私はブルックナーの力を借りて詩を書く
そこには誰もみたことのない静謐さがある
死を感じた時私はブルックナーを聴くことにしている
これはどうでもいいことかもしれない

しかし私にとってみれば大 ....
色はくろ
とてもひんやりとしててゴクリ
のみほした

炭酸ジュースのはぜる泡よりおおく
星がパチパチ光ってて

ぜんぶのそらでいっとうあかるい
あおい星
くちびるにひっかかり
わた ....
つまらない思いを抱えて
つまらないつまらないと日々を送るのが
これからも死ぬまで続くのだと
濡れた服を脱ぎながら真実に思えてくる
拾ってきた枯れ枝を瓶に挿し
部屋の中に小さな林を作ってやろう ....
古墳のある郊外の町には

なにか清新な風が吹いていた

プログラミングの講習を

五階建てのビルで受けていた


ぼくは思う

よくないことも

いいことも

起こっては ....
しゃらり
さらさら
銀の音

空があまりにも青くて
ぼくは眼を閉じて
その音がメロディになるのを待っています

湖も凍り
白銀の地平を観てみたいのです

しゃらり
さらさら
 ....
白い。何にも覚えてない。現実、現実、現実、赤くない、高くない、温かくない、現実。感、も無い。すごく寒い思いもしたいのにまるで私は生きてないみたいなんだね。まるで明日も私は生きていないみたいなんだね。ま .... からだと
服が
千切れて
いて
眼球が
なんとか
必要な
部分を
探ろうとしている
超音波
それは
死を
みる
最先端の技術だ
コンビニエンスストア

エロ本 ....
いつからか分からないけど僕は白線の内側に立っていた
日中の残り香が頬をじわっと暖めていたけれど
僕を笑う人が多すぎてすぐに冷めてしまった
何かのパレードにように後には人々が続き
幸せになりたい ....
お前はオマエでいい
俺はオレでいい
かんたんなことさ


灰色にそめられた季節があった
あがいてもあがいても抜け出せない
アリ地獄に僕はいた

自分が自分であったから
 ....
今日も りゅうが 脱走した
「理由」なんて聞く奴がいるから 逃げだしてしまうのだ
話の尾ひれなんて無視して
ゆらぎは水の色

ゆがむからだのまるみに いかす光彩くねらせて
す ....
初冬の空に向かい

紙飛行機を飛ばした

天を目指し

太陽に届きそうな

まさにその瞬間のこと

紙の機体は宙に溶けて消えた

直後 空気はぴりぴりと

痛い ....
かわいいっ!
こんなに可愛い物など
他にあるかしら

豆柴の肛門っ!

プードルの肛門とか
テリアの肛門は
なんだかイマイチなのよねぇ
っていうか
存在そのものが人形チックで
肛 ....
耳元で南米みたいな光のなかささやいてみた

ぼくはあなたのヒーローか?

煙草をふかしながらオルガン

ぼくはあなたのヒーローか?

札束でお腹をなでながらキスから始めてみた


 ....
ただいまと
大声で言う
夜のトンネル
潜り抜け
家族に溶け込む
こう寒うては命もなんだか寂しいようだよ
命ってね、炎のようだけど本当は違うんだ
光ってるけど温度はないんだ、見れば
哀しくて君は首を吊りたくなるよ

今日なんかはね、まだあったかいだろ
そ ....
ぼくは雨になれるのかな
晴れになれるのかな
曇りになれるのかな

花を咲かすことができるのかな
実を結ぶことができるのかな

部屋の隅に蹲り
未来予想図をなぞってみた
時計の秒針がコ ....
電車の中で

懐かしい訛りが聞こえる


聞き間違えることのないその方言は

故郷の海の匂いがした
夢の中では生きられない時が来ると
理解していた

現実につぶされそうになりながら
私は両手で囲って
頭の中の草原を守った

罵倒と泥の嵐の上に
私の女神が立っている

現実と戦う私 ....
 
十代前半の頃だったと思う
一遍の詩を読んだ
それは月刊の学生専門雑誌に投稿された入選作品だった
それまで、詩など教科書でしか読んだことはなかったのだけれども
題名に惹かれたのか
それと ....
八月二十日
土を舐める、ミミズの肌に頬を寄せる
現実とは、そういうものだ、そう言いたげにその日はやってきた
希望は確かにある
廃道の、石ころの隙間にひっそりと生をはぐくむ草たちのそよぎ
ゴー ....
寂しさを荷物にして歩いていると、
明るい空が見えた。
そのとき、寂しさを忘れた。
くらやみが、ひかった。
明るさが海の底でキラキラと、笑う。
今までの寂しさを、
海のように、あたたかく ....
明日の朝餉で
煮物たちは
ついに食べられるつもりです
かぼちゃの君は
セミロング気味に散髪され
さらりと初冬の乾いた風になびかせ
そっと魔法の馬車馬が走り出す
だいこんの僕は
降りしき ....
あなたは、きっと、私のことが嫌になっていると思います
それとも、呆れ返っていますか……?
私は、あなたに言いたいことを我慢しなかったし
今までなんでも打ち明けてきました
あなたは、私の悪い ....
かたつむりの まねをして
「時」をつぶしている
卒寿となった おひとりさま

臨死のまなざしとは
あの「空」のことなのだろうか

過ぎ去りし「時空」にすがりつく いま
もうあの友も そ ....
街路樹は衣を脱ぎ去り
湿り気のある白い羽衣を
その身に纏っていた


落ち葉の変わりに
視界を奪うのは
真綿のような結晶の群れ


通り過ぎる車達は
ワイパーで懸 ....
あしたは雪が降るそうです
大気がこころを揺らすんだ
あと三日で母が逝った日だ
目が腫れぼったくなる夜中
花柄の枕に涙が沁みて真昼
飛び降りても抱きしめると
窓の外雪が降り積もってた
それ ....
みんなじぶんが正しいと思っている

それがどれだけ陳腐であろうと

みんなじぶんの切実を演出するのだ




感情を圧し殺して

傍観しているぼく




みんなじ ....
風が伝える想いがある
風が伝える死もあるだろう
さびしさもある
かなしさもある
日日のなみだも
やりきれなさも
そして
それらを
きっと誰かが
拾ってくれると
信じること、そうして ....
夜が明ける

東の空を赤らめて

陽が昇る

誰も知らない一日が始まる

泣いたり 笑ったり 妬んだり 

喜んだり 怒ったり 微笑んだり

生きる 生活を営む

始まりの ....
夜は気が狂っていて

何もかもが支離滅裂になる

だけど

昼はもっと狂っていて

私は平静を装う    
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私はブルックナーの力を借りて詩を書く- fujisawanori ...自由詩1*16-11-30
- 田中修子自由詩5*16-11-30
窓の林- 春日線香自由詩216-11-30
古墳のある町- 吉岡ペペ ...自由詩616-11-30
銀世界- レタス自由詩916-11-29
白い- 由比良 ...自由詩4*16-11-29
プレグナンツ- イシダユ ...自由詩116-11-29
ヘヴィとメタル- カマキリ自由詩616-11-28
告白- Syuiti Kitao ...自由詩116-11-28
ゆくえしらず_- るるりら自由詩15*16-11-28
冬に溶けた紙飛行機- 葉月 祐自由詩6*16-11-27
豆柴の肛門- まいこプ ...自由詩2*16-11-27
逃避行- 吉岡ペペ ...自由詩116-11-27
五行歌- 夏川ゆう自由詩216-11-27
- 由比良 ...自由詩316-11-27
明日- レタス自由詩916-11-27
最終電車- ガト自由詩10*16-11-27
労働- ガト自由詩7*16-11-27
マリンスノーの少女- 小林螢太自由詩8*16-11-26
作業日詩- 山人自由詩5*16-11-26
寂しさ- 水宮うみ自由詩5*16-11-26
待ちぼうけの煮物たち- りゅうの ...自由詩5*16-11-26
世界はあなたのそのひと枝で- 水菜自由詩4*16-11-25
自戒(九)- 信天翁自由詩216-11-25
朝の交差点- 葉月 祐自由詩6*16-11-25
ことばあそび六- 田中修子自由詩5*16-11-25
切実- 吉岡ペペ ...自由詩216-11-24
ある- もっぷ自由詩416-11-23
陽が昇る(生きる)- 星丘涙自由詩6*16-11-23
- ガト自由詩5*16-11-22

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