妻が突然
海に帰りたいのと言い出した

あの日、裸足で駆け出したのは
お魚くわえた
どらねこを追いかけたわけじゃなかったの

なぜ今になって
しゃべりすぎたことを恥じるようにそんなこと ....
されて



ちがい

ちがわない

どうにもここにも

きになる






(2010・12・27mixi)
次女を産んだ 赤十字病院は
母子同室だった

その日は 満月で
ベビーラッシュ

   土屋さんは もう大丈夫よね

そう 看護士に言われて

まんまるの目の大きな新生児は
半日 ....
夢に根ざした情熱は
けれどガラスのように脆い炎だ
その熱情は外に向かって放たれ
壁の前に砕け散る
それでも消えずに突進し続ける
ドン・キホーテの姿は哀しい
ゴッホの空咳 コッホ、パスツール ....
するからこい





(2010・12・25mixi)
とまれない夜






(2010・12・24mixi)
ひとはみな
死を まとって 生きている

生まれ 出でた
その日から

生を 全うした もののみが
宇宙へと 溶けこみ
次の生へと 流れていく

死をまとい 迷い まとい
今日も ....
高野山僧侶四十名による声明
 坊主になれ坊主になれ坊主になれ坊主になれ
 坊主になれ坊主になれ坊主になれ坊主になれ
 坊主になれ坊主になれ坊主になれ坊主になれ
 坊主になれ坊主になれ坊主になれ ....
自然など存在しないこの世にはすべて人工この木も草も

夕陽受け際立ち光る葉の裏は真っ暗闇で不平等

陽が落ちてそれでも光が残る頃その石からも流れ出すもの

残酷な夢を見たあと心澄む切られた ....
冬の{ルビ至=たどり}ついた日
海峡は慈悲のない 風でした


限りなく動揺する
どこまでも
消え去る端をも
わけ広げる海風景


北風の冷たさに波頭は白く飛沫をあげ
人などだれ ....
できるだけしずかに
水子のゆくえを追いながら
いつまでも駁(まだら)のように
羊にだかれて
いたかったの
なのに
あの日から あなた(わたし)の
放水がはじまっている

あなたはそこ ....
澱んだまなこが粘りつく液体となってずるずると年月を嘗め回している。あふあふと飯をさらい込み、ゲテモノを隅から隅まで食いつくし、寄生昆虫のように板にへばりついている。自己憐憫の色艶がどす黒く光り、ねばい .... {引用=想像するという事
それは、
海に溶けた太陽
 空を飛べないなどとだれが言った?
  巻き毛の文盲女子が
   小雪のかかかってちぢこまる
    少女時代は遠くなりにけり
    ....
頭掻けば
机の上は
冬景色
自覚がない

でも あたしの肩は
パンパンに張っている
 
他人にコリを指摘されて
気づく

足の先端も冷たい
脚も冷える

上半身は熱いのに

冬でも半袖ワンピに
綿カー ....
一週間前に呼んだ女の子は、
ぼくの風俗史上、おそらく、
最高の、女の子だった。
あの子といつも遊べるのなら、
もう、
他の女の子と遊ぶことはない。


だけど、
人生というものは、ま ....
つぎはぎことのはちみつにはちみつたりん

つきから

みはられみはなされ

しずかな雫

こゑはあまつぶ




(2010・12・21mixi)
神楽坂を下る

「いっしょに帰ってもいいですか?」
「あぁ」

宴席でのお酌も拒むあなたと
いっしょに帰る

ーー 合評会の後だから?
ーー 「ゆきうさぎ」が好きなのかな?

 ....
もう絶対二度と会わないから

未来永劫会わないから

たましいレベルで確信してる

俺のたいせつなひとを

たいせつにさせてくれないたましいに

用はないから

もう電話かけてこないでくれよ
光が暗くてさびしい

心もよう?

あの道はもう歩けない

暗くてさびしい光のなか

どこかむかしで

ふたりをむすぶ糸が切れてしまった

近みらい?

だれにも相談できない

俺と俺はまた出会うんだ
私は閉じていたいのです

醜い物には瞼を閉じて
聞くに堪えない罵声には両耳を塞いで
美しいものだけ
蝶よ花よと歌っていたい

私は閉じていたいのです

寒い空気からは布団で隔絶し
 ....
せんせいの言いつけ通り
いちにちに三度
色とりどりのくすりを飲んでいます
そのせいか
痩せこけたカラダもふっくりとし
わたしは死ななくなりました


(服用後は車などの運転をし ....
おはよー と
おやすみ は

大切なひとと
いい合いたい

おはよー
 
今日も貴方と
いっしょだね

おやすみ
今日も貴方と
いっしょだったね

それだけで
満たされ ....
ひとみ み

あがる め

みめうるわしきかげ

こよい こ

おそえ





(2010・12・20mixi)
新興住宅街 新興住宅街 俺は大っ嫌いだ
見通しがいい 見通しがいい やたらと見通しがいい
人影がねぇ 人影がねぇ 昼間は人の臭いがねぇ
公園から続く 緩やかな坂道
バットを担いで 自転車乗った ....
バカボンのパパと飲んだ
新橋のレール下のうなぎ屋で
41歳どうし
おれはだれのパパでもないから
バカボンのパパはおれのことを思い出そうにも
はじめから覚えていないらしかった
美人の奥さんを ....
オレンジ色のりんご
赤いバナナ
黄色いみかん、あっソレハそのままかっ
あはは リンゴ笑いリンゴ笑い、ところでバナナ
バナナって謎をかじる
みかんと三日月は ....
戦争になって兵士になり
自分以外を果てしなくぶち殺す夢があります
考えるのはもう面倒なんで
大義名分に乗って愚鈍に振る舞う馬鹿さ加減が欲しいのです

それなら
中途半端に空威 ....
貴方がスキといったから

白いランジェリーを
選んだの

あたしの好みはピンク
ライブのときは気合を入れて
黒にする

最近ではあまりみかけない
白のブラとショーツを
手にとった ....
向こうの外にある空から
根を切られて絶えた花達が
小川のように 流れてくる

一本ずつだった者が
根を捜して彷徨って流れ歩く

土を忘れるように
水を与えられ
雨の届かない屋根の下
 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サザエさん- はだいろ自由詩210-12-28
- 阿ト理恵携帯写真+ ...4*10-12-27
泣き声- 森の猫自由詩7*10-12-27
ゴッホの空咳- salco自由詩12*10-12-26
すなねこ- 阿ト理恵携帯写真+ ...5*10-12-25
STOP- 阿ト理恵携帯写真+ ...4*10-12-24
死をまとう- 森の猫自由詩6*10-12-24
死者と私の為の夜- salco自由詩5*10-12-22
tanka- 葉leaf短歌110-12-22
Winter_Solstice- 月乃助自由詩17*10-12-22
かくれんぼ- 乾 加津 ...自由詩7*10-12-22
影を貪る- 山人自由詩4*10-12-22
イマジン- 光井 新自由詩110-12-22
箱庭完成- 北村 守 ...川柳310-12-22
循環- 森の猫自由詩11*10-12-22
頭の悪い女- はだいろ自由詩410-12-21
つぶ- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*10-12-21
コロッケ- 鵜飼千代 ...自由詩17*10-12-21
電話かけてこないでくれよ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-12-21
暗くてさびしい光のなか- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-12-21
ひきこもりたがり- 相差 遠 ...自由詩8*10-12-21
お弁当箱- 銀猫自由詩20*10-12-21
おはよー_おやすみ- 森の猫自由詩7*10-12-21
よいこの時間- 阿ト理恵携帯写真+ ...4*10-12-21
旅路の果て- yumekyo自由詩510-12-20
バカボン- はだいろ自由詩310-12-20
りんごバナナみかんちゃん- ヨルノテ ...自由詩410-12-20
やらねばならない- ホロウ・ ...自由詩3*10-12-20
オンナ心- 森の猫自由詩5*10-12-20
ほんとの土- 砂木自由詩11*10-12-19

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