物事が自分の外側で起こっている。いつもだ。
春が来て行ってしまう、しかしそれも私の外側にある。
インターネットもセックスも季節もナッツ・ケーキもだ。
半月前に流産していることがわかった。これ ....
今日ごみの分別作業中
精液のはいったコンドームが破れて
分離した水分が飛び
まつ毛にくさった滴がついた

そのうち
誰かが屍体の口をこじ開け
金歯をペンチで引き抜く時代が来るだろう
そ ....
きみはぼくが
スラックスに隠した
キャンディがだいすき


いつでもどこでも
頬張りたがって
ねえ、ねえ、とおねだり


ぼくは、待ってね、と言い
人目を避けて
さっと取り ....
ある日のディナーは
皿に憎しみが盛られていた
ナイフとフォークを器用に使って
切り分けてみる
憎しみは固く怖気がするような酷い臭い
一切れ口に運ぶと毒の味がした
私は一切れ分の怨念となり
 ....
とうめいの骨の
おくのおくの ずっと おくのおく、から 
虹をかみくだくおと、が
きこえる。

(八方美人!
(恥知らず!

てんし、と
あくま、を
はらんだ夜が
鎌首をもたげる ....
そのとき
時間という観念が
背後から消えていた

理由は知っていたが
理由という言葉ではなかった

歩くという足の動きは
私自身なのだろうか

蠢くものや湧き出すもの
がズリズリ ....
原稿用紙100枚400字詰めで4万語描かなきゃいけない
100年の生を貰ったとしたらそれを埋めなければならない
嫌だと言ってもたいした選択肢もないので

義務教育ですくすく育ちすぎたのに
生 ....
誰かの風に乗り 誰かの声をきく

そうしたくないもの そうなりたくはないもの

  覚えているかい
小学校の夏休み みんなで寝泊まりした教室の匂い 擦り切れた廊下の窓ガラスの向こう
お ....
どうやら
うつ状態らしい
見かねて
モスバーガーを奢ってあげた
これが
今のぼくにできる
精一杯だ
オニオンリングは
案の定
バラバラになり
だけど
食べてる間
ずっと
ポロ ....
闇市に西瓜を買いに出かけたよ

金脈が本物の黄金だとか噂話しで聞いたんだ

途中チンピラに追いかけ廻されては警官に発砲されたり

散々な眼にあったぞ* !あ、こんなところに…

板 ....
いたんだ春を拾っても

もう

あの頃には戻れない

夜風の声をきくたびに

どこかに

自分が立っている
昼間考えたことが
床に丸まっている
つま先で小突くと
変な声がした

現代詩フォーラムのポイントが入ると
ぼくはうれしい
そして
おろかにも哀しい

昼間考えたことが
伸びをする ....
内緒話をした
聞こえるか
聞こえないか
小さな声で

感情の昂りや
精神の不安定
心臓が叫びたがっている

もう戻れないと知りながら
溢れた言葉を
拾い集めていた

きみが
 ....
ひとつひとつ
よくみるとちがう
おおきなかたまり

くっついたり
はなれたりしながら
かたまりは
おおきくなる

かぞくとか
しゃかいとか
こっかとか
せかいとか
おおきさで ....
二〇一五年十二月一日 「毛布」


 きのうのうちに終えるべき仕事をいま終えて、これからイーオンに毛布を買いに行く。クローゼットに毛布が1枚もないのだ。捨ててしまったらしい。これまた記憶にないの ....
「ものがたり」

あることが
あるようになったのを
あらしめたものが
なくなって
はじめてあることは
あることの
ありがたいことを
しったのだった


「おしり」

おしり ....
IMEがおかしくなりました

 時々、というか たんなる発作

やむなく初期化いたしました・

あすはうちの兄の誕生日です

40年前に亡くなった

父と同じ歳になります

 ....
私という何かしらがある幻想を維持するために昼飯を食う いとこの子供が
この春から国立大に行くそうだ
理系らしい
現役でだ
ぼくはといったら先日
知能テストを受けたばかり
結果はそろそろ出ると思う
IQも分かるらしい
曽野綾子さんの本を読ん ....
あんな、人が死ぬって全然きれいやないねんで、じいさんの葬式でも、ばあちゃんの葬式でも、どっちでも思ったんやけど、棺の中のご遺体をじーっと見てたらな、蝋人形みたいで、魂がないと人間ってこんな薄いっちゅう ....   犬


朝の静けさの中で
犬が吠えている
すべてに届くように

昼のざわめきの中で
犬が吠えている
君だけに届くように

夜のささやきの中で
犬が吠えている
すべてを打ち ....
春風にこのヤケの空もってかせたい

脳の湖底へ春がするん

手枕痺れていてもその儘の骨肉

穴が無くとも穴と化す{ルビ貘=ばく}の空

おんがくにすくわれたるたましひよももとせの君君君 ....
あの人は日記のような詩を書く
あなたは詩のような会話をする
その人と会話のように目配せる
かの人の目のような月が笑って
あの人たちは笑いながら消えて
私たちは消えるような息遣いで
そうして ....
印象が色彩に溺死していた  絶え間なく腐乱する光の ──  氾濫  、或いは復活の反復に 本当は優しい言葉でもかけてあげたいけど
誰よりも覚めた、突き刺すような視線が痛い
テーブルを挟んで座る
手を付けないままのサラダとフォーク
言いたくないなら何も言わなくていい

どんな未来 ....
僕のツイッター、コロナのコの字も出ない
まさか鈍感、まさに鈍感

子を持つ母のツイッターは違い
毛を逆立てる母猫のようになっている

言うなかれ、ヒステリックと
守ろうと必死なのだ

 ....
その夜見た夢のなかでは
私は終始眠っていた

死んだように
眠っていた

もしかしたら
眠るように
死んでいたのかも
知れない

ベッドはいつの間にか
凍結していて
私は気持 ....
言葉という街の埃に似たものが降り積もりある日私になった 「耳」

音楽の
靴裏には
かなしみの泥
音楽には
色彩があり
いろはない
雪がまう
いろがほしい


「早計」

この詩は
誰かを嫌な気分にさせることだろう
その事 ....
遠い遠い場所
過去とも未来ともつかない時
銀のロケットは宇宙を渡った
ゆく先々には
驚くべき光景の数々があった
じつに多彩な星の世界が
めくるめくように展開していった
銀のロケットは
 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メモ- はるな散文(批評 ...721-4-1
分岐器- 道草次郎自由詩6*21-3-31
キャンディ_アイラブユー- ホロウ・ ...自由詩5*21-3-31
憎しみという怪物- 無限上昇 ...自由詩721-3-31
蝙蝠と檸檬- 草野大悟 ...自由詩721-3-30
- 宣井龍人自由詩10*21-3-30
ニュートンの運動方程式- 梅昆布茶自由詩1021-3-30
夜ネ_風に- アラガイ ...自由詩13*21-3-30
窓越しの桜- 道草次郎自由詩13*21-3-29
__(___)__西瓜- アラガイ ...自由詩8*21-3-29
ちり桜- 道草次郎自由詩421-3-28
昼間考えたことが- 道草次郎自由詩221-3-27
本音と建前- 入間しゅ ...自由詩321-3-27
群れ- 入間しゅ ...自由詩321-3-27
詩の日めくり_二〇一五年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14+*21-3-27
ついーと小詩集7- 道草次郎自由詩321-3-26
初期化できればいいのにな- ナンモナ ...自由詩3*21-3-26
_- いる短歌221-3-25
春は始まりの季節- 道草次郎自由詩321-3-25
死んでないもん- 入間しゅ ...自由詩321-3-25
デッサン- 空丸自由詩1821-3-25
21年春・自由律俳句- 道草次郎俳句421-3-25
さくらはさくら、で- AB(な ...自由詩12*21-3-25
印象派展- 末下りょ ...自由詩3*21-3-25
沓掛の小道- 妻咲邦香自由詩7*21-3-25
家事手伝い- りゅうさ ...自由詩421-3-24
その夜見た夢のなかでは- こたきひ ...自由詩221-3-23
_- いる短歌421-3-23
ついーと小詩集6- 道草次郎自由詩421-3-23
銀のロケット- 道草次郎自由詩7*21-3-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258