151001

木を育てるには水を与え植物生育必要な栄養素を与え、日の光に当ててやると良い
そんなの当たり前ジャンと思うのだが、現実はなかなかそうなっておりません。
 ....
地上からほかのどこかに通じる
風通しの良い扉が一斉に閉じると
秋の始まりだ
秋は閉ざされながら熟していく
密度の高まった空気と光と音楽
みな緩やかに撹拌され混ざり合いながら
ひ ....
夫と言い合いになった日の深夜
冷蔵庫の前に這いつくばって
冷たい床に雑巾で輪を描いた
何度も何度も同じ輪郭を辿って
ただ一心不乱にひとつの輪を描いた

怖い顔で子供を見送ってしまった朝は
 ....
憎しみは
分かち合うことを拒む
吊るされた人影
すぐさま照り返され
いくつもの道を選び損ねる
大きな水たまり

憎しみは転がり
転がっていることさえも
空隙の中に遺失する ....
ひきちぎられたこころたちが
あきのてんじょうを
およいでいる

うめつくされて
ひしめいている
ちいさないきもののように
おびえながら
むれている

ねてもさめても
どこへにげて ....
スジが悪いって
感じていないとしたら
それだけで終わってるよ
詩もへったくれもねえよ
人としてのセンスの問題だ
しっかし、これだけ
スジの悪いのが
仰山集まったな
呆れるわ

それ ....
金魚や錦鯉を食べるわけにはいかない
ぼくは原始の世界にゆくわけにはなれないのだ
ゆらゆらと泳ぐ世界を観ているだけで
手を下す事を知らない

なんやかんやと食べているのに
金魚や錦鯉は除 ....
ジリジリと時が過ぎてゆく
届かない荷物を待っている
何かが邪魔している時間
絶えられない焦りとせめぎあいの中で
インターフォンが鳴るのを待っている
来るのか来ないのか
ぎりぎりの時間だ ....
西日に首を傾げている
絃を爪弾きながら 全く
永遠の光芒の野は無邪気で
故に無伴奏から不在を学ばず
そのままです神さま 私は全く

手放した数多の心には
なみだを送り毛布を送り
子守唄 ....
文句があるかとムンクが叫ぶ

天狗になるなとコングが応じ

透明ゴングが鳴り響く

ガンガン玩具でやり合って

「レフリー チョークだろチョーク!

「何がジョークだ さっさと絶句 ....
お久しぶりです。
皆様の玉稿、全然読めてなくてごめんなさい。
タイトルどおり、シナリオコンクール「城戸賞」に果敢にも無謀にも応募したのですが、やはりというべきか当然というべきか、一次選考通過なりま ....
意識の混濁
高熱40度近く
どっさりと抜ける髪

何十袋もの点滴
細い血管
痛み 痛み 痛み

局所麻酔 時間切れ
我慢 我慢 我慢
埋め込まれたポート
カードを渡された

 ....
いない人だからちょうどいい 「下を見て暮らしなさい」
下には下が、
その下には下がいるということを
赤いちゃんちゃんこを着た人は
底なし物差しを振りかざす

下を見て暮らしていけば辿り着く
プラスチック ....
子供という子供の
誕生の胡散臭さ
ったらない
しばらく田園風景を走れば
必ず男どもに会うが
あのバカバカしさったら
ない
それだから孕むのだ
微笑むランナーは
凝り固まった睾丸の確認 ....
キャベツ屋が
キャベツの千切り
お代わり自由にしたら
どうなると思ってんだ!

それを考えたら
キャベツ専門店でもない
トンカツ屋のあんたが
キャベツお代わり自由だなんて
よく口が曲 ....
「あ、空が落ちてる!」

水たまりのぬかるんだ縁
から始まる冒険はジャン
プして飛び越えると湖に
変わる。映り込んだ山を
眺めながらボートで漕ぎ
だすと、水面が波立って
海になる。この ....
一匹の青むしが
道路を横断している
ゆっくりと
ゆっくりと
(小さな青虫だから)
這っていく

きっと
道路を渡りきってしまう前に
あの青むしは
車に轢かれてしまうだろう

そ ....
私は人のいない秋の公園でゆったりと本を読んでいる。それは平凡な一人の女の人生をつづった本である。拙い描写に浅い心情把握。まるで書き散らされた日記のよう。だが秋に読むにはこのような余白のある .... ちいさな
ことばで
優しさ一つ
ください
両親を生贄にしてする願いあした天気になりますように 賽銭の額に応じた願いならあした天気になりますように 月が綺麗ですね

あまりにも綺麗なので齧ってしまいました

すると口いっぱいに恋の味がひろがりました

あれは月ではなくて檸檬でした

あなたは檸檬を爆弾とおっしゃってましたね

 ....
お前知っとるか
「殺す」
言われたとき
おのれの肉がどう弾むかを
サワラ     甘やかなピアノのメロディ
赤貝      血潮の香り鼻を刺す
はた      深く広がるハーモニー
つぶ貝     彼方を噛みしめる
えんがわ    脳内麻薬
シンコ   ....
 
うさぎさんが おもちをつく夜

マンションのベランダで

団子を ぱくり ぱくり



 
私という不在は
どこまでも低みを目指している
熱に満ちた小さな楔です
歴史の大きな体躯のうちへ
群衆の相対化の波のうちへ
潜り込んで埋もれていく
人の目も陽射しも届かない
慢 ....
珈琲の温度と苦味醒めて行く秋雨本のページ湿らす


背景をいつでも嘘で固めてる仮面が良く似た仮面を喰らう


興奮が吐いた言葉を集めては雑な信心溜め息の詩神


償いの機会逃 ....
雨男3名とも出席かよあした天気になりますように 雨の朝、地図は濡れて滲んでしまった。だが世界は何よりも詳細な地図。経路を一つずつ抜き取っては、オブジェを作り上げる。今度の地図は庭にしつらえられたオブジェであり、どんな雨が降っても壊れない ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7621)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
本を育てる- あおば自由詩6*15-10-1
愁思- 葉leaf自由詩615-10-1
磨くという行為- 夏美かを ...自由詩47*15-10-1
憎しみ- 葉leaf自由詩315-10-1
不慮の詩- そらの珊 ...自由詩21+*15-10-1
新朝ドラ__タマキンひろしのパイパンクンニはいつ見られるのか- 花形新次自由詩215-9-30
戸惑う- レタス自由詩115-9-30
宅急便- レタス自由詩415-9-30
この世の窓辺で- もっぷ自由詩1115-9-30
大人の玩具箱- ただのみ ...自由詩11*15-9-30
城戸賞、落ちました(笑)。- 平瀬たか ...散文(批評 ...2*15-9-30
- 小川麻由 ...自由詩4*15-9-30
そうがいいと言われて- 鵜飼千代 ...自由詩11*15-9-30
あげぞこ- 為平 澪自由詩10*15-9-29
妊娠するランナー- 非在の虹自由詩115-9-29
ただのキャベツ「物申す」- 花形新次自由詩115-9-29
空が落ちてる/即興ゴルコンダ(仮)投稿.75- こうだた ...自由詩5*15-9-29
【_青むし_】- 泡沫恋歌自由詩24*15-9-29
秋の本- 葉leaf自由詩115-9-29
lullaby- もっぷ自由詩415-9-29
両親を生贄にしてする願いあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌515-9-29
賽銭の額に応じた願いならあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌715-9-29
月は檸檬ですね- 北大路京 ...自由詩1515-9-29
肺臓にアブラゼミ飼うてる気分や- 奥畑 梨 ...自由詩3*15-9-28
寿司- レタス自由詩515-9-28
お月見- 殿上 童自由詩13*15-9-27
まえがき- 葉leaf自由詩415-9-26
ためいき- 深水遊脚短歌3+*15-9-25
雨男3名とも出席かよあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-9-25
雨の朝- 葉leaf自由詩315-9-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254