今朝の音楽は短調ではなく長調が似合った
何時もの苦い珈琲が何故か甘く
正確なメトロノームが響きあって
ぼくたちに奇跡の扉は開いた

あまりにも透明な
薄く虹色に染まったシャボン玉

誰 ....
山脈の
雪の肌が
青空に
際立っている
痛いくらいに



時計は
時の地図です
今 いつにあるのか
私の一日を
見守ってくれる



行雲流水
という
言葉を ....
冨の神を崇める教義では、
あなたの身体と魂は誰よりも清く
その清い身体のために、
毎朝オレンジジュースを飲む

また、あなたの美貌のために
幼い夢を祭壇で屠り、鮮血を啜る

既に世界は ....
それはこれのパクリやんて続けたら
いつのまにか独り

パクリでもすがりつきたい
みかづきのはじ

新月になれば落下する

不時着し
さがしもとめた
蜃気楼から
かきならせさけべ
 ....
今が良ければそれでいい
でもね
今は
すべてとつながっているのだ
未来の墓標とも



これは
墓まで持っていこう。
未来の墓は
待っている
この大切な悲しみを


 ....
半熟の
玉子を潰す
愚か者


子供らの
夢を潰して
何を得る


テレビでは
テロップ流し
手を出さず
海と川交わる場所を指差した子の好奇心脈々と湧く

広島の郊外にある植物園子供はあまり行きたがらない

待ち合わせ少し遅れてきたあなた何処に行こうか何食べようか

友達と飲み会開く賑やかに飲 ....
ウププププ。
「あなた、サツマイモのにおいがするわ。
 それも生のね。
 けっして焼きイモじゃないわ。」
恋人のドリーム・スネークが
どもりながら反論する。
「き、きみだって。」
「 ....
目を
つむり
手を
合わせると
浮かんで来る姿
流されているのだ
この国は

亡国の海へと

海流が運ぶゴミは
何時の時代もおなじだ
と言って
迂闊にも
捨てきれないゴミを
水辺に放置した

平和という
一瞬の隙を突いて
 ....
死にゆくときはことごとく厳しい

元気なときは生き方指南でほらも吹きまくったが

今は口数も少な、魂の信仰もないのでただ苦しい

私は幸せだったし、今も幸せだと思えるならいい

幸せ分 ....
海硝子が集まる潮溜りがあるんだ
陽射をまといやわらかにおし寄せる汀
ひっくり返ったヨットを数え
貝殻なんかひろっていると
不意に気が遠ざかる

雨になれば走れなくなる白い電車が
通う島に ....
恋は一滴の純水から始まり

甘く
酸っぱく
ほろ苦く

谷をくだり
激しく澄んだ渓流となる

やがて世間の汚れを抱き込み
滔々とした大河の流れとなり
不動の愛に変わる

命終 ....
 本当に人を好きになったことある

 命とひきかえにできるくらいに

 上辺だけの愛情表現

 追いかけられると藪のなかへ

 半身で向き合い上の空

 苦しんでいる

  ....
それは、どこから始まったのかわからなかった、部屋中に蚕の糸が絡みついているかのように白く、いつもそこにあるはずのものを認識することが出来なかった、いつもとは違うにおいがした、あまり適当な例えを思い .... いまだに風は
冬を吹聴していくが

すでに光は
春を祝福している

押し黙る蕾は
華やかな企みを内に秘め

気象予報士を惑わせながらも
季節は巡ろうとしている

代り映えの ....
他人を
バカにする人は
カッコワルイよ
バカにするほうがバカなんだ
相手の良さが分からないのさ



勉強を出来ない人が
バカなんじゃないよ。
相手を大切に
出来ない人がバカね ....
さまざまな命に
支えられている
私の命は
これらさまざまな命と
共に在る



常に
ここにある
何かが
私を
生かしている
 地下駅へ降りる階段
 吹き上がって来た風で、
 乱れた前髪なおそうともせず

 いらだたしく
 けだるい晩春の気圧に
 襲われる

 かつて愛した男
 今でも その腕に抱きしめてほ ....
聞こえない音をさせて
雪は
遠く
降って来る
初めて



からっぽの
こころの
ここと
つながっている
そらの青



春を
夢見る
冬の
蕾に
ありがと ....
雪渓を登りつめ
一息を吐いた

其処は花々のサンクチュアリ
ぼくを燦々と迎えてくれた

写真に撮ろうとするけれど
その美しさはレンズを透しても再現できない
山に登る者だけにその秘密を明 ....
尻の曲線に墜落した
堕ちたのは、
きっと酒のせいだ
窪みから下腹部を抜けて
波打つサテンのシーツを泳ぐ

女の夜は満天の星空で
凍った涙のように美しかった

柔らかな乳房の谷間で
 ....
 背中押してもらって
 もっと もっと、スニーカーのつま先が
 お空に近くなる
 ブランコ

 いつからだろう?

 ブランコ漕いで
 軽い眩暈の様な気分の悪さを
 感じてしまうよう ....
2024も一か月過ぎました。
雪国の冬の生活も知らず生きています。
二月に生まれた自分は詩を書いています。
真綿のような白い子犬がじゃれついています。
マウスはよごれています。
自分の生きた ....
雪が降り、はしゃぐ子どもと泣く大人

そこで子をぶっ飛ばしたら虐待だ

まず親がそして医療がとどめ挿し

殺伐とした世の中じゃいけません

回復し庭を見ながら雪見酒
とんぼたちの翅が
光を
反射している
きゃらきゃらきゃらと
田園の空に
 寝酒舐め
 見上げる星すら雲隠れ 
 胸深く 影流れしも
 抱く憧憬、あなたの詩心
 あした顕る月であればと乞ひ願ふ
下町の時間の流れ独特で人の生き方学んでみたい

数年で再開発は終了してお洒落一色若者の街

アストラムライン延伸計画が前に進んで工事始まる

家の前高いマンション建設中ベランダからの景色は ....
 玉ねぎを薄切りにする
 辛さと
 人参を薄くそぐ
 暖かい朱色と
 さやえんどうを茹でて塩をかける
 平和さに

 じぶんの後姿をみたいと希う

 鍋に湯がたぎる
 湯気の中 ....
 コリコリの農家の子として生まれたカタコランは、
九才の時に神の声を耳にし、全知全能の神カタコリの
前ではみな平等であると説いた。布教は、カタコラン
の生誕地コリコリではじめられ、農家で働く ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8124)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
虹色の結晶- レタス自由詩10*24-2-14
※五行歌_四首「悲しみも解ける」- こしごえ自由詩4*24-2-14
サクリファイス- atsuchan69自由詩17*24-2-14
- wc自由詩11*24-2-13
※五行歌_三首「未来の墓標」- こしごえ自由詩3*24-2-13
世情- レタス川柳3*24-2-13
好奇心- 夏川ゆう短歌324-2-12
小さなエイ、ポーラが笑う。- 田中宏輔自由詩9*24-2-12
※五行歌「浮かんで来る姿」- こしごえ自由詩2*24-2-11
亡国の海- たま自由詩5*24-2-11
病床の坊さん- りゅうさ ...自由詩424-2-11
うみべのいのり- soft_machine自由詩11*24-2-10
水の如く- レタス自由詩6*24-2-10
因数分解- 佐白光自由詩3*24-2-10
Rend_Fou- ホロウ・ ...自由詩2*24-2-10
二月十日土曜日- 夏井椋也自由詩8*24-2-10
※五行歌_三首「バカにもいろいろありますね」- こしごえ自由詩7*24-2-9
※五行歌_二首「共に在る」- こしごえ自由詩3*24-2-9
名残りの愛- リリー自由詩5*24-2-8
※五行歌_三首「聞こえない音をさせて」- こしごえ自由詩3*24-2-8
桔梗- レタス自由詩5*24-2-7
天国- atsuchan69自由詩17*24-2-7
あかね雲- リリー自由詩9*24-2-6
じゃれついています。- ナンモナ ...自由詩224-2-6
雪と親子- りゅうさ ...川柳324-2-6
※五行歌「きゃらきゃらきゃらと_田園の空に」- こしごえ自由詩4*24-2-5
五行歌_一首「新月」- リリー自由詩5*24-2-5
景色- 夏川ゆう短歌224-2-5
後姿- リリー自由詩5*24-2-5
カタコラン教の発生とその発展- 田中宏輔自由詩13*24-2-5

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