向きを変え下り坂を上り
以前は胸が先に苦しくなって
、足もとを止めた
膝頭が訴えてくる。これは筋肉だ。
ふくらはぎの痛みなんて経験したこともない
体重が少し増えたからかな?
よほど運動 ....
雨上がりの空から雲が一掃されて
青空があらわれて
お日様が顔を出しても
美しい七色の虹が橋のようにかかるなんて
事はなくなってしまったな

子供の頃は頻繁に虹を見たような記憶があるのに
 ....
引き出しの中にも眠る
掬われないまりうすの舵
印影の消えた朱肉をいつまでもはなさない
無駄に広がる玄関の扉開けば山河原の礎石が
角松と放置されたここには誰も居ないという証なのだ
盥いっぱ ....
知っている
アンバランスな風の生き様が
わたしの場合、震えを呼ぶ
ナイトメアみたいに

寝息の可愛い君の
強い正義を守る目が好き

ウソみたい
古い港町の風の歌声が
わたしの場 ....
うさぎが会いたくて
白い 白い
自分とおなじような
白い雪を降らせました
馬鹿なこどもは
白いうさぎに合うことが
できず泣きました
うさぎも泣きました
白い白い 雪と
赤い  ....
青空のリトマス紙は今日も赤く夕焼けてゆく。
実験結果をノートに記し、少年たちは帰路につく。
ありきたりだけど
俳句は松尾芭蕉がいい

ありきたりじゃないかもしれないけれど
歌人は山崎方代が好きかな

詩人は誰も思いあたらない

小説は太宰治なんて言わない
芥川龍之介が好き
 ....
その昔夏の国からおちのびてきた春秋という餓鬼がいて
たちの悪いことにこの春秋という餓鬼は年老いても一向に死ぬ気配もない
今日も村人が集まる座敷に派手な女人を幾人も侍らせては酔い酒に戯れている
 ....
 ここにくるようになって、もう何年がすぎただろう。何年? いいや、何万年、何億年という時がたっているのかもしれない。ふかい眠りからさめたときには、すでにここにいた。それはたしかだ、とおもうし、だれもが .... 空間に貼り付いた言葉
人差し指ひとつで文字は消える
腸内視鏡/素描

それが私の詩

仮に詩人というカタチが図表に存在するならば
喜んでわたしは詩人を受け入れよう
何故ならば詩人と ....
薄暗い部屋に降り積もるものは
決して言葉には変えられないものだから
静かに瞳を閉じて
それが浸透するのを待ちなさい
あなたは自らそれを
うたにしようとしてはならない
血に変わる前に解き ....
とてもちっちゃなテーブル
だけどぼくのテーブル
幼い日は僕のテーブルなんてなかったんだ

いまは大切なものをそのテーブルに展げたりして

東京下町大衆酒場ノ味
と銘打ったトーキョーハイボ ....
さみしい夜にはいつも君がいてくれた。
寒い冬でも君がいっしょなら大丈夫だった。

さして面白くもないことにも君は笑って、
さもありなんと僕はおもったりした。

さあ何をしようかと、いっしょ ....
止まれ
止まれ
僕の心臓

止まれ 止まれ
愛も 酷薄な告白も

僕の人生は凍結して
秘かに逆流するといい


冬の海に
どこまでも沈んで行く
ガラスの切符 ....
ことばがぜんぶ死んで
人類が残ってしまった
だからぼくはきみを
ただ見つめることにした
白目に走る すこしだけ赤い血管
その茶色いひとみのなかの虹

ぼくたちは退化して
足がなくなって ....
固まった雪の中の
アスファルトは、なぜか、あたたかくて

歩道に車を乗りあげ
樹氷を断ち割ったあとの、氷雪を、踏み固め

青空を信じて、いく
白雪を撫でて、いく

世界を変える青 ....
愚痴りたい

愚痴りたい

誰にも言えない独り言

端末の前でカタカタと電気信号に変換して
記号に変えて綴れば日本語という共通認識で分解される


おお

ハラカラよ

同 ....
常識という固形物を刷り込み過ぎて 生きて来たのかもしれない
時代が真っ二つに割れそうで 揺らいでリズムを刻んでいる
流れるものの不動さを額に握りしめて 呟きの馨りを出す
昆虫のように

私の ....
雲が波のごとく
制空に押し寄せてくる
この光景を
その窓から見たはずだ
きみよ
騙され屋の若き特攻隊員
南の海へ逝く
前に
わたし
78でヒットマンやりました
これも高齢化社会というものなのでしょうか
非社会人とはいえ
もう戻る組もありません
すこしはヒットしましたか
ひばりのように
  恐竜の骨のようなもの、を、みたいな、
           探していたんだと、
                 思う。
          でも、そんなものは、
           ど ....
鋭いつららを
振りかざしていた

独りよがりで
闘っていた

何かを傷つけたかも
しれないけれど

握ったつららは
やがて溶けていった
37

始まりの終わりと終わりの始まりの
僕は始まりを待てない
君は終わりを待てない

言葉は完全なものではなく
心も完全なものなんてないので
いつでも



38
 ....
誰だって気が触れる可能性を持っている

たとえば目の前で我が子が轢き殺されたり
たとえば
愛する女が
たとえば
愛する男が他の誰かに奪われたりしたら
誰だって冷静じゃいられなくなるだろう ....
昼寝していたら
揺られていた回送電車

誰もいない車両に揺れる
吊革と私と中吊りの三重奏は
安心だけを増幅させる

暗い隧道に入れば
瞑想するだけ
乗客が残していった
苦悩はリセッ ....
君のほっぺた、むにむに、君の太もも、むにむに。
君のむにむに、君だけのむにむに、唯一無二無二。
南の窓から陽の光が燦燦と降り注いでいるとでも書いておこうか
その住人の暮らしとか思いはどうでもいい
ただ陽の光が温かい
それが良いことなのか悪いことなのかも分からない
表面的な解釈は容易にでき ....
読ませてください
アナタの本を
読んで
アナタを
知りたいのです


なにも
知りたくないのです

いまのアナタが
いいのです

って
いいたいけれど
そんなのウソみ ....
産まれた時から生まれた日から
人より多くが欠けていたから

きっと私は充たされていたんだろう
何だか辻褄が合わないな

産まれた時から生まれた日から
人から見下されたりはしないかもしれな ....
25

さよならさえも言えない
あの人は
何と戦っていると言うんだろう

その瞳に映る空には

が見えない



26

どこまでも続きそうなきれいな道路を走る
ど ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
股関節の極み- アラガイ ...自由詩6*20-2-9
雨上がりの空に- こたきひ ...自由詩420-2-9
葉牡丹の枯れる- アラガイ ...自由詩8*20-2-9
生きてるだけでいいのです- 立見春香自由詩520-2-8
うさぎとこども- ナンモナ ...自由詩5*20-2-8
リトマス紙- クーヘン自由詩3*20-2-8
正と負の重さと軽さ- こたきひ ...自由詩120-2-8
夏の国- アラガイ ...自由詩3*20-2-8
とおい記憶- 草野大悟 ...自由詩320-2-7
私の詩- アラガイ ...自由詩10*20-2-7
わたしたちは死体のようにただ希望を受け止める- ホロウ・ ...自由詩2*20-2-6
テーブル- 梅昆布茶自由詩1220-2-6
無題- おぼろん自由詩3*20-2-6
海へと- 由比良 ...自由詩220-2-6
すべてのおわりに- うみ自由詩7*20-2-6
ただ風の、吹く- 秋葉竹自由詩420-2-5
re- かば自由詩120-2-5
宇宙の斧- 朝焼彩茜 ...自由詩320-2-4
紫電改- ナンモナ ...自由詩2*20-2-3
ヒットマン- ナンモナ ...自由詩1*20-2-3
アーリースプリング・デイ- おぼろん自由詩6*20-2-3
つらら- シホ.N自由詩220-2-3
Physics_Note_4- AB(な ...自由詩220-2-2
無題に- こたきひ ...自由詩220-2-2
回送電車- TwoRivers自由詩1*20-2-2
むにむに- クーヘン自由詩8*20-2-2
良くわからない- あおいみ ...自由詩420-2-2
- 立見春香自由詩320-2-2
産まれた時から生まれた日から- こたきひ ...自由詩320-2-2
Physics_Note_3- AB(な ...自由詩720-2-2

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