一方戦士エイソスは、オーバ・ニーチェに感化されようとしていた。
この国の将来を決めようとしている時に私情は禁物なのである。
イリアスを助けようとしていることは良い。
しかし、アイソニアの騎士は今 ....
間抜けな盗賊ヨランは迷っていた。
イリアス嬢さんの居所は分かっている。
カラスガラの北辺にあるバルケスの塔である。
それは、モーガン・レティウスの旧宅だった。

間抜けな盗賊ヨランは、アイソ ....
黒いズボンに白いシャツ
僕はパンダぽくなれたと思う
のに のだが 
誰もわかってくれない

シュッとして見えるせいかなって
足を上げて見せたら
足が短いってびっくりされた

びっくり ....
 クラスメートのMさんは
 その日も
 大学生の彼氏の自慢話ばかりする
 そんな彼女と近頃
 廊下でたまにツーショットだったS君とが中庭で二人
 待ち合わせて下校する姿を見てしまう

  ....
何に意味を持たせよう
何に意志を抱かせよう

熱をおびた心は
その手を待ってる

心が訴える 在り処を
受けとめよう 心ごと

刻みこめば 愛が見える
夜になれば 星になって・・・ ....
もう もどっては こないよって

あいつは いった

ぼくのことなんか ほっといてよって

あいつは いった

ツチノコ ツチンコ シタリガオ

また どこかで会えるって? ....
 背筋を伸ばして立つ
 その人の目は前方の二番ホームがある背景へ
 据えられている様に見えた

 腕まくりされたワイシャツ
 右手が口へ運ぶ平たくて長いパン
 大口でかぶりつき頬張って噛む ....
オンボロお寺の石垣で
なんかの草たち もじゃもじゃと
雨がふったら さわぎ出す

石垣も草も イキイキと
雨にぬれて 光りだす

オンボロおテラのおニわには
なんかのナンカが もじゃも ....
{ルビ五月雨=さつきあめ}自給自足の三度飯

今年また子より五月のプレゼント

新じゃがを手探りで掘る至福かな
ひたすらに愛せ

アタシの
いたらなさに
チクッとくる

アナタの
愛らしさに
キュンッとくる

ほめてほめて
育てろ
愛とムチ必要

あげてあげて
愛を
この上な ....
わけもなく涙が出る
わけもなく溜め息が出る

あなたを好きになって
愛しさという感情を
知りました
本当の愛しさを・・・
私はそれをそれと決めました

打っては返す
波のように
 ....
粗悪な要素は瞬く間に蔓延する、そうなったらもうどうしようもない、知らない振りをして、絶対に巻き込まれないように細心の注意を払わなければならない、流されるものはつるんで騒ぎたがる、デシベルの値と真実 ....  芸術における表現の自由という命題があらゆる意味に於いて言葉上の珍穴子である限り、今後詩人という名刺を自らに課し扱うことを私は拒否もしくは否定する。

その壱
詩人とはなんだろう。人が言葉を ....
鉄はいい
分厚いのがいい
建設機械とかすごくいい
ボルトやナットも
すごくいい

使い込まれた鉄もいい
クワとか 剪定バサミとか
古い農具もすごくいい

鉄はいい
強くて 丈夫で ....
 酔った男が管を巻いている
 青い月の光の中に
 しわがれた声で管を巻いている
 ヨロヨロと時によろめいて
 松の根方に坐りこんでしまうのだが
 男の声は途絶えない

 月の光りの流れの ....
水辺にいたあなた
近づけば
ぼやけるだけ
遠ざかったら
よく見えない
水辺にいたあなた
何気なく
さりげなく
きらきらと
流れる
水のようなあなた
あの青く透明な 透明に一番近い青
いや
二番手もいるかもしれないと

青い海に飛び込む
熱帯魚と泳げば

私はマーメイドかと 錯覚してしまうぐらいの
その瞬間 瞬間
シャッターを ....
けだるい午後です。
青い海に目をやると、
廃工が浮遊している。
そうです、蜃気楼なのです。
乾ききった喉をうるおさなければ。
日照りで目がくらみます。
立ち眩み、立ち眩み…
自販機が ....
{ルビ五月雨=さみだれ}や雫に映る庭の彩

太陽が似合ふ真昼の松葉菊

残り香をあとに蜜柑の花果つる
 一度固まってしまった接着剤はもう剥がしようがない。何処までも先祖を辿るのと同じように。

線香を供えるときには顔も知らずに亡くなった人も数にいれる。つまり戸籍上は曾祖父やら祖母やら兄弟なのだ ....
 よる
 音が 音に渦をなし
 風が風との 
 谷間をなして
 私が 私のゆめを捨てる

 二十三時ごろ だったと思う
 玄関先でスニーカーを履いていたら
 「ノンちゃん、僕だけど。」 ....
私は今日、ガンダムを見た。
それは流線型の淡い液体だった。
しかし、彼女は「ふっ」と笑ってそよ風みたいで、そこで、目が、覚めた。
あ、そうか
羽毛布団のその繊維の一つ一つに意識が集中して、
 ....
空の言葉はインディゴの宿り木で

さらに宇宙から俯瞰して

一太刀 降ろす 優しく 干渉のない姿で

 繊細な聴覚で脳を少し騙しながら
 気取って仰いでいる 風使いの若い眷属
 ....
まとわりつく蛆のような概念を振り払って重湯のような朝食を啜ると世界は絨毯爆撃みたいに騒々しく煌めいていてウンザリした俺は洗面台を殴り殺す、拳に滲んだ血はホールトマトの缶詰を連想させたので昼飯はパス ....   

純粋を抱き
抱きしめながら
死にたい

しょせん
生きるのは
食べるため
眠るため
寂しくなるため

でしょ?

いろいろ
好きなひともいるよ
いろいろ
 ....
  

緑の五月の風に
髪なびく
草原を駆け下りる少女の
息は弾んでいる

若草の匂いが
鼻をつくほど濃厚な自然の中に
すべてはこれから始まる
ちいさな芽生えみたいに
 ....
駅のホームに
梅の木 梅の実

梅酒かな
梅酒かな
梅の神さま いるのかな

電車 電車
ゆっくりそろり 来るがいい
乱さぬように 来るがいい
偲ばるる{ルビ二年=ふたとせ}前の野薔薇かな

走り梅雨物干し竿の雫かな

夏の雨雫に映る畑の花
真夜中、夜の川
川面に突き出た瀬岩を
{ルビ躱=かわ}しかわしながら
ぼくの死体が流れていく
足裏をくすぐる魚たち
手に、肩に、脇に、背に、尻に
触れては離れ、触れては離 ....
今日はお休みで
しとしと雨

静かに寝てました

お昼に
たこ焼きを買ってきて
ビールを飲みました

畳の部屋で
ファミコンのプロレスをしました

あとやることは

晩ごは ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7763)
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