橋の下市長は
公務員の真皮着色は「そぐわない」と主張する
否、彼の公務員という概念に「フィットしない人体の様態」
という意味だろう
が?
公務員の皮膚に公共性はあるのか。

刺青をするよ ....
愛するものに あらんかぎりの表現をあたえるために
図書館はある

道の途中で
トンビがピープルって 巻き舌ぎみに 私を呼ぶ


鳥に言われるまでもなく 私は人間さ
書物のよさ ....
まぶたを 閉じれば 海は すぐそこ
関門海峡の潮の音

あっちのほうが長門そどな
長門には 鯨さんのお墓があるそどな
おおけな鯨のちいさな墓に 南無阿弥陀仏を奉じると
波をみな飲み込んでき ....
 「知識の借り物競争」という言葉がずっと頭の片隅から離れない。

 実体験を重視して読書で得た知識を軽んじる言葉は、一見もっともらしく聞こえる。しかし読書だって実体験の一部であり、読書によって起こ ....
愛という名のカニバニズム
この肉も骨も血も
すべてあなたに捧げましょう

張り巡らされた 透明の糸に
蝶々が絡め取られてしまった
白い翅を震わせ もがいても
ここからはもう逃れられない
 ....
 
迷うたら負けやと、きつい一言

今でもうちのお守り

そんなあんたは迷わずどっか行ってもうたけど



 
小雨に当たって今日の花は
桜の花々は眠っているよう
だから金環食の事を考える
五月二十一日
太陽、月、地球が一直線上になるという
些細な椿事の天体図を想う

それから太陽のフレアになって ....
はらはらと花のすずろに散る夜の
天に半月血膿のおぼろ

鉢巻の日の丸手向けきりもみで
修羅が散花の空挺部隊

施餓鬼会の夜風に濁声放ちます
モンペ逆子の父恋唱歌

皮膚病の犬のあばら ....
{画像=120519182939.jpg}

桃の谷間に平野がある
触ってみれば硬い
閉塞した孤独な骨
そいつは{ルビ尾骶骨=びていこつ}という

ヒトは進化を繰り返す過程 ....
「さよなら翠星石」

ああ、この気持ちはあれだ
尊大で高圧的な父が
ある日とつぜん無職になったような

そんで、やっとこさ再就職しても
テレビに出てる生活が苦しい人よりも
高卒のヤンキ ....
細身の女は、
恐ろしく小さな核ミサイルを抱いて
なぜだか不思議と人通りの少ない
一匹の異様に痩せた野良猫の、
か細い瞳で睨んだ薄汚い裏通りに
幾年月も在り続けたベンチさえ置かれていない露天の ....
こくさいほうが
とれなくて
たんいが
たりなくて
すてーきを
たべにいく
1000えんで
さらだばーが
ついていて
たくさん
べびーこーんを
たべて
きた

こくさいほうが ....
もう
なつの光が消えてから
七年がすぎて
あれほど
うるさく
見舞いにきていた テントウムシも青空も海も風も
すっかり
あなたを
忘れてしまって・・・

もう
あの日から
七百 ....
         作詞 花 水子
         作曲 奥座敷まこと
         歌  キャシー芭菜々田
 赤ちゃん列車


あゝ、カンテラもなく黎明の
生ぐさ暗きトンネルを
 ....
 二〇〇八年七月一九日、昭和女子大学人見記念講堂に於いて八三歳の吉本が「自分がしてきた仕事が全部ひとつにつながるということを話してみたいんです」と希望して実現したのがこの講演会であり、至極当然のごとく .... ある用事があって久しぶりに
母校の大学の図書館を訪れた帰り坂

どこかから何かを燻らしている様な
芳しいとも苦っぽいとも想える

懐かしいような想い出したくない様な
薫りが否応もなくぼく ....
確かに歳はとったよ
正直に言うなら老いたのかも知れない
からだは正直に歳月を投影する

そりゃ60年も酷使してきたんだ
無理をすれば音も挙げる
死にかけたことだってある

でもぼくの精 ....
車椅子の母の髪をカットした
チョキチョキ ハサミで切りそろえる
黒い髪より 白髪の方が多くなったね

わたしは 母が年を取って授かった
上には 年の離れた兄弟たちがいて 
望まれないまま  ....
あの日空は群青色に染まっていた

空き缶を蹴ると仕度前の飲み屋の看板に当たった

僕は酔わない

胸の合鍵は冷めたままチャリッと鳴った

何処かへ行きたくて何処へも行けなくて今日も都バ ....
町では桜も散り 山すその我が家までの
道沿いに見える畑には 林檎や梨の花が咲き
雪溶けの遅かったこの地にも 緑の季節が流れ始めた

除雪機で雪をとばし なんとか建てたビニールハウスでも
稲の ....
Do Through

(^^ゞ
 
雨上がりの傘はステッキ代わり

クルクル回してスキップすれば、水たまりにパシャリ

そして、キャッキャ、キャッキャと


 
止めどなく涙が溢れ朝露が零れた事にしておきましょう ここではない、どこかへ
若者はいつも旅立とうとする

それは、どこにも行けない、
だけど、
何かの間違いでも辿り着く者が
いるかもしれない。

私たちは、
光の中に消えていく彼らを
 ....
野の花が
あんなにも
優しげに微笑むのは
きっと
手向けの花であるから

肉体を持たぬ人に
花以上に似合うものが
あるでしょうか

空腹も感じないので
食べ物はいらない
物欲も ....
無作為過ぎる
光線の向こう
落ちた椿と
濡れた路面


道路わきのドライフラワー
いくつかのスナック
そこに佇んでいるのは
たぶん年端もいかない子
 ....
海への道を進む

枯れ枝の軌跡を追う
その感動的なフレーズが生まれたのは偶然

はるかと名づけられた子供が
遠くを見ている
一生その名に囚われ続ける
その名から出ることはできない

 ....
傷を隠したような
雨の後の夜空
走り去ったバスと
針のように深く
胸を突き抜けた言葉


傘を閉じた人たちの
話声は弾んで
バス停に残された
僕はいつまでも ....
ほこりっぽい多摩川沿いの砂利道いっぱいに、
平日の時間の無意識が失調し、
いたずらが行く手で陽炎めかして燃える。
ここは昼間ほかに客もおらず、
他人の醜悪な顔を見て不愉快な想像を掻 ....
そうさ、おれは、いつくたばってもいいように、こんな感じでいつも書きつづっている、どうせ、きっと、まともな死に方は出来ないだろうからね。そんなことどうこう言ったところで仕方ないのさ、おれが選 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6674)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
入墨- salco自由詩7*12-5-26
難破する図書館- るるりら自由詩31*12-5-25
鯨の民- るるりら自由詩20*12-5-25
読書について- 深水遊脚散文(批評 ...6*12-5-24
【_カニバニズム_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-5-23
お守り- 殿上 童自由詩24*12-5-23
位相- salco自由詩14*12-5-20
血判- salco短歌7*12-5-19
【_尾骶骨_】- 泡沫恋歌自由詩10*12-5-18
スーパーエンドルフィン翠星石- 一 二自由詩1112-5-17
暁のエクスタシー_★- atsuchan69自由詩10*12-5-16
毛利ヤック- 6自由詩412-5-15
忘れ去られる・・・ひまわり・・・の- 草野大悟自由詩5*12-5-15
演歌のニーズを探る_2- salco自由詩11*12-5-15
吉本隆明『芸術言語論』概説- 石川敬大散文(批評 ...12+*12-5-15
燻製- HAL自由詩11*12-5-15
【否】- HAL自由詩5*12-5-13
【_母の日_】- 泡沫恋歌自由詩22*12-5-13
都バス- 永乃ゆち自由詩6*12-5-13
雪と木蓮- 砂木自由詩21+*12-5-12
HEART- 阿ト理恵携帯写真+ ...4*12-5-12
雨上がり- 殿上 童自由詩22*12-5-12
恋情- 永乃ゆち短歌2*12-5-11
ここではない、どこかへ- 佐藤伊織自由詩3*12-5-11
- そらの珊 ...自由詩26*12-5-11
閉まるドアと開くドア- ホロウ・ ...自由詩6*12-5-5
海への道- ふるる自由詩9*12-5-5
But_Not_For_Me- ホロウ・ ...自由詩4*12-5-3
身体がどうして花に触れられよう。花に触れられるのは、たましい ...- リンネ自由詩112-5-2
すべては砂のようにそこら中にあって- ホロウ・ ...自由詩3+*12-5-2

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