけど
太陽を神とすることにした

わたしは確かに太陽から
うまれたんだとおもうから

困ったときも
うれしいときも
太陽を想う

なんだか顔をあげたく ....
弁解の余地なく
悪徳の日々だ
どこへも出かけない日
動物のように食べ
3キロ太った
人生の入り江に
打ちひしがれた椰子の木の流木が
浜辺に突き刺さっている

幸福を憎悪す ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月曜日の朝- 殿上 童自由詩9*15-11-2
キンタマ王子、実力を疑う- 花形新次自由詩115-10-30
ゆるし- 葉leaf自由詩215-10-30
キンタマ王子、暴力を振るう- 花形新次自由詩315-10-29
心臓の検査- ふるる自由詩20*15-10-29
戦後詩を現代に読み直す際の留意点- 葉leaf散文(批評 ...415-10-29
旅立ち- 葉leaf自由詩215-10-27
十三夜- 殿上 童自由詩17*15-10-26
火種.- つきのい ...自由詩515-10-23
嫌われ者の作法- 深水遊脚短歌3*15-10-23
早朝- 葉leaf自由詩215-10-23
液体幻想- レタス自由詩4*15-10-23
ささくれ- あおい満 ...自由詩6*15-10-22
スミノフ、ウォッカ- 崎山郁自由詩5*15-10-22
アパート@猫一匹- 為平 澪自由詩8*15-10-22
未来- itukamitanij ...自由詩3*15-10-22
苦い昼- 阿ト理恵自由詩8*15-10-22
リキュールな朝- そらの珊 ...自由詩15*15-10-22
死にたい季節がある- kei99自由詩215-10-22
キンタマ王子、偽名を使う- 花形新次自由詩315-10-21
いまだ降る光のレイン- ホロウ・ ...自由詩4*15-10-21
【_払拭_】- 泡沫恋歌自由詩28*15-10-21
枝豆やあっけらかんと生きており- 北大路京 ...俳句415-10-20
ウータンクラン- イシダユ ...自由詩715-10-20
もえるうみ- あおい満 ...自由詩19*15-10-20
No_Exit- 深水遊脚短歌3*15-10-20
自転- 梅昆布茶自由詩1715-10-20
裏返る- 葉leaf自由詩515-10-20
太陽の子- 朧月自由詩315-10-19
夜が運ばれてくる場所- オダカズ ...自由詩2*15-10-19

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