求めている手が鳴り響く
その音が始まる前の凍結した国で
欠落は欠落として満ち足りていた
土の表面は華やかに彩られ
予言はいくつもの囲いを検索していた
鳴り響く手に初めて巻き付いた風は
....
蕎麦は好きなのに
蕎麦茶はだめである
蕎麦屋に行って
おすすめですと出された
蕎麦茶を飲む
すると無意識に
身体が震えてきて
腕に蕁麻疹があらわれるのである
こ ....
夜というものがやってきて
わたしからほとんどの言葉を奪いました
傘のないわたしは
鉛色の丘へゆき
現代詩をつくりました
誰にも響かない詩
それでも
それは、
ばらまいたら星になりました ....
透明な鍵盤に置くかのように
あなたの指が宙にとどまる
噎せ返るほどに暑い八月
そんな形で朝は始まる
夢のなかでそれは確かに
風靡く草原を鳴り渡って ....
色は光にかざして
乳首から乳輪にかけて
その濃さで年代がわかる
香りは
ミルクの匂いがしたら
ヴィンテージ品
軽く口に含んで
舌先に載せ
転がして
舌触りを確かめる
二三度吸ってみ ....
01433/01433 YIB01036 萌木碧水 くるんとまるく(FPO同掲)/ 萌木碧水
( 1) 97/10/27 15:13
....
巨乳の乳輪の大きさを
研究対象にした以上
「あなたの乳輪の径を計らせて下さい」
って巨乳にお願いするのは当然でしょう
それをいきなり逮捕するとは何ですか!
失礼にも程がある!
私は挫けませ ....
全ての詩文を引き裂いたとしても生まれてくるのは新しい詩なんかじゃないさ、魂の触角に植えつけられた古い血が次のセンテンスへの欲望を昂らせるんだ、さあ、いまのおまえのあるがままをここに書き記せばい ....
今日は体がダルビッシュ
明日も体がダルビッシュ
明けても暮れても
ダルビッシュ
いつでもどこでも
ダルビッシュ
ビタミン不足か
ダルビッシュ
太り過ぎかも
ダルビッシュ
精神的にか ....
色んな場所に旅行に行きたい
過ぎ去っていく景色を眺め
体の軌道が未知の空間を抉っていく
その新鮮な熱を肌で味わいたい
新しい人との出会いで
表情が更新されていくような
そんな旅行をしたい
....
取り敢えず
正社員を目指しなさい
正社員を!
それはさておき
通勤前のひとときを
ソファーに深く腰を沈めて
コーヒーを飲みながら
タブレット端末で
エロ動画を見て過ごす
おっ ....
濃霧のような夜の中で揺らめく影、ぼんやりとした輪郭を辿って…壊死したような思考がまるで要領を得ない文脈を蒸気のように吹き上げている夜の帳、渇いた砂のような身体を壊さないように、胡坐をかいて目の ....
<材料>
トマト4個
玉ねぎ1個
パプリカ2個
ちくわ1本
オクラ3本
オリーブオイル大さじ2
夏の風1分
現代詩2作品
遠くの歌声1曲
ホースで庭につくった虹7色
<作り方 ....
東京お台場で昨夜起こった
怪獣アホノドンと”帰ってきやがった”ウルトラマンとの闘いは
壊れた建物や投げ飛ばされたアホノドン、
”帰ってきやがった”ウルトラマンの意味のないオーバーアクション等によ ....
【恋するシーラカンス】
次ニ カラダガ アクノハ イツ?
湿った瞳で 体の中をのぞいても さあ
青天も 深海なのよ
るりいろが ひるがえるパチンコ屋の銀の壁面 巨大魚に想える
あ ....
よく異性との友情は有りかという質問がなされる 僕は有りだとおもう
僕の女友達はみんな魅力的で大好きな人達だ
いつもカラオケ仲間の昭子姉さんは体格は力士性格もそのまま豪放磊落だ
夏絵嬢 ....
「人生」なんて言葉はとっくに死語だから 大局的思考はもう時代遅れだから そんなことを言いたくなる人生の一局面に 瞬間やその持続で人間の時計の針の音だけを聴く 時計のように正確で慈悲に満ちた通告に 僕は ....
どんな相手だって
俺にかかっちゃ
いきっぱなしの
天井知らず
凄いわぁ、凄いわぁ
って言われたことはないけど
それは商売女のプライドか
照れがそうさせるんで
目が言ってるのは分かるわけ ....
公園の噴水前のベンチに腰掛け
土鳩に餌やる
みすぼらしい趣味人が
裏では道化をしているなんて誰も知らない
細い腕は
杖よりも細い
皮膚は土色で
わずかに青ざめ
眼はまだなお光を宿してい ....
1.
○月✕日
今日は朝が来なかった
うちで一番早起きの祖父が
起きて来なかったからだ
その日は一日中
「おはようございます」を
誰も口にしなかった
2. ....
腹を割って本音を口にしない
福の種をききながら、ビールをぐびぐび
柿の種を、一粒、二粒、
あれあれ、福の種未満に見えてきたよ
*YouTube 福の種 (チャクラ)
http://www. ....
地球の平和を
中国人民解放軍から
守るため
今70年の時を超え甦った
日本が世界に誇る
史上最高の戦闘機
その名も三菱ゼロファイターVZR
これさえあれば
どんな国でも簡単に征 ....
嘗て
王国があったとか
そんな話を
あなたの中耳に
棲みついている
遠浅の潮音が
夜毎
瞼の上の白い渚に
刻みつけようとするのだけれど
水分を含んで
重たくなった夏服を
わたし
....
夕陽の照り返す ビルの窓ガラス
夏の短い影と熱風を通りに落とす
古ぼけたビル群
短い窓から覗く疲れた顔
またぞろ老人が吐き出される。
ビルの彼方には夕焼け雲とスカイツリー
決まった時刻にぞ ....
{引用=松田聖子との同時代はもはや左腕の種痘痕のみである。
哲学者 猿田川愕膳}
具足の季節
作詞:三浦徳子
....
土曜日の午後
コーヒーショップに子象が入ろうとしたが
ドアに胴体がはさまって
そのまま動けなくなってしまった
店の外から象使いの少年と通行人が
しっぽを掴んでエイヤッと引っ張っている
....
まずは
カゴ一杯のブスを
水道水でよく洗って
表面についた
コスメティックな汚れを
落とします
一旦ザルにあけ
余分な水分を取ります
乾きに
乾き切ったブスを
まな板に載せ
包丁 ....
こんな低い投票率で選ばれた政治家に
理想と意地だけで仕事されてたまるか
希望を提示できない政治が悪いのか
どうせ変わらない世の中が悪いのか
悪いのか
悪いのか
変わりたくないのか
変われ ....
今世の中で
最も差別され
虐げられ
自由を奪われているのは
何を隠そう
喫煙者の方々です
彼等は
完全に隔離され
新幹線も
レストランも
席を同じくすることは
許されません
企 ....
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