本当に、本当に大切なことって
口に出さなくても、わかる。
言葉は要らない、と言うとキザですが
言葉が出てこない、と言うとオシイ気がする。

あなたは、どちら派?
私は、いつもオシイ方です。 ....
{引用=


記憶は生きていない
記憶は動かない

ので

それは生命を超越し
古い古い地層に
固定されている

こことは違う時間では
時間は
固定されている

ここと ....
信仰という確信的な迷妄
その心地好い陶酔 自我に奥深く祝福される切ない悦び


エウテルペが宿した 重く病んだ遠い夢 
闇を蓄えた天空から 銀色の稲妻走る脳裏に 
白金の灰が降る それは  ....
あの星が流れたらひとつ捕まえて 君に会うまで隠しているよ 創世記

毛の生えたチーズ 
毛の生えた石けん
毛の生えたキャンディー
毛の無い性器


手っ取り早く金持ちになる方法

花束を買って帰る
(鉢植、観葉植物は不可)


摂 ....
マルコヴィッチの穴に入ったメルヘェン


おいてきぼりにされた楽譜がみつかった


こんなにもかわってしまったわたしに


地球にとけたピアノは


はりたおしたいからだと云っている。
むかし住んでた
田舎の家を
ブラリ訪ねてみたら
知らない人が住んでた
わけを話すと
快く歓待してくれた

晩御飯はカレーだった
給仕をしてた奥さん
突然ブラジャーごと
セーターをた ....
君の機嫌が良いとき
靴下を買ってきたとき

仕事帰り
今日も駅の中の靴下屋で、カラフルな靴下を、一万円分買ってきた

押入れの中には、君の靴下がいっぱい詰まった箱が2箱ある

「わたし ....
あるのか

ないのか

わからない

ドーナツの穴を越えて

オートバイは走っていく

いつか

行き着くかも

しれない

あるのか

ないのか

わから ....
風邪を引き発熱
いつもの常用薬を取りにいけない

本人でなくては
許可がでない薬

1日目なんとか
パキシルを残して
抗ウツ剤1錠で乗り切る

2日目 パキシル1錠のみ服用
風邪 ....
 空の上に

 飛行機雲が走っていた

 その向こうに

 月が浮かんでいた

 月は三日月が好きだった

 どうしても 靴を脱ぐことができない 月が
 
 空を 東から西 ....
青を背景にまっすぐな道路が
斜面を登っていくのだけれど
いずれ天に触れそうなところで
消えてしまうとわかる

長い橋を渡りながら
巨大な甲殻類の内側で
対になる脚を数えていても
韻律は ....
蛙孵る

フェニキアのある川のほとりに小さな村がありました
その村の外れの小さな森には小さな池があり
小さな蛙がわんさと棲んでおりました
ある春の日のこと
1個の卵からピンクのおたまじゃく ....
起きるのに
ちからはいらない

仮想と現実のライラック
ひろがりさざなみあう窓辺で
けだるさふくらむカーテンとすこしの
日のひかり

笑い声が怖い
と生まれる七つのせかい
親切が痛 ....
石のなかから硝子をひろう
いつのまにか消えている
手のひらに残る かたち
ふちどり


こきざみな夢
菓子の弦
水は灯のそば
傷と波と壁


語りあいな ....
壊れた時計をいくつか
この部屋に飼っているので
どうやら時空にちょっとした罅が入ってしまったらしい
ふいに宙の思いがけないところから
時ならぬクロッカスの花が咲いたり
誰のものとも知れぬ指た ....
 生まれたばかり――
 あまりにもまぶしかったので
 まぶしい と
 叫んだはずなのだったが

 揺籃期――
 プロレタリア文学だと称する
 ひなびた小説を口に入れるが
 不味くて ....
    ◇
   ◇
  ◇
 ◇      ◇
    ◇
  ◇
 ◇
薄い靴下に 冷気が渡ってくる
凍りかけた土に 残る雨水
青につらぬかれた 空が濁る

遠い所で カラスが鳴いた
歩く頭上を 羽音がかすめる

振り返ると 朱色の実が いく粒か
 ....
他のどの白い花木にも思わない山茶花だけが降る雪に似てる

結納を終えほっとした友の父「本とマンガは全部持ってけ」
 
落ちたザクロ割れ目ざっくりぎっしりとダリのルビーがのぞいて見えてる
 
 ....
{引用=
ハナアブのはねを千切って
裏返すと コメツキ虫のように跳ねた
しばらくすると独楽(こま)のようにその場所を回転していたが
捨てた記憶もないのに 朝になると消えた
僕らは身体を突き合 ....
笑っちゃうくらいに
社会の門は狭くて
ごくごく普通の
一般人だった私には
門番さえ 見向きもしない

{引用=
今流行りのコミュ力とかいう
得体のしれない力がないと
わずかに開かれた ....
 9月
 
 
 かなしみがいくつかの言葉をかりて
 生活の足元にまでやってきた
 そいつらの化けの皮をはぐことはやめて
 砂のように 乾いてゆくのを
 見つめていたい
 
 ただ今 ....
アルペジオから始まる朝
はじまりを待つ、密かな胸の鼓動
流されることを良しとせず
ぐっと、吊り革をつかむ
誰かのせいにしてくたびれた靴で
いまも夢のつづきを探してる
例えばそれが、がらくた ....
迷宮(ラビリンス) 彷徨いながら 刻み込む 運命(さだめ)の女 古(いにしえ)の海

突き抜けて 鎌倉の蔵 恋時雨(しぐれ) 見守る仏 細波(さざなみ)の夜

縁結び はっと我に  ....
 
冷たい直線が
流れていく
今日は朝から
ろれつが回らない、
白い紙へと
その先に長く続く
生物の住めないプール
それは時計にある
二つの瞳孔
人が唇を触りながら
ゆっくり ....
ストロベリーとカスタード
生クリームにマスカルポーネ
いちばんカラダが甘くておいしい
スペクタキュラス、インテグラル
五反田のペントハウスでクンニリングス
ゴーヂャスに裏さびれたお肉の宴
 ....
{引用=壱}
部長失踪

「たいせつな家族を探してください
栗色のロングコート・チワワ2歳、名前 部長
狛江市と調布市の境近辺で行方不明になりました」

雨上がりの駅前、電信柱にカラーコ ....
この夏何匹のミミズが死んでいったのか考えています。
死んでから干からびたのか、干からびたことで死んだのか、
そういったことです。
それは世界の秘密、
幼いころはどんなことでも秘密のように感じて ....
泥沼に花を咲かせた

得意にもなった

昂揚にも満たされた

泥沼だからこそ

こんな綺麗な花が咲いたのだと

話してあげたくなって

ゆくひとすべてにそうした

花が咲い ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オイシイ人生- izumi自由詩310-10-23
記憶は生命ではないので- 真島正人自由詩5*10-10-23
コメディ_/_****'04- 小野 一 ...自由詩5*10-10-23
秘みつ- はるな短歌110-10-22
シュレッダー- salco自由詩2*10-10-22
古い楽譜- 阿ト理恵自由詩5*10-10-22
カントリーハウス- ハイドパ ...自由詩3*10-10-22
君の靴下- 壺内モモ ...自由詩610-10-22
ドーナツ- いてゆう自由詩710-10-22
たった4日で- 森の猫自由詩5*10-10-22
そら- いてゆう自由詩110-10-22
比喩とミルフィーユ- 瀬崎 虎 ...自由詩310-10-22
十月の童話- salco自由詩2*10-10-21
くぐる- 乾 加津 ...自由詩8+*10-10-21
夜と白- 木立 悟自由詩610-10-21
出現者たち- 塔野夏子自由詩13*10-10-21
軽妙なるクロニクル- 豊島ケイ ...自由詩14*10-10-21
風景_思い出_1- えりくさ ...自由詩510-10-21
朱色の記憶_落下- 砂木自由詩8+*10-10-20
十月夜の四方山話- 小池房枝短歌6*10-10-20
ハナアブの丘- 石田 圭 ...自由詩16*10-10-20
- 三上あず自由詩4*10-10-20
9月、10月- 佐倉 潮自由詩210-10-20
あゆみ- アズアミ自由詩210-10-20
短歌「迷宮(_ラビリンス)_」- TASKE携帯写真+ ...110-10-19
副題- たもつ自由詩1210-10-19
ズッパ・インテグレーゼ- salco自由詩5*10-10-19
地域限定詩_其壱、其弐- salco自由詩3+*10-10-19
夕立ち- 鈴木まみ ...自由詩3*10-10-19
- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223