「ここではないどこか」って場所 この世には沢山あるけど私にはない




唯一の救いのようにさよならをいう文のなかに誤字をさがす日




うそつきは大嫌いだっていううそを ....
風のなかを
風になれない音がすぎる
到かない光が
夜を見ている


凍った川のむこう
動かない夜
音のいちばん熱いところ
炎の奥に鳴り響くもの


姿のうし ....
殺されたくまへ


くまなく

さがされ
さらされ

うらやま
やましくなしに
かき
消され

くま
アイス
人またいで
またおいで
雨に流された街は、
洗礼を受け
軽妙なステップを踏む猫が
聞き覚えのある昔の歌を
口ずさんでいる
 

秋はもう病んでしまっていたのです
倒れたショウカセンは、
( どんな英語の綴り ....
私は死んだ

不死鳥は灰の中で

生まれ変わる

肉体を失われた

魂だけの灰色の世界

この灰は藁か 炭か…

私の灰かもしれない


軟らかな 温か ....
青空が刺さりつづける神無月



誰も見ぬ星を数えし神無月



ちりあくた忘れた夢を見る浜辺



失くすもの無くても失くす神無月



 ....
天国にいってしまったら
天国から手紙は来ないから
せめてできることだけを
おぼえないとなあ

せいかつは強弱のヴォリュームでいきること
ときには手をぬく
つんのめるほど減り込まないよ ....
あなたの背ひとつひとつであるように私の背もまた私ではなく




陸からも海からも白はじまりて放りたくとも放られぬ日々




二階にはもう既に ....
中古カメラ屋の
ジャンクボックスの
古い壊れた写真機は
壊れても
そう安々とは死なない

数え切れないほど
フィルムを通した自負がある
シャッターが落ちる瞬間の
記憶が
擦り込まれ ....
ふんべつは
ふんどうににてるから
まぎらわしくって


きらいだ
遠く時空を超えると
幼い君がいた
「おとーたん、どうじょ」
ぷつんと もいだ野紺菊を
ぷるぷるふるえる手で差し出す
薄紫の舌状花をつけた花
稲藁のにおいがする午後の柔らかい日差しの中
君 ....
砂鯨はありふれている
都市の外周壁は、理性を囲う
その外で、私は妄想を追う
天体の運行が、おもむろに歪む
歩みに夜が混じる

廃棄された夜景を拾う
触れた先から崩れていく
風景は一刻を ....
頭で理解しても心がわかってくれない
心が理解しないと命と繋がらない
3つが一つになった時に初めて大切な事が響くんだ
そして拡がっていくの

眼で見えるもの
鼻で匂うもの
 ....
蜂に刺された事はある
蛇に咬まれた事はない
犬に噛まれた事はあっても
狂犬病を伝染された事はない
ライオンの檻には近づかない
骨折はあるが、頸椎や脊髄の損傷はない
指は切ったが切断に至った ....
【くちなしの実】

夏のわたしの 誕生日、その朝 発した言葉は
おはようでも こんにちわでもなく
「くちなし」 だった
 
喋れなくなるほどに
薫る高貴な色彩の白
雫 ....
女は
出会ったときから

過去の女だった

偶然が偶然をよび
不思議なリンクが
リンクをよび

過去を現在と錯覚させ
未来まで見せようとした

それ・・・

女の脳は過去し ....
街が滅ぶ前に
草原へ移動した
光を失う前に
海を見た

右目だけで出会う世界に
違和感は覚えなかった
走り出すときに半身を
庇うことを除けば

音楽が鳴り止まない
バランス以前に ....
星の粉に

流星二粒

月の半欠片



夜空に混ぜ

虫の音少々



半透明の道化師が

差し出す秋の静けさは



手足に

そっ ....
{引用=
照準を定められて
打ち出されていく……
日々
同じ筒に入れられ
あの遠い高台へと
打ち込まれていく
体中に砂が詰まっている
目が見えない
視界が充血している

人魚たち ....
真っ直ぐな道は歩きづらい
かと言って迷路みたいでも困るのだけど
適度に曲がりくねっていて
ちょうど昔ながらの畦道のように
赤い帽子によだれかけしたお地蔵さんが祀られているとか
時には肥だめみ ....
私は夜の中で
自然の残らない音楽にさせられた 
言葉も無くさせられた無であろう 
浜辺の 存在ですらもなくなった 
絵画が吹かれているだけだ 


群青色の路上の浜辺であろう そこに ....
顎のところで
きっちりと
切りそろえた
ショート・ボブは

髪ゴムで結わける
までに
伸びていた

そろそろ
美容室へ行く
サイクルだ

なのに

何故か
髪を切るのが ....
誰を世界はさがしているのだろ
みえないとわかっていても吸われた肺で息をする
あと何時間か建って影を落とす陽より先に
そらに被われ白くつぶれる
うたいたいような夜だ

あいはよくわからないので

林檎を持ってきて下さいと言う

小箱の中は蒸しているのに

嫌に胸の辺りが冷える

こいとかかげてみたいので

赤い林檎にし ....
きみの手首
まっしろ
幾重にも
塞ぐ
鬱ぐ
つめたい
さみしさ
目を握り

手をつむる

足をかしげ

首をまえに進ます

でたらめな直進性が

ぼくを日常に導いてくれている

ぼくはカノジョにダイブする


家電屋からでんわ

 ....
うちが一度は惚れたあんたや

男やったら一生守ってみせて

彼女は、うちのダチやから
 「骨音」

 その森の中のまぶたは
 たいへんうつくしい

 背骨を失った世界よりずっと

 まぶたに広がる昼下がり
 湖のほとりで
 老人は 骨を拾う

 露の輝く草を分け
 ....
 フォルム

カント・フロイト・エピキュロス
それは遅れてやって来る口唇期
いや十数年を隔てて再発現する恣意的口唇期
恋人達はみなジークムント・フロイトの愛弟子
今や心理学では眉を吊り上げ ....
田舎の町でイベントを打った
告知を全然やらなかった
お客はひとりも来なかった
鰻料理屋の座敷を借りて
夕方六時から丸々三時間
十七人前の鰻料理を前にして
私はひとりで呆然と来客を待ち
そ ....
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