大きいって発して
顔を赤らめたきみは
大きいに
思い入れが
あるんでしょう、きっと
それに気付かない
私が悪かったんです

でも一つ言わせて貰えるなら
最初から
大きいが
好きな ....
満面の笑みにつないだ手
ほら、おそろいだね

あなたがさし出す手に私が応える
「冷たい」って笑った
この手はあなたの役に立てますか?

日々を過ごす中で失うものも多いけど
あなたは無く ....
さらさらと
霧雨がふり
渡すのは
銀砂のような
きみの頬笑み

窓越しに
銀の雨降り
珈琲の
苦さに映る
君の面影

てのひらを
静かに濡らす
銀の雨
微かに過ぎる
 ....
名も無い瓦礫の路は
昔話をしたがっているように見えた
激しい雨のあとの
過呼吸のような陽射し
喉元を滑り落ちる汗を
呪いながら歩を進める
息すらかすれている
午後は容赦が ....
赤く透き通った
血の様なワインを飲んでいる

酔っているので
詩は
書いてはいけない

酔っているので
なおさら書きたい

自制心が効かない時ほど
熟成しないまま
今すぐ
投 ....
つるりと逃げ出す言葉は
重心を同じところに留めようとする
こちらの思惑を知っていて
その裏をかくイタズラを仕掛ける
追いかけるとき進む道は
こちらが選んでいるようで
あちらの作戦通りのポイ ....
 
 病やすらぎ

紙の短歌たんねんに読みこころ解け又再びを短歌作らむ

寝てばかり考えめぐらし何もせず病いえればまた歌作る

英文を読めば心は弾みつつその先その先眼鏡をとおして

 ....
仕事上のトラブルで疲弊した私は、医者の診断書をもらって長めの休暇をとった。しがらみの藪の中で沢山の蔓を引きちぎって、ようやく手にした明るい広場のような休暇だった。この明るい広場には何から何まで .... 一度目
道に迷う
二度目は
短縮展示のため時間外
三度目、
祝日の関係で振替休み
四度目
ふてくされて向かわず

そして五度目

有楽町の美術館は
中に入れはしても
常設展 ....
錆びついた未来を切り開くハサミ三十一文字の塔がたたない 横断歩道の上から手を降る君を見つけて少し早く歩く
2年ぶりに見る君は大人になっていて
若くあろうとしながらも僕は老けてしまっているかな
あんなにも愛し合っていたのに朝がくるみたいに夜がきたね
 ....
原爆が広島と長崎に落ちて
いつのまに真夏の最中
戦争が終わり
港街には帰還兵と
占領軍の兵士があふれていた
マッカーサー元帥の命令で
英語が出来てレポートが書ける
反骨精神があり眼と目で ....
体だけではない
体をめぐる血液も
体を覆う衣服も
方向から自由になったのだ
方向でないもの
例えば香りや手触りのようなもの
途端に私は対象になり
香りを発し誰かに触れられるも ....
モテ非モテ格差広がるソーダ水 カッコイイ顔もキレイな顔も
カワイイ顔も素敵だけど
どんな顔よりもやっぱり
笑顔がいいね
駅前公園の噴水わきに
男がひとり、
あぐらを組んでいる。
近づけば つん、と臭う。
靴には穴がポカッとあいて、
のぞく親指は化石のよう。
伸びきった髪の毛だけが、
意志を持つように絡みつ ....
もう止まないかもしれない
そんな雨が降りつづいている
街も道路も車も人も
みんな水浸しになっている
ほんとに誰かが
大きなバケツの水をぶちまけたのだろうか
梅雨の終わりの最後には
雨の神 ....
朝になったら帰るよ
おでんの湯気がかかった空に
箒にまたがる少女がふらついている
ガムのキシリトールが
吐息が白くなる原因じゃない窓際で
ネズミに小さな毛布をかけて
花の香りの在り処を訊け ....
神様が作った骨の成り立ちを考えれば
猫背であることはとても自然な成り行きであるのだけど
猫背である自分をウインドウ越しにうっかり見てしまえば
あんまり素敵じゃなくて
ちょっとだけ無理をして背中 ....
はい 間違いございません
わたしが〝ラッキーストライク〟です
本家本元 
「首相投卵事件」以来
多くの有名著名人ばかりを狙った
スロウアンエッグテロリスト
今や多くの模倣犯が現れて
巷で ....
何もない一日 雲を泡立てて貝殻模様のカップを洗う


花の雨 眠るわたしのこめかみにふれているのはくちびるですか


モノクロのアネモネきっとあなたならうすむらさきを選んで写した

 ....
洪水が激しく流れたが
それに先立って激しく流れた風景の束があった
音響が激しく鳴り響いたが
それに先立って激しく鳴り響いた光の板があった
先立つ抽象的な激流によって
地上の生物の ....
自称詩人が首を吊って死んだ
アパートの隣人が
異臭に気付き
管理人が部屋に入って
ぶら下がっている自称詩人を見つけた

足元には遺書とみられる
便箋が置いてあったが
意味不明なので
 ....
 
 
人が笑っている
マユミが笑っている
マユミは母
オサムは父
オサムは死んでいる
 
首を洗って待ていろ、と
テルヒコに言われ
二十年、首を洗って待ち続けた
首だけがただ
 ....
みずみずしい
罪、の
ようなもの、を
砕かなければ
それは、
きみの、
思惑どおりになんか
ならないんだよ。

うす甘い
恭順の墓標
、のように、ね。
社会人になったとき、私の目は少年のような熱を帯びていたに違いない。学者になる夢が壊れたり、大失恋したり、世間の醜さに絶望したり、私のそれまでの人生には挫折の爪痕ばかりがくっきり残っていた。 .... 僕の(架空の)恋人


透明な御飯
透明なレタス
傾かない天秤
ぶれない標高
レタス
それから
御飯
それから
モディリアーニ
振り出しの
ファン・ゴッホ

リズムに合わ ....
わたしの知っているかもしかは緑色だ。松脂がびっしりと体について光っている。つやつやした毛並み、つぶらな瞳、五メートルほど前に立っていたかもしかは「誰?」と小首をかしげてみせた。

一歩前に出れば向 ....
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。

わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ....
引いてダメなら押せ
押してダメなら引け
それでもダメなら持ち上げろ
そうすれば道は開く
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
イチモツデカ太郎「大きい」- 花形新次自由詩1+15-7-7
おばあちゃんと私- 若桜自由詩4+15-7-7
銀の雨- レタス短歌2+15-7-7
イノセントのありかた- ホロウ・ ...自由詩5+*15-7-7
赤い酒- Lucy自由詩15+*15-7-7
包み込む手のひらから- 深水遊脚自由詩5+*15-7-7
_病は癒えて- 生田 稔短歌4+15-7-7
額縁- 葉leaf自由詩1+15-7-7
にゃんと。- フユナ自由詩5*15-7-7
錆びついた未来を切り開くハサミ三十一文字の塔がたたない- 北大路京 ...短歌315-7-7
横断歩道の上から手を降る君を見つけて少し早く歩く__#poe ...- 北大路京 ...自由詩415-7-7
或る米軍少佐の終戦回顧録- りゅうの ...自由詩6*15-7-6
休養- 葉leaf自由詩415-7-6
モテ非モテ格差広がるソーダ水- 北大路京 ...俳句215-7-4
笑顔- リィ自由詩1*15-7-4
きれいなまち- もり自由詩1*15-7-4
雨が降りつづいている- yo-yo自由詩7*15-7-4
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:- 竹森自由詩215-7-4
猫背考- そらの珊 ...自由詩1915-7-4
『ラッキーストライク』__卵から始まるはな詩⑦- ただのみ ...自由詩15*15-7-4
詩歌集「うずく、まる」より自選十五首- 夏嶋 真 ...短歌14*15-7-4
大洪水のあと- 葉leaf自由詩315-7-4
自称詩人の首吊り- 花形新次自由詩115-7-4
薔薇- たもつ自由詩2015-7-4
Y、に- 草野大悟 ...自由詩315-7-3
大きな世界- 葉leaf自由詩115-7-3
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:- 竹森自由詩515-7-3
かもしか、君が好きだよ。- チアーヌ自由詩1315-7-2
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★_- るるりら自由詩10+*15-7-2
強引- リィ自由詩3*15-7-2

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