なぜ東電やNHKや公務員改革がすぐにできないのかと言えば、そこにぶら下がってる人たちが、右肩上がりを前提にした、高額な不動産の購入はじめとした資産を、すでに借金として購入してしまってるから .... 日本人は議論が下手だ。
日本人は他人に合わせる。
欧米人は自分を持っている。
日本では出る杭は打たれる。

文化の違いである。
日本人は自分の考えを
表現するのが下手である。
自分の考 ....
泣き出してしまいそう
剃り跡が痛いから
遠くに行くときは
必ず剃るあなた
(「土佐の一本釣り」に載ってました)
安全剃刀で丹念に
剃りあげてくれたなら
あなたに見せたいの
この股の想い ....
踊れ、踊れ、踊れ、踊れ、内側から死滅するものたち、皮膚の表面に浮上して落陽の踊りを踊れ、俺は曇天の暮れ時に死亡するがらくただ、踊れ、踊れ、踊れ、踊れ、息切れて汚い泥をその喉から溢れさせ .... いくら待っても
「死」はやってこない
実際には私は着実に「死」に向かっているのだが
まだ一向に見えない

私は日々
蔑まれ
軽蔑され
ののしられ生きている

赤ん坊 ....
こと切れる最期の瞬間まで
彼はひとりの少年だった

とっつきにくさは彼の持ち味だったし
時代を憂いても
希望を捨て去ることはなかった




そんな彼との接点
あったのかな
 ....
夜は雨
どこからか雨
水を弾くタイヤの音
通りの向う
どこかで屋根を落ちる滴

私はここにいて
眠る人のことを思う
生き満たされぬ人を思う
又ここにいて
眠れぬ人のことを思う
燃 ....
20時ちょうどの羽田発
頭上のモニターに映る
地上を無秩序に走る光の帯
良くも悪くも
ヒトノイトナミ。
なによりも、
僕を探すキミが
寒くありませんように

機内の灯りが落ちた ....
{画像=120323010313.jpg}



忘れられた想い出 / 勘太郎川 紅橋付近


ぶらり ぶらぶら
裏町通り
場末の路地の夕餉時

さあさ いらはい いらはいよ
 ....
近頃だせーダッフルコートを
ファミレスで脱いだ娘は今どき見上げたショートボブ
カラーリングもメイクも知らない
つぶらな瞳を見開いたまま
発育を15で停めた18歳のレジスタンスは北風の中
孤立 ....
離れて付いた
ふたつの点の
ひとつが動き
蜘蛛だと知る
もうひとつも揺れ
蜘蛛だと知る


ふたつの点が
出会う頃に
ふたつの冬の
ひとつが終わり
ひとつが ....
ある時 独り暮らしの友人が
「孤独死友の会」を作るんだと
楽しそうに話していた
もしも そんな会を作ったら
「孤独死できないじゃん!」
と笑ったことがある

寂しいと呟く人の
孤独の意 ....
そこそこ空いてる車両に乗って
ドアの前に立っておっきいため息ついたら先生があぐらかいて出てきた

ぼんくらとヤってしもたらぼんくらがうつるんやで
愛のないSEXするときはお金もらわな
金だせ ....
 
 
すべてプラスチックだった
体育館の屋根のように
静かに笑って
アイロンの練習をしていた
誰かが小さな咳をした
みんなで心配などをした
 
 
街の
人の

屋根瓦を
頬っぺたを
ボンネットを
ランドセルを

街の
人の

やわらかいところを
かたいところを
親切なところを
依怙地なところを

つついて
 ....
十分の一
もし十分の一だけでも
あなたがわたしに心を向けてくれるなら
その日に鳥になってもかまわない
そうして湖の上を飛んで去る

十分の一
もし十分の一だけでも
あなたが認めてくれる ....
森”ローリング”光子と
泉”ウィークエンダー”ピン子に
囲まれて
静かに眠る
はし、はし、橋田壽賀子

山岡久乃が待っている
藤岡琢也も待っている
はし、はし、橋田壽賀子

きっと ....
ふっくらと 光線を 中に吸い取りながら
梅が ごつごつとした 枝先に 咲いた
厳しく けなげな そのさまに なぜか
ある夏に訪れた 遠い島のことを思った 

出雲の孤島の海岸には無数 ....
真紅の壁を
真っ白に塗り潰すような時間の中で
喉の渇きを覚え、だが
ページをめくる指を止めることはなく
幾つか咳をして
唇を舐める
昨日より冷える気温と
昨日より
 ....
 詩には詩の体裁があり形式がある。散文詩など例外もあるが、詩とは行分けの韻文であり、韻律を重んじるリズム感や音感をもつ文体のことである。広辞苑で〈詩〉の項をみると「風景、人事など一切の事物について起こ .... 失われたものたちのしぐさがみえる
俯瞰するぼくはまだ若くない
もし可能性が尽きていないとするならば
このかたまりの中からいずれ旅立つものがでるだろう
それはまだ歯が生えていなく
はだかで腕の ....
 春の採点

平日
ちっとも忙しくない日
じっと座っていると
時が頭上を通り越して行く
一世紀ぐらいのストライドじゃないかと
それほど風圧を受ける
目の前の原で四歳の私が
一心不乱に ....
自ら意図してじゃないの
前世の因果かしら
武道に縁があるようなのよね

父から剣道の手ほどき
刃を垂直に落として
むぎゅっとばかり、つかを絞る
小指の力が肝心でね

弓を引いた年月も ....
僕たちはDNAの命じるままに歴史を漂流し拡散してきた

朝露に濡れた森の匂いに

木漏れ日の暖かさに

まっすぐ空に突き刺さるメタセコイアの高みに
想いを託してきた


僕 ....
幼いころ
のっ原をかけまわっていたあたしの

いつもそばにあったその草花が
いぬふぐり、で
あると知ったのは
高校生のときだった

かわいらしいひびきに
その名をおぼえた
 ....
去っていったものは
はじめから出逢ったことのないものと
想えばいいこと

背をむけたものは
はじめから背だけを見せていたと
想えばいいこと

そしてぼくは幼い頃に戻るだけ
独りぼっち ....
意味がない言葉ばかりが
自分の中に 転がっている
失業したばかりの 月曜日 思い出の場所を目指した
きっと そこは あまり遠くはないところ
レンタカーを借りて 旅に出た

飛行機の 薄 ....
夜半の犬よ
おまえは 闇にまぎれて 旅を続ける

人々が 自分を演じることに 疲れ
一人 目を見開いて 
静寂の闇を 探っている時

蒼い星空と黒い山脈の境界から にじみ出すように
 ....
昨年わたしが二十年ぶりに、故郷の秋田に帰ってきて感じた印象は、飲食店の接客も、人々の仕事への接し方も、いい意味で「いい加減」なのである。ちゃんと暮らしを成り立たせるための時間を守りながら働 .... {画像=120317205808.jpg}

野に集えよ
きんぽうげ

小さき
いつつの
花弁ゆらし
 ....
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