心の中に、ぽっかり穴がある。
それを、なにかで埋める。
或いはそこに雨が降って、 ....
(番外編41―20)
大家 佐佐木信綱の(夏は来ぬ)
それ程ふるい言葉でない そんなにも難解でない
日本の風物詩と 忍び音漏らす、玉苗植うる と優し
圧縮された歌詞に、
卯の花、垣根 ....
どろどろなんだ
書斎でどろどろなんだ
ドラッグストアに行っても
図書館に行っても
きっとリザベーションにいても
こころの内側は
洗いながせない
どろどろなんだ
どろどろ
キッ ....
さくばんは狂い気味だった
綿のシャツにノミを一匹見つけたものでね
ノミの視座に立ち
世界が広過ぎて困った
六畳も宇宙
軍隊式の睡眠法で眠り
起きたら午前四時だった
午後七 ....
大好きだったシンガーが死んだ
ピッツバーグからグレイハウンドに乗って
何かを探しに行った時代は
まだ探すべきものがどこかにあった
今はもう
クリック一つで何でも見つかると
真実かど ....
まあ
じっさいに、熊の被害に遭われた方には
申し訳ないのだけれど
熊のフリー・ハグに注意!
きょう
きゃしゃな感じの三人組の青年たちが
フリー・ハグのプラカードを胸にぶら下げて
....
三寸の舌に五尺の身を亡す
言葉はクスリにも鋭いナイフにもなりえるもの
どんな言葉だってナイフにもなれば
クスリにだってなれるのに
言葉に取扱説明書なんてないから
使い方も使い道 ....
(番外編41―19)号泣悲嘆調と至福実現調の差異・
Cm(しーまいなー)を例に
釈量子さんは党首として朗らか、創業者の長男の悪口に負けない人、
日本初総合ビタミン剤指導者ビタミン爽やか
....
朝からクタクタになっている
キックが必要と
濃いコーヒーに赤ラークを摂っている
ときに妻の地雷を踏んでいる
富士山を眺めゆったりしたいな
さびしさの
天の
オルゴールが鳴 ....
久しぶりに
馴染みの店に
掃き寄せられた
落ち葉の面々
互いの無事を
半ば涙目で喜びつつ
とりあえずハイボールで
万感をこめて乾杯する
真っ赤に出来上がるヤツ
いつまでも ....
コーヒーをやめて{ルビ白湯=さゆ}にす冬の朝
小春日の電車園児に満たされて
ふくよかな大根足の{ルビ娘=こ}もいいね
その音のパリッと淋し踏み落葉
シュッとして冬のゴキブリ安楽 ....
ほんのり白い{ルビ繭=まゆ}のなか
疲れた夜に横たわり
ゆっくり静かに沈みます
外界のざわめきが届かぬように
繭を編んで眠ります
ナポリタンのアンポンタンが、パスタを食べながら私にこう言った。
「詩は嫌いだ。偉そうだから」
それを受けて私はフォークを皿に大袈裟に当てると、ナポリタンのアンポンタンにこう言ってやった。
「詩が ....
(番外編41―17-2)800億句を凡句にしたこの二句
芭蕉は伊賀の忍者ではない
あれこれ難癖をつけてその業績を下げようと企みする者を
これ伊賀の忍者忍法トランプと言う
田一枚植え ....
○「ユーチューブ家族」
パパもママも子どもたちも
布団の中でみるユーチューブが
一日のほっとする時間だって
○「玉木代表」
将来の総理候補とも言われていたのに
「玉」を潰されてしまった ....
冷えた指この世の果てがそこに居る
イヤホンの中で無限の春に会う
目蓋から水だけ落ちる安定剤
小指から溶けて旅立つ子供の日
指先に見覚えのある夏の雪
視 ....
大根断ち白き純情現はるる
鯛焼の尾までうっすら{ルビ餡子=あんこ}かな
鯛焼屋客の多さに目が泳ぐ
鴨のんき見るぼくも又のんきかな
くるりんと体丸めて鴨潜る
{ルビ灯火=と ....
温かい土のなかで眠り続け
眩しい光に導かれて
初めて外の世界を知った
希望と期待を抱きながら
何も知らなかった私
たくさんの愛と夢が
私を守ってくれると信じていた
たくさんの裏切りと ....
十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ
図書室で恋うちあけし{ルビ汝=な}の弾いた合唱祭のピアノ忘れじ
「もうひとつ恋終わったの」と告げられし十七の残酷はいま ....
って
どうよ!
下痢をしているわたしの部屋に
ジミーちゃんがたずねてきて
唐突に言ったの
最近
猫を尊敬するの
だって
猫って
あんなに小さくて命が短いのに
気にもとめない様子で
....
タマキン代表は
タマキンがでかいから
不倫ぐらいしないと
タマキンが爆発してしまうので
仕方ないと思います
(番外編41―18―4)
寸分違わぬドイツの民族歌曲はどのようにして生まれたのか
歌曲、ドイツというと仰々しい
シューベルトの冬の旅を思い出す
歌の種類を明確に区切るは難しい
童 ....
○「103万円の壁」
壁は一つだけではなかった
官僚がいくつも壁を築いていた
○「不幸なニュース」
テレビは今日も
世界中の不幸なニュースを
流し続けている
視聴者は不幸慣れしている ....
横になればすぐにわかる
どうして今まで立っていたのだ
眠るために必要なものは、
とりあえず枕と寝床があればよい
悔しかったことや腹が立つこと
悲しいことや傷ついたこと
虫歯の痛みや腹ぺ ....
発 寒雀遊び見守る鬼瓦 拓也
付 と、建てた大工 絵葉書もらう らどみ
三 絵葉書を読みつつ大工夕餉して 拓也
四 渡る世間に良き人も知る 拓也
五 ....
秋空に
流れる雲を
眺めては
ひとり路ゆき
涙ひまなし
いまここに
流されて たどりついた
なんの咎なのかも知らされず
この生の失敗の成れの果てのように
流されて
打ち上げられて
それでも息をして
すべてを自らと無関係な物語のように眺めていた ....
(番外編41―18―3)薩摩守忠度辞世の和歌を託す
行き暮れて 木のした陰を 宿とせば 花や今宵の あるじならまし
そして、
忠度は都落ちの際 歌の師匠俊成にこれを託す
さざなみや 滋 ....
――完成された時のなかでは、空想だったあの人も、生まれ、生きて、心をふるわせ、
すべてのとまってしまった血をもういちどあたためてくれる。そのとき、わたしの血は、空想から現実へと輸血さ ....
○「心の復旧復興」
道路は車が通れるようになった
水道も出るようになった
電気もつくようになった
仮説の住宅もできた
しかし しかしだ
亡くなった人は帰ってこない
避難した人たちは帰って ....
アラガイsさんのおすすめリスト
(7572)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
穴について語る時に、我々の語ること/作:レイモンド・クレージ ...
-
鏡文志
自由詩
3*
24-11-14
(531―20)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
1
24-11-14
どろどろ
-
田中教平 ...
自由詩
2+
24-11-14
インプロヴィゼーション
-
田中教平 ...
自由詩
3
24-11-14
アメリカ
-
藤原絵理 ...
自由詩
4
24-11-14
熊のフリー・ハグ。
-
田中宏輔
自由詩
14*
24-11-13
仕事幽霊飯弁慶、その癖夏瘦せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病
-
涙(ルイ ...
自由詩
3
24-11-13
(531―19)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
1
24-11-13
冬
-
田中教平 ...
自由詩
3
24-11-13
落ち葉
-
夏井椋也
自由詩
11*
24-11-13
誰かの冬の物語
-
森田拓也
俳句
13*
24-11-13
五行歌_沈黙の夜
-
レタス
自由詩
5*
24-11-12
去るものは追わぬ、イタリア人のスケッチ
-
鏡文志
散文(批評 ...
2*
24-11-12
(531―17-2)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
1
24-11-12
独り言11.12
-
zenyama太 ...
自由詩
2*
24-11-12
死後の世界で会いましょう
-
由比良 ...
俳句
2*
24-11-12
冬に唄えば
-
森田拓也
俳句
11*
24-11-11
毒華~HANA~
-
栗栖真理 ...
自由詩
4*
24-11-11
突然短歌
-
平瀬たか ...
短歌
6*
24-11-11
存在の下痢。
-
田中宏輔
自由詩
10*
24-11-11
国民タマキン党
-
花形新次
自由詩
3
24-11-11
(531―18―4)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
2
24-11-11
独り言11.11
-
zenyama太 ...
自由詩
3*
24-11-11
微睡の草原
-
atsuchan69
自由詩
14*
24-11-11
「渡る世間に鬼はなし〜feat.(メイク後の)泉ピン子」らど ...
-
森田拓也
伝統定型各 ...
6*
24-11-11
五行歌__旅路
-
レタス
自由詩
6*
24-11-10
流刑
-
岡部淳太 ...
自由詩
2*
24-11-10
(531―18―3)野施行千代に八千代に
-
水恋鳥魚 ...
散文(批評 ...
1
24-11-10
しあわせよりも血あわせ
-
菊西 夕 ...
自由詩
1*
24-11-10
独り言11.10
-
zenyama太 ...
自由詩
2*
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