ずっと
ひとり
だったんだ。

はぐれ雲の
ため息
みたいに。
ずっと、
ひとり、
だった。

主をしらない影が
主を懇願するように
ぼくは
それを
求めていた。

 ....
国民の声や感染専門家の声を
無視しても
成功させられる
と思っているようだ
僕はなぜか
かつて竹槍で米軍と戦おうとした日本人と
イメージが重なってくる
本日のお品書き~イカ~


  世界の中心で叫ぶ「イカが好き」

 イカが好きすぎて困る。特に寿司屋に行くと困る。イカしか注文したくないから困る。最初は「イカ二貫、ヘイ!」「ゲソ二貫、ヘイ! ....
登山は
いつでもどこでも一歩、一歩だ
あんなに高い頂上まで登れるだろうか
と思っても一歩、一歩歩いていけば
頂上に着くから不思議だ
登山はどんなに苦しくても
自分の足で一歩、一歩だ
スー ....
二〇一六年十月一日 「至福の二日間」


 きのうと、きょうと、ずっと横になって寝てた。お茶をひと缶のんだだけ。いっさい食事せず。ただ眠っていただけ。しかし、まだ眠い。睡眠導入剤が強くなって、し ....
雨こそ降りはしなかったが、街はどんよりとした雲と湿気に満ちていた、人と擦れ違うのが煩わしくなり、小さな道へと逃げ込んだ、歩いているうちに、その先に昔、数十年は前に、死に絶えた通りがあることを思い出 ....  気分が優れない。まるで優れない。頭の中でどろどろの汚水がかき回されているようだ。吐きそう。なにかしら吐き出してしまいそう。
 あれのせいだ。あれしかない。あれなんだ、私はつまらないことをしでかした ....
全てのものから逃げ出したくて
自分の住んでいる街を抜け出し
私は走り続け自分自身からも逃げていた
逃げた先には何もなく
心もなく自分だけがここにいる
心は遠くに行けるのに
体だけどこへも行 ....
あの頃筆先に染み込ませていた色は
朽ちて色褪せて
もう何色だったのか
全く思いだせない

でも筆先に染み込ませたという記憶は鮮明にある
その行為は
十数年後の私を救ってくれる
くちばしを失くした鳥が
空を叩かなくなったから
こんなにも暗い世界なんだ

会いたい人はもういない
欲しいものはきっと売っていない

あの街ではぐれた心と
似たような色の
ミルクティ ....
When swimming, though crying but nobody notice of it
{引用=泳いでいるときは泣いていても誰もわからない}

That's the same  ....
{引用=二人の旅行}
迷い込んだ蝶が鍵盤にとまった
ゆっくり開いて
ゆっくり閉じて
あなたは水へと変わり
音楽は彫像となって影を落とす
わたしは感覚と記憶
去るものと共に流れていった
 ....
新型コロナ感染で
亡くなった方が
昨日までで14315人いらっしゃる
首相や知事の記者会見などでは
まず黙祷から始めるべきではないだろうか
国民の命を軽視しているような気がしてならない
オ ....
枕投げをやっていると
時折弓が返って来る
ジニーの世界だ
ビルがハーモニーを奏でていた
ルビーの指輪を歌ってから
再び枕を投げると
今度は虚無が返って来た
壁にビールを塗っていると
風 ....
多かれ少なかれ 理解されないのは相手のせいだと思ってる
それでもいいよ そんな言葉を待っている

私はいつもたいしたことなくて
根拠なくお呼びがかかるのを待っている

さよならヤーヤボール ....
月並みな幸福も
月並みな不幸も
みんなは興味がないから
今日も話を盛る

月並みな嘘なら
誰にもばれないからいいさ

みんなは会釈して
わたしを見守ってくれている

そのうちに味 ....
目的地が設定されました
音声案内を開始します

目的地まで真っ直ぐ伸びるこの道
ニ番目の交差点
その手前にある空き地に入ります

空き地の裏には森が広がっているので
標のない獣道を
 ....
サカガミが猶予はないと言うのだった
彼はいつも唐突な喋り方をした
そして黙るので沈黙を料理しそこねた我々はつらい気持ちになるのだった

サカガミの母親は彼を随分と気に入っていて
息子なのにさ ....
信じてほしいなら
君から私を信じて

いくら利用されたって
私を信じ抜いて

まずはそこから

まことしやかな雑念も
ふざけたニュースも
アンテナが避けて行くから

気づい ....
ビルの立ち並ぶ大きな町の貧しい裏通りに、子どもが大好きで、子どもを前にしては、得にも損にもならない夢を、細い眼をしながら語る、おじいさんが住んでいました。
一日の働きによって、暮らしぶりが左右される ....
テレワークの推進で、
在宅が増え、残業が全くなくなり、
水曜日と金曜日が定時退社日なので、
帰りに映画館に行く。

本末転倒なのかもしれないが、
政権のやってることだって全て本末転倒な ....
 流星を探したければ星は見るな

 手が海苔でベタベタしている

 こゝで喋れば全てが無になる

 意味ない言葉でページが埋まる

 明日へと繋がる階段を下る
驚いた!
ただただ驚いた


半世紀も前のレンズたちが
突然に

狂ったように
値上がりしていた


久しぶりに
中古市場をのぞいてみたら

値段のケタが
1つ違っている ....
離島に夏がくる
隣の猫は人間になりかかってきた
この忌まわしい季節には
神経節細胞の痛みだけが秩序ある情報なのだ

ぼくの離島は温存されて
真夜中に大陸とひそかに交信する

部屋のAI ....
自分も離婚歴のある40過ぎの知人から
相談を受けた
親が熟年離婚を決意しているという
特に母親の決意が固いとのこと
父親が大分落ち込んでいるという
田舎でも熟年離婚かあ!と思った
父親は僕 ....
二〇一六年九月一日 「断酒」


 FBで、しじゅう poke される方がいらっしゃるのだけれど、正直、返事が面倒。すてきな方なので、「poke やめて」と言えないから言わないけど。

 9 ....
回転体のオブジェの間を潜り抜けて、濃紺の闇の中で和音の乱れた子守唄を聞いた、心の中に忍び込んだそいつらの感触は夕暮れに似ていて、ノスタルジーは現在と比べられた途端に苛立ちへと変わる、犬のように牙を剥き .... 50年ぶりの高校の学年同窓会に出かけた
お互いの顔を見て
「老けたねえ!」
と言い合っていた
見たことあるけど名前を思い出さない男の同級生が
近づいてきて
「久しぶりだねえー奥さん元気?」 ....
本日のお品書き~鰯の刺身~


  鰯漁三千世界へ鱗飛ぶ


 生来の魚好きで、なんでも自分で三枚に五枚におろして食ってしまうが、なかでも何の刺身が旨いかというと旬の丸々と太った鰯じゃない ....
防災倉庫が物憂げに佇んでいる
足元には雑草、お前はだれだ
晴れやかな青空が枠にちいさく

囚われた

お前はだれだ、苔むした
ブロック屏は四面四角だ
囚われた、とり忘れた箱

囚わ ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7572)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あいつ- 草野大悟 ...自由詩821-6-22
オリンピック強行開催- zenyama太 ...自由詩1*21-6-22
料理で俳句㉓イカ- SDGs俳句221-6-21
一歩、一歩- zenyama太 ...自由詩3*21-6-21
詩の日めくり_二〇一六年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-6-21
ボロ布のようなマリア- ホロウ・ ...自由詩6*21-6-20
私の人生らしきもの- 幽霊散文(批評 ...121-6-20
おわり- リィ自由詩1*21-6-20
あの時の行為- RAVE自由詩4*21-6-20
新世界- ミナト ...自由詩321-6-20
Water- 墨晶自由詩3*21-6-20
生前供養- ただのみ ...自由詩8*21-6-19
国民の命とオリンピック- zenyama太 ...自由詩1*21-6-19
私は青空を手に入れて- 間村長自由詩621-6-19
さよならヤーヤボール- 短角牛自由詩3*21-6-18
月並み- TwoRivers自由詩7*21-6-18
音声案内- 山下ヤモ ...自由詩321-6-18
サカガミ- ふるる自由詩2*21-6-18
宗教的概念- 花林自由詩421-6-17
クリスマスプレゼント- 板谷みき ...散文(批評 ...1*21-6-16
自由民主党- はだいろ自由詩121-6-16
自由律俳句「食べられる退屈」(28)- 遊羽俳句321-6-15
さすがライカのレンズ- st自由詩221-6-14
離島の夏- 梅昆布茶自由詩2021-6-14
人生は無情なり- zenyama太 ...自由詩3*21-6-14
詩の日めくり_二〇一六年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-6-14
深い夜の砂漠- ホロウ・ ...自由詩2*21-6-13
同窓会- zenyama太 ...自由詩1*21-6-13
料理で俳句㉒鰯- SDGs俳句221-6-13
踏みぬけない青- 帆場蔵人自由詩321-6-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253