月よ、今夜は煌々と世間を照らしている。
ところで、月って何だい?
僕はそれを分からずにいる。
ただ、空に月がいるということのほかに。

月が地球の衛星だということはわかる。
月が海の満ち引 ....
王のいる地方から来た珍しい種として記載されるのだろう 薄暗い部屋で
ヤクルト戦を見ながら
野球って
こんなクソつまらないものだっけかと
自分の記憶を確かめている
メジャーを見たってそうだ
さっぱり面白くない
大谷だって体格が外人と同じだとい ....
○「深い人生」
深い人生は
涙とともにある

○「コロナ下」
今までの生き方や価値観を
見直す機会である
ちょっと飲み会が
多かったと反省している

☆「ありがとう!」
金はなく ....
そこの誰でもが背びれや尾びれをもっている
幼年時さかなだっただけなのだけれどね

そこの誰でもが哀しみを抱いている
それは
すでに干物になるまで
のこるのものかもしれないんだが

 ....
夜風がすぅすぅ網戸から
入って来ては肌を撫でる
その微妙な心地よさに
うっとりしている午前三時、
電車は大通りを走り雪山へ
凍り付くよな身震いを
誘いぐんぐん進んで行く

鈍色空を背景 ....
生きれば生きるほど
恥を重ねることになるから
早いうちに
けりをつけた方が良い
とずっと思って来たが
年を取るほど感じなくなって
何とも思わなくなるのも
どうやら本当らしい
恥をかきま ....
 かの女は夢の隠語
 かの女は愛の代名詞
 そしてくずかかったおれを見棄ててしまう、
 見殺してしまうなにかだよ、「ユカコ」
 バウハウスの故郷の果てで摘み取った林檎が、
 葡萄でなかっ ....
猿と云う現象のわたしの傍らに


犬と云う裝置が風のように現れ、くっついて寢ている


裝置は靈魂であり、


{ルビ何某=なにがし}かの意圖が具現化しそびれた餘剩らしい


 ....
二〇一六年五月一日 「叛逆航路」


 お昼から夕方まで、『The Wasteless Land.』の決定版の編集を大谷良太くんとしていて、そして、大谷くんと韓国料理店に行って、居酒屋に行って、 ....
揚げ過ぎたコロッケ食っとるんや

キャベツなんて高過ぎて買えんしな
なぁ、野菜くれんか、屑でええから
えッ、無理なんやろ、わかっとんや 

そんなもんやから
あのキャベツ畑に
行ったん ....
水面をうねり進むのは
中州と呼ばれているものだ
息継ぎもなく川を這う

その背で
菜花の黄が
もえている

微かにひかる

ガラス片
あれは
人の手から
逃れて
中州の鱗に ....
野の薊を食卓に飾りながら
一杯のコーヒーを飲む
小鳥の囀ずりを聴きながら
青空を眺める
散歩の途中に独居老人を尋ね
世間話に花を咲かせる
コロナ下でも
小さな幸せは
ある
君も詩人なら
透明なペンくらい持ちたまえ
黒い万年筆とか
青いボールペンとか
そんな当たり前のペンで
満足しているようじゃだめだ
透明なペンなら
どこにでも言葉を書くことができる
しか ....
 今、「芋」の意味について討議している

「芋の{ルビ力=power}」を{ルビ蔑=ないがし}ろにすると云うことは

 忌む者に「忌め」と云っているようなものなので

 今後、{ルビ寧=む ....
学園祭で土井ちゃんは
ギターの弾き語りで出演して
松山千春の「銀の雨」を歌い
喝采を浴びたのを横目に見ながら

そんな風に歌うことは
格好悪いことだと信じて
疑わなかった
だから
雑 ....
         
やぶりすてた青空をつなぎあわせて
あおじろく
笑っている。

 かわいた靴音をのこして。

観客は、
だれも、
いない──  ....
曖昧な
真の時空に咲くエバァと小鳥
 ひっそり想い出かたり

狐と狸
蕎麦屋うどん屋に鎮座する
鳶と猫の視線を意識して

雨上がり
ボラは唐突に跳躍をはじめる
これ見よがしに

 ....
(Q.きりんはくびがだいたいどれくらい
のびるんですか?)

私は街の雑踏のなかのきりんを見たことがある
長い首で歩いているだけで、窓を覗いていると言われ
足下がおろそかになり、ひとにぶつ ....
階層を施された荷馬車の一角にひかりが中る。
眩くて昇華される、どうやら辺りのようだ、

遺体の奥で植わる蛆虫が盛んに蠢いて出口をこさえていく。
それぐらいは許してもいいだろう
涙のかわりに胃 ....
誰もいない町に佇んでいる言葉


つめたさに目覚めた朝の冷めた夢


有限の湯気が光になっていく


ここにない声を再生している風


何もないただ大切な季節だった
二〇一六年四月一日 「愛のある生」


愛のある生

それが、ぼくのテーマだ。

「生」とは
いのちの輝きのことだ。

しかし、嘘は、すばらしい。
人生を生き生きとしたもの ....
夫が「コロナ感染者濃厚接触者」になって帰宅した

お相手とお互いマスクはしていたけれど
数時間対面で事情を聞いていたので
後からわかったのだけれど
「コロナ感染者」との濃厚接触者と認定された ....
ついこの前まで
白い花を咲かせていた木が
早くも新緑へと移り変わり
午後の日差しに照らされて
青々と輝き揺れている

その木の根元を
春の青大将の群れが
唸りを上げて進んでいく

 ....
"who",
{引用=「誰」、}

"who" is "there".
{引用=「誰」とは「そこに」である。}

"w ....
毎日後ろの家の犬が午後3時頃になると
鳴き始める
うちのワイフが散歩に連れていくまで
鳴いている
一方
横隣の家の山羊が
僕の顔を見ると鳴き始める
飼い主が出かけて淋しいのだろう
また ....
ちりちりと
夜風が弾ける
肌の面
肉から解離し
タマシイの
涼やか響く
原音が
辺りに木霊し
光っている

脳髄はとろり
蕩けるよう
夜風にうっとり
流れ出す
彼方此方を巡 ....
人のいる場所を歩いて来なかった
だから怪我ひとつしないで
守った心が大きく育ち過ぎた

重なることもなく
はみ出していくから
ひっくり返せるはずもなく

わがままなフライパンを
目に ....
 どこにでもいる野豚
 愛されているようだ
 とてもまるまるとした体
 分厚くて堅牢な肉の張り
 つややかな桃色の毛並み
 支える四肢の尖るつま先
 飛び出た大砲の黒い鼻先
 与えら ....
誰も読まないというのは、
ある意味【特権】だ

誰も読まないから、
何だって自由に書ける
ウンコ漏らしちゃったことや、
女子に立ちションさせてのんだこと
あんなことや、
こんなことをし ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
sonnet- おぼろん自由詩2*21-5-19
_- いる短歌221-5-18
毎日プロテインを飲んでいます- 花形新次自由詩321-5-18
独り言集5.18_- ホカチャ ...自由詩4*21-5-18
えくぼ- 梅昆布茶自由詩1621-5-18
夢と夜風と雪山と- ひだかた ...自由詩15*21-5-17
マイソング- 花形新次自由詩621-5-17
tell_me,_bedtime_story- 中田満帆自由詩421-5-17
無音- 墨晶自由詩5*21-5-17
詩の日めくり_二〇一六年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-5-17
居酒屋にて- 帆場蔵人自由詩321-5-16
どこまでも春の日- 帆場蔵人自由詩421-5-15
小さな幸せ- ホカチャ ...自由詩3*21-5-15
透明なペン- やまうち ...自由詩521-5-15
農家- 墨晶自由詩3*21-5-15
北星余市の10期だもの- 板谷みき ...自由詩2*21-5-15
うみほたる- 草野大悟 ...自由詩321-5-14
壁を叩いた提督- 足立らど ...自由詩5*21-5-14
きりんのかそう- 帆場蔵人自由詩421-5-13
芝桜- あらい自由詩121-5-13
バス停の透明- 水宮うみ川柳3*21-5-11
詩の日めくり_二〇一六年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-5-10
「コロナ感染者濃厚接触者」ですって- 鵜飼千代 ...自由詩20*21-5-10
春の青大将- ひだかた ...自由詩921-5-10
Clear- 墨晶自由詩3*21-5-10
声かけ- ホカチャ ...自由詩3*21-5-10
帰郷- ひだかた ...自由詩7*21-5-10
フレームアウト- ミナト ...自由詩4*21-5-10
ももこ- 津煙保存自由詩5*21-5-10
誰も読まない- atsuchan69自由詩2*21-4-24

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