病院の待合室で
ヒマワリたちがソファーに並んで
自分の名前が呼ばれるのを待っている
けれどヒマワリたちには
個別の名前が無いので
何時まで経っても呼ばれはしない
ヒマワリは次々 ....
ごかいはどこかしらん





(2010・12・12mixi)
今日の日曜日は、昼と夜と、
ダブルヘッダーで予約してたけれど、
昼の女の子は、急に生理になったとかで、
キャンセルになった。

お昼から、プラモデル作りに熱中してしまい、
部屋はシンナ ....
記念式典
歩道の上に
人の大きさほどの
鉱が置かれる
式典が終わり
鉱は五つに分けられ
そのうちのいちばん小さなものが
あやまって溝に落ちる
あわてて拾 ....
一次会で帰ると言ったのである
もともとお酒に弱いうえに年である
記憶がないという事もあるので
人に迷惑をかけないうちに
体も楽なうちに帰ってくればいいのだ

そろそろ終わったかな
なんな ....
そのペンを持つ手
電話をにぎる手

無意識に髪にふれる手

ギターのFコードを押さえる手
ピアノを弾く手
絵を描く手

手話を正確に表現する手

文庫本をめくる手

そして細 ....
60年代、私は赤ん坊だった ハレ、ハレ、クリシュナ
インドについて考え始める前にはガンジー女史が
長期政権の玉座に鎮座ましましていた 
3段腹の俗人ガンジー 
憧れのマハトマではなく
60年 ....
はしりつづけるおもしろきみちとの遭遇




(2010・12・10mixi)
雨に濡れた明朝体のような
あなたのてのひらで
さやさやと海をやどす桃の実と

どこからか
うちよせる
まひるまの
葬列

泳げないわたしのために
あなたが桃にナイフを入れるたび
 ....
桜桃色の朝焼けに
白く凍える息
奏でられる朝の輪唱
青い空が眩しい

まだ
まだだ

世界が終わってもいいと思えるような
美しい光景に出会いたい

世界の終わりは
美しくあって ....
眼福眼福
駆け行く灰の雲のあとに青い空
濡れ葉に水滴
さえずる群雀のふくよかさ

眼福眼福
丘の上に立つ古い山桜
枯れ枝に積もる雪
佇む烏のただ黒き姿

眼福眼福
薄墨色の稜線よ ....
はずれるかい

かんの虫

くすりは西から
うたがいたい喉

ころがして




(2010・12・09mixi)
橋田壽賀子
 予定調和のオーソリティー。文学にアンチテーゼを投げかけてやまない脚本家。

 どこにでもあるような設定は一見想像力の欠如を想わせるが、考えてみるとあり得な
 い現象※や葛藤を次々 ....
舌を外して
額につけて
すぎる光 すぎる光
ああ本日も
さわやかな曇天なり
君と会うため
黒服を着た 男たちをさけて
繁華街をライブバーへ向かう

半年ぶりに会う君は
また ひと回り細くなっていた

バーへ入り君を目にして
ハグし合う

いつもと同じ
申 ....
君は無限回廊の出口を知っていた
羽根の生えた魔法使いは反則さ
八百余りの消しゴムに包まれて、
君は消えなかった
どうやって眠れない夜を過ごしたんだい?
走り去った十代とか、
逃げ遅れた純情 ....
ことのあとの、
厚切りしお揚餅を口に放り入れ、
きょうの失敗をまた噛み締める。

このごろ、
呼ぶ女にがっくりすることが多いので、
月のはじめは、どうしても、
ストライクを取りに行き ....
ごめんなさいね セバスチャン
こんなわたしで
もう かくれんぼはおわり
でてきておくれ セバスチャン
α(亀裂の称号)を せめて抱かせて

セバスチャン
ほら きいて
サイレンはやんで ....
強い日差しの中で私は夜を待っていた、冬の日差しは針が降るみたいに痛い、街道の終わりのバス停のベンチに腰をおろして夜を待っていた、成長期を逃した年頃の娘のような顔をして―それは実際にそうだったのだけれど .... パチンコ玉いっこ
あいつのおきみやげ
シーツのうえ
ぎんぴかり
パチンはじいて
ゆびいたかった

てのひらひらいて

むすんでぬすんでチンコ玉

チンこんやつきありて
たまたまのまたがおこしに ....
カナリアは憧れていた
眠りにつく前には決まって
とりかごを定規に
空を測っていた

カナリアはフルートに嫉妬した
自分よりきれいに泣く
フルートに嫉妬した
しかしそれこそが
自分が愛 ....
別に中島みゆきを聴いてるからって
いつもいつも 暗いことばかり考えてるわけじゃないのよ
部屋の明かりを全部消して
膝を抱えて震えてばかりいるわけでもないの


別に精神を患っているからって ....
女と子がだきあい

へんとつくり

かわるがわる

かんじみたい




(2010・12・07mixi)
コールドゲームの七回裏に
ぼくは打席に立ちました
見送ればボールでした
ツーアウト満塁でした
ぼくは眼をつむって
バットを振りました
フルスイングしました
ほんとうは代打を出されました
 ....
気分を変えたい時

無心に歯をみがく
極細毛の歯ブラシで
ていねいに
ていねいに

ゆっくり
ゆっくり

歯と歯ぐきの間は
極細毛の感触は

くすぐったいような
血がかよっ ....
零時近くに 帰宅

気づくと ゴゥゴゥといびきをかいて
眠っている

手をのばせば ふれあう
距離にいる N

Nは ってくれない

あたしの感じやすい
ほこっとしたおやまの先端 ....
誕生日を祝ったりする
成長段階を経てしまえば老化して行くだけなのに
自分の生まれ出た日を記銘して再来させる
これは不思議な慣習だ
去年の今日が今年の今日でないように
刻々と老衰に向かう肉体も ....
うつわごと

歩かせて

あらあらかしこまる




(2010・12・04mixi)
「うさぎがはねるホッパーさ」と皮肉るトラヴィス。ニューヨークで、やりきれない孤独な男は、38口径、44マグマム、ワルサー、ナマった体を鍛え、ボンクラどもへ向かう。Here is…。12歳の娼婦アイリス .... わくを滑り こめられてた隙間を
さらして 含んでいた ガラス落下

飛んでいけない底から
落ちるというのに 

割れない
まだ 割られない

居場所に残る 時間
落ちるというのに
 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヒマワリ病院- たもつ自由詩610-12-12
つん- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*10-12-12
おまけの女- はだいろ自由詩210-12-12
ノート(47Y.12・12)- 木立 悟自由詩310-12-12
さて- 砂木自由詩4*10-12-12
恋しい手- 森の猫自由詩8*10-12-12
__ずれてます- salco自由詩5+*10-12-11
かわらない- 阿ト理恵携帯写真+ ...5*10-12-10
葬列- 萩野なつ ...自由詩1510-12-10
冬の朝- within自由詩5*10-12-10
眼福- 相差 遠 ...自由詩5*10-12-10
うたいたい- 阿ト理恵携帯写真+ ...3*10-12-9
サから始まる語義凡例_番外編・ハ〜モ- salco散文(批評 ...2*10-12-9
ノート(47Y.12・8)- 木立 悟自由詩3+10-12-9
壊れているのは僕だ- 森の猫自由詩20*10-12-9
言論の自由経済- ネハン・ ...自由詩1+10-12-9
二度目の女- はだいろ自由詩210-12-9
セバスチャン- 乾 加津 ...自由詩5*10-12-9
毒虫- ホロウ・ ...自由詩2*10-12-9
パチンコ玉- 阿ト理恵自由詩5*10-12-8
カナリアは- アズアミ自由詩4*10-12-8
指先で語られる人生悲話- 涙(ルイ ...自由詩210-12-8
すき- 阿ト理恵携帯写真+ ...2*10-12-7
高校野球- はだいろ自由詩310-12-7
歯をみがく- 森の猫自由詩6*10-12-7
って_くれない- 森の猫自由詩7*10-12-4
生まれの日- salco自由詩5*10-12-4
詩の日- 阿ト理恵携帯写真+ ...2*10-12-4
指の行方- 阿ト理恵散文(批評 ...2*10-12-3
ポケットに_両手を- 砂木自由詩5+*10-12-2

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