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たった1。Cの寒暖差で
きみと僕のこころの隙間が
埋まらない

君と僕は似ていても
1。Cの差をゆずらない

修辞学を駆使しても水溶性の会話は
多様性の海に拡散してゆく

ノルウェ ....
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに

出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく

すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ....
人生の走行距離はもう僅かかもしれないが
スーパーカブ程好きな乗り物は無いと思っている

角栄大臣の日本列島改造論で大陸との現実の橋ができていたら
スーパーカブに跨って日本のあるはずもない誇りな ....
閉塞してはいけない
開脚もしてはならない

同じ条件のなかでプログラムするならば
遁走する豚の尻を追わなければならない

複雑なきみはミニマムな自己を取得したかい
僕はきみをいつ ....
水源と柔らかなことばにめぐりあう
船の舵取りは水辺の花を想いながら

いくつになってもできないものはできない
今更のようにはぐらかして過ごそうか

永くゆっくりと関わってゆく事は大切だし
 ....
離島に夏がくる
隣の猫は人間になりかかってきた
この忌まわしい季節には
神経節細胞の痛みだけが秩序ある情報なのだ

ぼくの離島は温存されて
真夜中に大陸とひそかに交信する

部屋のAI ....
僕のぽけっとの紙片には
最新のもっとも無駄な解答が記されている

人生に必要なものの殆どが木箱にしまわれて
博物館の収蔵庫の奥深くにおさめられているとしたら

菫や蓬の花のように路傍にさり ....
そこの誰でもが背びれや尾びれをもっている
幼年時さかなだっただけなのだけれどね

そこの誰でもが哀しみを抱いている
それは
すでに干物になるまで
のこるのものかもしれないんだが

 ....
ちょっと寂しいけれど熱っぽい宇宙
ワンダークールな時間の始原をゆめみる

いつも隙間だけで君を愛せたのだろうか
それともそれはただの幻想だったの

いつも反論がむなしいように
そのひとが ....
市井の凡人でそれが理想です
理想の人生で
たまに挫けますが

時々休んではまた
歩いてみようと思うばかりで

宇多田ヒカルの
僕はくまが大好きで

この詩の結論を
煙草一本だけ吸 ....
僕のグレたガラホは相変わらず寡黙なのだ
やっと取り引きして得た隙間に僕は住んでいる

今日と明日が条約を結んで握手しても僕は拍手しないだろう
だってやつらの隙間の全人代という茶番を許すのだもの ....
あるいはがらんどうの街に棲む
たまさかさびれた繁華街で遊ぶ

恋の歌は春の猫のように
かなしいやさしい歌だろう

愛は重すぎていつも栄養学的に
分析できないものなのでしょうね

失わ ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
音楽を聴く分析学的な時間が好き
きみと過ごす解析学的な時間

深く沈潜してゆく愛情にも似た雪のよう
罵られる騾馬のように時間が過ぎていっても

愛撫する隙もないきみと暮らしているぼくは
 ....
痩せっぽっちのロバと
ながらく友達だった僕は

マッチョなイギリスの
粋なボーカリストが好きで

ついにはオペラ座の怪人の
私生活を知ってしまうのだろうか

拘束されない言葉ほど
 ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている

何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく

痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
君の吐息はちいさな部屋の空気を揺らし
君の想念はだれかのベッドにしのびこみ
不思議な夢を紡ぐだろうか

ヴィトゲンシュタインにも小さな教え子に
猫の骸骨を組み立てさせたり
社会実習を経験さ ....
人にかける言葉の
優しいひとを選びたい

選んでどうするのかと
問われても明快な答えもないが

そうなんだ僕たちはそんなには曲がってはいないはず
規定するあなたがたの定規はどこまでも ....
婉曲な月が浮かんでいる
高橋留美子とつげよしはるが好きで
藤原新也と東京漂流する夢をみる

彼女の方程式は誰も試さないほうがよい
ゆれうごく等記号の
ちっちゃな解決なんてほっとけばよいのだ ....
いい加減に書き散らした日記を死ぬまでつけようか
時間と空間が混乱しては想いは惑い腹も減るだろう

冷たい朝の空気が夜に萎えた神経に障るあさは

棄てられた男は塵箱のように
女を浄化できるの ....
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている

必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが

混在している毎日が好きです

僕たちの情報はトイレ ....
とても良い朝には
きみに電話をして

かわいい化け物の話とか
食べきれないピザの大きさなんかを
評論してみたいんだ

ときどき売りにゆく
柱時計がボーンと鳴り

寺山修司が競馬新聞 ....
のんだくれ男とやさぐれ女
とぎすまされた場所にはそぐわない

だれも無関心のふりの都会で
新宿で乗り降りするほどの乗客

手を繋ぎたい天使が裏帳簿に記帳されて
探している煙草は違ったポケ ....
死ぬまでに全てを抹消してしまおうと
無駄に生きていても天球は確実に回転して

とても言葉が軽い時に
やっぱり訃報と交換なのだが

Resetすることを恐れてはならないと想う
リセットで救 ....
問い返すたびに僕が増えてゆく
ジミヘンのファズノイズでもあるまいに
あるいはピンクフロイドのエコーズ

探す程に海は深く遠く風ばかりが吹いている
僕のこころの荒涼が優しく増殖してゆく
 ....
雲梯にぶらさがっていた君たちは
いつか僕の子供でも仲間でも家族でさえも無くなって

風はきっと順番にあらたな名前を生み出してゆくのだろう

忘れ去られる恋人達にもせめて懐かしい墓碑銘を
そ ....
五線譜にのらない音楽
数学的解決を持たない生命

リズムもない詠唱
楽器を持たない自由

空から降りてくる精霊にキッスをして
それでも抒情は余ってしまって腐る

どこにも幸運な人間な ....
僕は毎朝オニオンサラダを食べ続ける
家庭菜園で作った玉葱をもらったから

いつものスーパーの袋入りコンビネーションサラダではなく
ドレッシングは胡麻ときどき和風ときにはゆずポン酢がいい

 ....
ぼく雅羅櫛
きみ観瑠奇異上意

異星人が過半を占める地球で

どうやら宇宙は愛の摂理で
成り立ってはいないようだ

老後の資金なんてもう要らないし
どうせ星になるんだからなあ

 ....
実験工房にて
神学を爆破する導火線に
火をつけてみる

解体工房にて
蔓延するヘイトスピーチの
舌の根を根絶する
スナイパーロボットと
遊ぶ

あの建物は
もう誰もいないのに
 ....
アラガイsさんの梅昆布茶さんおすすめリスト(65)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
1。Cのうた- 梅昆布茶自由詩1521-11-17
エチュード1- 梅昆布茶自由詩1121-10-27
スーパーカブ讃歌- 梅昆布茶自由詩1721-10-3
丘の上- 梅昆布茶自由詩1421-9-9
柔らかな疎外- 梅昆布茶自由詩18+21-8-13
離島の夏- 梅昆布茶自由詩2121-6-14
ゆっくりと解凍する日々のうた- 梅昆布茶自由詩1321-5-25
えくぼ- 梅昆布茶自由詩1621-5-18
うた- 梅昆布茶自由詩1521-4-20
ぼくはクマ- 梅昆布茶自由詩721-4-5
今日と明日の隙間によせて- 梅昆布茶自由詩621-3-7
春のうた- 梅昆布茶自由詩1221-3-1
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
秋の詩片- 梅昆布茶自由詩1420-10-5
ロバの話- 梅昆布茶自由詩1020-8-2
レインダンスのまち- 梅昆布茶自由詩1820-7-25
君の宇宙- 梅昆布茶自由詩720-7-22
カート・コバーンに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩19*20-7-18
彼女の方程式- 梅昆布茶自由詩1020-6-9
海にたどりつく- 梅昆布茶自由詩1020-5-11
時間と夢- 梅昆布茶自由詩620-3-3
あさ- 梅昆布茶自由詩12*20-2-18
のんだくれ- 梅昆布茶自由詩1419-12-24
亡命の星- 梅昆布茶自由詩1219-12-11
- 梅昆布茶自由詩1319-11-26
ふたつめの秋- 梅昆布茶自由詩10*19-11-24
タルカスの夕べ- 梅昆布茶自由詩916-9-7
オニオンサラダ- 梅昆布茶自由詩8*16-8-6
平和に捧ぐ- 梅昆布茶自由詩816-5-18
実験工房にて- 梅昆布茶自由詩1116-5-3

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