通り過ぎて
  あなたの胸に
  影になってから
  はじめて言葉がきらめいた
  海老蔓の秋 はじめから 記憶の形をして
メンヘラを馬鹿にする君あてみるともやしアオムシ貧相な顔


*
#メンヘラネット調べ

* 何らかの精神疾患を抱えている人や、抱えていると思われる人を指すネットスラング。特定の精神疾患を指 ....
 おおきな
 朝日を 笑いながら
 数えきれない鳩が輪になって
 時の繋がりが聴こえてくるような
 羽根を打つほどうつくしい游び

 壁にぶつかるんじゃないか
 そしてそのまま吸いこまれ ....
凍りついた曇りぞらと

あをぐろく{ルビ執念=しうね}くうねる海の

きたぐに

確然としてくらいちからのくに

俺は心ひそかにきたぐにを愛し

乾燥した都市から遠く北方を ....
野球でホームランを打つには
投手が投げた瞬間に
ボールがどこに来るか
知っている必要がある

あっちむいてホイに勝つには
相手の指がどこを差すか
知っている必要がある

脳から出た信 ....
曖昧な横顔秋の海

社会の腕力から逃れて逃れて秋めく

階下に運ぶ珈琲のように長い時間をこぼした

それぞれの孤独を持ち寄って孤独なままでいる

空が斜め渡り鳥
 ひとつ択ばせてあげる
 そういわれたら

 もし較べたとして
 どちらも美しいのだから
 ひとつは激しく輝き
 ひとつは静かに乾いてゆく
 涙に浮かべた想い

 机にかさね肘をつい ....
世界が一番静かなとき
人は人の心に残ることを求めて生きようとしている
渋滞する交差点にとまる外車の運転者のことなど
道行く人はだれも知らない
それでも運転者はかれが人の心にとまったと思って
 ....
ばくてりやがズルズルしてゐる
海はつめたい
人魚も星のやうに震へる
そして都会には温度がない
人々はコゴエもしない
あいかはらず海はつめたい
先カンブリア紀の地層もつめたい
 ....
1.1
 脳の奥にいつまでも残る風景。この上なく優しくて、これ以上無いくらい、大切な景色。秋の生暖かい涼しさが部屋の中まで浸み入ってきて、全身を包む。とげとげしい、狂った秒針が僕の中で震える。手の付 ....
ティーポット、熱湯の中心で 草の根からしみ出てくる成分が
私という容れ物に落ちれば そこでもまた精神作用をしみ出させる

陶磁器は地中海のような白さと 中東のように丸みを帯びている
知らされて ....
洗濯槽の水底
左折する
何もない身体
空っぽのタクシーが
隙間に落ちていく
昨日会った男は
鼠色の袋を
大事そうに抱えていた
都市の壁を
そのための朝を
〈間奏〉
貫く植 ....
一緒に行くはずだったこの景色を、

病床の君に見せたかった

写真を1000枚撮って、君に見せた

1000枚目を手にとって、君は息をひきとった

悲しみ超特急が

目の ....
アマゾンが独占禁止法で訴えられていると言うニュースを私は見た。この間はグーグルが同様の案件で訴えられていたと思った。アップルはまだ訴えられていないがマイクロソフトは訴えられていた。まだアップルの製品に .... 春の水蒸気は何処に行つたのか
この空は{ルビ禊=みそ}ぎするものの色
永訣の色

地上は百色さんざめき
めざましくもゆたかである

いちめんの輝かしき生存
疾風は田園の暮色をよ ....
お腹いっぱいになる
幸せいっぱいになりうる

だけど またお腹すく
    また幸せ求めちゃう

人間て欲張りね
全然 満足しないの

そもそも なんで 人間て幸せを求めちゃうの ....
賃貸の部屋のベランダがバルコニータイプなので、雨よけのために屋根を設置した。ネットで探し出した簡易テントだ。夏も終わったが、秋なので良い運動になるのではと考えたので、それを設置するためのアクションを起 ....  男が 居た
 美しい男だ
 あぜ道沿って咲き誇る
 紅のみち
 彷徨って舞いわたる

 男が 居た
 彼は蒼白い顔に大きな目を光らせて
 おしゃれなスーツで包む
 細い し ....
自称詩人の首に
縄を掛けて
橋の欄干から
吊り下げたい
日本中の自称詩人を
みんなそうしたい
だってお前ら
その姿が一番似合って
いるんだもの
胸にそいつの
代表的な自称詩を貼り付 ....
股が痒いときに
自称詩人の髄液から作った
軟膏を塗ると
爛れて激痛が走るので
痒みを忘れることが出来ます

「嫌なことを忘れたいなら
生き続けること
もっと嫌な目に合って
前の嫌なこ ....
遠い話とほいはなし
ああそんなところだね
いまとなつては
大気は海の継子じみて
地中海色のタイルの
すました青磁のなかに透けてゐる
カラカラした浴場のなかで昼寝してたら
いつのまにやらお ....
ラベンダー絨毯の中、東へ東へ向かうバス。
点在するハーブ園、スィングするカラフルな
文字、流れる。ラジオから「セージ、パ リ、
マリ 、タイム、、、」と聞こえ、「行くの
ですか」と問い掛ける。 ....
たった一言で夢中になる
そんな
魔法みたいな言葉があったなら・・・


ねぇ 空想したことない?
一気に あなたの方へ転がせられる
そんな ヒミツの言葉があったなら・・・

わた ....

実在なんか求めない。無意味の白さを私は最初から知っていて、
命は見ることが出来ないけれど感じた、私は私を躍りで満たした、
空は手を伸ばせば届く距離に、心臓は白くディスプレイの向こうに、
私 ....
青い花に飾られた風の椅子 壊れた化石 と愛を失った呪術書は 遠い未来を向いたまま乾いた氷柱になってしまった
水面下 太陽は揺れていた
青く融解された夢
コロナ 太陽を透明に包み込んで冷たくなって ....
人の見ているのは光
その向こうを歩く
サラリーマンは光自体にその肩を照らされている
電車の音がしている
大型トラックが川の前を通り過ぎる


深くため息をついた
川の向こうには彼らの暮 ....
二人でいても一人きりの世界に秋澄む

匂いは最も原始的な感覚遠花火

足がなければもっと距離を大切にしていただろうか

逃げても逃げても戦場から遠く

秋の蝶冷たい水が染みる

中 ....
私の中にたくさんある言葉
君のために取り出してみれば
悲しみも希望も一緒になって
一つの流れあふれ出す
涙と笑顔が私の心
どうしたってたどり着けないところ
もしも知っているなら連れて行って ....
必要のない階段がわたしにとって必要なのは
 閉鎖(とざ)されたスクラップ工場の壁にひっつく残骸で
  時代にとりのこされた孤独の分身そのものだから
   この苦々しい感傷をくろい笑いでわたしが踏 ....
社畜会社員
お互い人見知り
初日不安
店でそっと指を掴まれる
昆虫のケージで連れ帰る
ずっと後ろ姿で拒絶
毛に触れたらジャンプして吹っ飛んだ

ヒマワリの種即食い
ご飯で間合いを ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海老蔓- 草野春心自由詩10*23-10-1
メンヘラを光に- 足立らど ...短歌4*23-10-1
翼あるもの- soft_machine自由詩12*23-9-30
きたぐに_(旧作)- 石村自由詩4*23-9-30
あっち向いてホームラン- イオン自由詩3*23-9-30
渡り鳥- かち俳句823-9-29
ふたつの夢- soft_machine自由詩4*23-9-29
随筆- 室町自由詩423-9-29
温度_(旧作)- 石村自由詩3*23-9-28
メモ1- 由比良 ...散文(批評 ...3+*23-9-28
ほのじろき- なけま、 ...自由詩323-9-28
ノイズ- たもつ自由詩4*23-9-28
わかりあえない- 為作自由詩523-9-28
独禁法に関する考察- 番田 散文(批評 ...1*23-9-28
訣れ_(旧作)- 石村自由詩10*23-9-27
手ほどきを!- ルルカ  ...自由詩3+*23-9-27
バルコニーのテントと水泳- 番田 散文(批評 ...1*23-9-27
黒揚羽蝶- リリー自由詩6*23-9-26
自称詩人首吊り祭- 花形新次自由詩123-9-26
自称詩人髄液軟膏- 花形新次自由詩123-9-26
裸足_(旧作)- 石村自由詩11*23-9-26
ハーブ園_(散文詩_9)- AB(な ...自由詩4*23-9-26
魔法みたいな言葉- ルルカ  ...自由詩3*23-9-26
神経の夢- 由比良 ...自由詩1+*23-9-26
海の花の標本- 由比良 ...自由詩1*23-9-26
街の川- 番田 自由詩1*23-9-26
秋澄む- かち俳句323-9-26
ハイヒール- 黒髪自由詩3*23-9-26
必要のない階段_ー下り編ー- 菊西 夕 ...自由詩3*23-9-25
ハム子- 秋田の米 ...自由詩323-9-25

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