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うつむいて
幸せ色のチキンみて
南に消えたひとを想う夜



あのころは
まさらな紙を埋めていた
銀貨みたいなメルヘンだった



あちこちに
こぼれる希望の果 ....
 

早起きは
一本はやめのバスに乗る
ためだったんだ君がいるから




駆ける犬
甘い香りの風を追う
花びらみたいな雪とじゃれてる



夏山に
でっかい夕 ....
 
 十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ

 図書室で恋うちあけし{ルビ汝=な}の弾いた合唱祭のピアノ忘れじ

 「もうひとつ恋終わったの」と告げられし十七の残酷はいま ....
 

手を上げて
横断歩道を渡ってる
ランドセルさえ重たげな子ら


さぁ今日は
部屋の掃除をしましょうか
夜には海でもみに行きましょうか


いつまでも
泉の女神に ....
待ち侘びた
  秋のお客が
    二羽三羽

  {ルビ山雀=やまがら} {ルビ鶫=つぐみ}
     {ルビ百舌鳥=もず} {ルビ尉鶲=じょうびたき}
朧月
いっそ星ない夜空に広がり
コーヒー牛乳みたいになれよな


欠けたのは
月かそれとも愛なのか
わからずいつも満月を待つ


今生の
別れとかいうことばにも
近 ....
 一篇の詩は極まれり 画布をまたひるがえすのみ無名のひとよ


 守一の猫たちどまる秋の雨いまだ降りをる窓を眺めて


 だれに口惜しき過古ありぬ ぼくら係留場の反対にゐて
 ....
人類がきらきらと死に絶えた日、ずっとブランコに乗って見ていた


憂鬱で空っぽな日の日記には「完璧でした」と一言、笑う


幻滅に満たされて「人が嫌い」と書き殴ってる、人の言葉で


 ....
訳もなく泣いちゃうような感情を旅の私のお守りとして


この世には存在しないイメージが廃墟になって続く裏庭


君との距離が離れてく天国で数えもせずに錠剤を飲む


「何で笑いたくな ....
ぱたぱたと画面が消えて行く音が宇宙で最後の雨降りでした


今朝もまたケトルでお湯を沸かしてる君の横顔(永遠として)


お互いを許す言葉が出ないまま願うみたいに笑い合ってた


生 ....
あなたとは付き合いづらい日もあって外では草の葉ばかり見てた


私には何にも無いの、遠い未来から降ってくる言葉以外は


銀色の雫を舐めて純愛を求めて生きる森の鹿たち


忘れたい思 ....
 

感情はイニシャライズ光へと生まれる前の産道通過

 

*

光へと向かう感じの生まれる直前の記憶
全人類の普遍的な記憶のひとつだと思う。
 
さて、AIのinkwea ....
いまさらに
好きな空気を身にまとい
こっちをみている内気な感じで


生ビール
その喉ごしの良さよりも
君と語らう空間が良い


チョコレート
よりも甘めのやさしさで
 ....
雨の日のコンビニ前の空間で濡れた黄色が点滅してる


瓶入りの雨を透き通らせてまた、世界の果ての夜明けを見たい


生きるには哀愁よりも血が大事。廃墟の底のプールサイドで


音楽の ....
園芸は 理にかなう根に 水を差し 頭を冷やす 極意あるある 歳をとり ともなう景色 夏の音(ね)と 日々少しづつ とおのいてゆき 夜を待ちひんやりとした部屋にいて昔読んでた本を眺める

薔薇の葉を揺らす風には少しだけ時間が戻る魔法の鱗粉

夜気だけがゆっくり揺蕩うこの街の波の底にも流れる月光

まっすぐに吹く ....
からだよりこころが大事というけれどそんなこというその顔が好き



こんやだけさみしいからだがさみしいとすなおになるから涙が出るんだ



カラカラと笑っているのはカラカラ ....
いく粒もいく粒も泣く雨の音
沁み入る心に
生まれる流星


むかしから
じぶん語りが上手くなく
誤解されてたまぁよいけどね


高級な
ワインの違いはわからない
舌でも ....
 
遠くから笑い声だけ聴こえて来たんだ


(短歌五首)


月を待つ
予定を無かったことにして
鯖寿司を食べ眺める夕焼け



紙芝居
みたのはちいさな会所での
一度だ ....
(短歌十一首)



いつの日か
あの青空をペンギンが
飛べる夢さえもぎ取られてた


底のない
悲しみみたいな雨が降る
夜に力に屈したやすらぎ


公園で
行列 ....
思い出の淡く儚いパンの匂い、空気を食べて生きて行きたい


生きている、世界はとても広いから僕の居場所もあるはずだから


中庭に舞い降りてくる星たちをふたりベッドで並んで見てた


 ....
 

風が吹く
青葉の音を聴く白昼
眩しさに負け目を瞑りつつ



海峡へ
飛ぶ蝶々が群れ舞って
螺旋の時間がぐるぐる回って



メロメロに
なりたい夜は懐かし ....
 

私を嫌ったひとを 好きなのは
いつまでもつづく地獄の道なのか
わからないまま 忘れられないなら
忘れてはならないのだろうか


夜が好き
傷つくことが怖いのに
闇の匂いが ....
死を覚悟したあの朝の太陽が僕の命を揺るがせたまま


「鬼は外」から逃げた鬼が自炊して豆などを煮て暮らしてる村


今日もまたそうめんだけで生き延びた、梅雨の終わりを少し祝った


 ....
山の夜、

(きみが行ったことの無いところに
連れて行ってあげたいけれど)

このままで
生きてゆくのは一歩ずつ
底無し沼に進むにも似て。
《鏡の中のじぶんを斬る》、みたいな
過去に書いた短歌がなぜか読みたくなり

過去作を探して読み返しているうちに、
めっちゃいいタイトル(あ、むろん自画自賛)
みつけて。

そ ....
夜がまた
しなだれかかって来る香り
羽毛にくるまりひとりで眠る

その清い
息がこの身に触れるほど
小声でなにかを囁いておくれ

どこまでも
つづく月下のまっすぐな
小道を ....
最悪も知らず受け入れ日々暮らすそれが生まれる生きていること (短歌十首)

この川の
そばの子どもを遊ばせた
公園しばらく行ってないなぁ


叫ぶのは
水を打ってるこの街を
震わすオーロラみたいなその歌


待つことも
し ....
アラガイsさんの短歌おすすめリスト(275)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メルヘン倶楽部- 秋葉竹短歌324-12-21
君の鎖骨- 秋葉竹短歌124-12-17
突然短歌- 平瀬たか ...短歌6*24-11-11
冬の夜- 秋葉竹短歌124-11-7
茜色- ヒロセマ ...短歌6*24-11-4
愛してしまいたい- 秋葉竹短歌224-10-27
『世界樹の断面』以後- 中田満帆短歌424-10-5
光るゴミたちの終点- 由比良 ...短歌1*24-9-27
透明なピリオド- 由比良 ...短歌2*24-9-27
永遠として- 由比良 ...短歌4*24-9-25
残りは銀の雫だけ- 由比良 ...短歌4+*24-9-22
光へ- 足立らど ...短歌4*24-9-21
恋する恋人- 秋葉竹短歌124-9-20
祈りが届くまで- 由比良 ...短歌424-9-19
園芸- 足立らど ...短歌3*24-7-21
晩夏- 足立らど ...短歌7*24-7-20
ひんやりとした夜を越えて- 秋葉竹短歌224-7-2
かまってちゃん- 秋葉竹短歌224-6-29
いく粒も泣く- 秋葉竹短歌124-6-26
遠くの笑い声だけ聴こえた- 秋葉竹短歌124-6-18
夢のあとさき- 秋葉竹短歌224-6-16
巣穴の中で- 由比良 ...短歌1*24-6-11
螺旋の回転- 秋葉竹短歌1+24-6-11
自嘲- 秋葉竹短歌124-6-11
電子の国で- 由比良 ...短歌2*24-6-10
山の夜- 秋葉竹短歌224-6-10
化石恋《改》- 秋葉竹短歌324-6-8
海月のうた- 秋葉竹短歌424-5-23
生まれてきてごめんなさい- 足立らど ...短歌3+*24-5-23
郷愁のうた- 秋葉竹短歌224-5-19

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