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タクシーをつかまえて
光の街を走って行く
対向車のライトも
ぼやけて通り過ぎる
車の
屋根に
窓に
雨粒の落ちる音が
軽はずみに続く
水しぶき跳ね上がる音に
ひとりごとのような
....
裸のはずが
あなたの手のひらで再び
脱がされる
シーツ
ではなくテーブルクロスの上で
たなごころを探られ
そして
入口は見つけられていた
酔いざましの道のりは
選ばれることを好ま ....
ちょうど二秒の
時が止まった
あなたを見つめて時が止まった
階段を昇って
やがて見える窓からの朝日を背に
立っていたあなた
なんでもないように
挨拶をするのが
とても難しくて
とても ....
指輪を失くしたと
手を擦り
目が覚めた朝は
階段を慌しく降りる
冷たい空気を吸い込んで
駅へ急ぐ
人の波、人の波
わたしを忘れないように
改札機に名刺を入れて
こころだけしゃがみこむ ....
肩を叩かれて振り返ると
孤独が立っていました
なにか用かと聞くと
なにも言わずに
後ろを向いて座りました
そこでわたしも孤独の隣に腰をおろしました
しばらくすると
雨音がやってきまし ....
とうとう 見つけられてしまった
うつ伏せに寝ているわたしの
左足のつけね
紋章のようなかたち
うす茶色
くちづけをしてあなたは
これはなあにと
指でも確かめながら聞く
それは記号
わ ....
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(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
タクシーをつかまえて
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よしおか ...
自由詩
1*
07-12-26
たなごころ
-
よしおか ...
自由詩
4*
07-12-17
二秒の時
-
よしおか ...
自由詩
2*
07-12-4
白く見えた空
-
よしおか ...
自由詩
2*
07-11-29
孤独とわたし
-
よしおか ...
自由詩
11+*
07-11-19
それは痣
-
よしおか ...
自由詩
5*
07-11-16
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