弱き心を西陽と吸って
道すがら酒に酔っていた
雨上がりの川は強く荒く
木々を幹ごと攫っていった

アスファルトを抉る竹の根と
路傍に窄むアサガオと

君らがいつか開くとき  ....
どうして陽は登るのだろう
どうして星空は輝くのだろう
どうして人は笑うのだろう
どうしてあなたは私の親なのだろう

どうして道は出来るのだろう
どうして街は夜に光るのだろう
どうして人は ....
その蝉はホログラムだよ明智くん セミ捕りの金メダリスト力こぶ 上司へのLINE誤爆や蝉暑し いつのまにか夜だけがふけてゆくが
僕の朝はいつまでたっても来ない

時間の止まったままの時計をぼんやりと眺め
時系列のなかの無限の選択肢に思いを馳せる

ものごとを整理するには基準が必要だ ....
夕焼けという名の空がある
青空からの移ろいとしてではなく
終われば夜空ということもなく
そういう名前の唯一だ
いつかやがて
みあげている存在の全てが
一斉に瞬きしている隙に失せ
瞬時に忘 ....
四季に手を振り手を招き
多忙の風の中 刹那に傾く 夕焼けの如く

鎧のような交感神経から
いつも幸運にも真水の中を泳ぐ魂になれる ひとひらの降り

快い爽と秋空 黄金色の結晶の影の趣くまま ....
あの激しいメロディーを
叫ぶほどの怒りなど今はもうないのに
いずれ何もかも消えて果ててゆくと
知っていながら何をやる?何を歌う?

予測変換だけで成り立つお喋りじゃ空気にハックされるだけ
 ....
セミ捕りや浮気ならまだ赦された 一枚の絵画のごとく蝉捕る子 いつとも知れない遠い過去に、
激しい戦争があったという。
その都市は戦場になったという。
ところがいかなる理由で戦争が起こり、
どういう経緯で戦争が終結したのか、
その都市の不可知性は徹底し ....
夏至までカウントダウン
これからもっと暑くなるのに
さびしさに汗のトッピング
父さんは夏が好きだったけど

わたしは十一月を待ってる
日本は十一月からの半年でいい
毎年 雪の降らない町で ....
数ヶ月分の憂鬱を
ハサミでざっくりと
切ってもらった

日曜日は
夏の終わりの快晴と
秋の始まりの涼しさ


傷み始めた毛先の重たさは
心に感じるそれと
あまりにも似ていたの ....
羽音で目が覚めた
驚いて明かりをつける
汗だくで寝ていた
汗の匂いに寄って来たんだな
いったいどこから入ってきたんだ
窓は閉めていたのに
ベープマットをセットして寝る
でもまたも高い羽音 ....
蝉を捕る負けず嫌いの背中かな ジャケットをひるがえす郷法師蝉 したいことリストだけ書き蝉暑し 何億の些
甚 ゴ 

語りつくされたものを抱いているの?

何億もの去
陣 ア

ルー ル

無数に再帰的なル
左右に振れた
会話から語られた
再現の再帰的なル

何億も ....
ごめんなさい
わたしには
うまく言葉に出来ません

いつからか
原因不明の微熱が
わたしを襲うようになりました

心に嵐が訪れる度に
わたしは あなたについて
うまく考えられな ....
秋の海
秋の湖
秋の雨
秋の朝

遠い遠い遥かな
ふるさとへ
帰る
そんないつかを持っているから
だからいいのかもしれない
いつかは所詮はいつか、に過ぎないけれど
確実に訪れるこ ....
わたしはあきらめています
わたしはあきらめました
でも そんなわたしの
この生との諸恋を
一瞬でも 感じたなら
あなたの足許をみてください
まるで「踏んでください」とでも言いたげな
そん ....
正しいことを君にあげたい
君が
社会に出て気づくこと
世界は

二者択一の連続で
君はほどなく気づくだろう
公平もない
絶対もない
すべてが
相対性の世の中

だが
ほんの短 ....
花が開き薫り溢れて
花びらおどり 心浮かれる
無色だった視界は 薄紅に染まる
人の心を穏やかにしていく
時にはその心 そっと狂わせて
最後ははかなさと共にゆらゆらと散る
木漏れ日に吹きつけ ....
真綿の様な柔らかい空気を
この身に纏いながら
穏やかな朝の中
坂道を自転車で走った

髪がなびいて流れていく

まだ微かに
陽射しは強くて
今朝の風は ほんの少し甘く感じた


 ....
言葉をのせた彼女の声とか
言葉にならない彼の声とか
全部まだ誰かの耳をすり抜けて
誰かの真ん中まで届く予定のある
そこは人間の、あたたかい、血なまぐさい

飛び交う声はほぼそこへおさま ....
たいようがうしろからぼくをてらしかげをふんであるく
   しんぞうがとまりそうになるくらいきみがすきだ

じんせいのおわりからぼくをならべいんをふんでしのぐ
   ないぞうがひっくりかえっても ....
空いた穴を塞ぎたいって
ドーナツを目に当てた
この穴が塞げるのなら
きっと私の体も治るのだ

数値の異常を告げる紙を
飛行機にして飛ばした
あっという間に墜落して
車に轢かれて
赤い ....
爪を噛むたびに
不揃いになる心臓
ボタンがいくつかついた機械
すぐに壊れて点滅する
アシタハオマエサ

苦しい毎日をつくる
苦しい気持ちを感じる
自分がいるからきっと
息をするか ....
弟は巨人の肩に蝉の声
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7710)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 奥畑 梨 ...自由詩3*16-9-6
どうして- 鷲田自由詩316-9-5
その蝉はホログラムだよ明智くん- 北大路京 ...俳句216-9-5
セミ捕りの金メダリスト力こぶ- 北大路京 ...俳句116-9-5
上司へのLINE誤爆や蝉暑し- 北大路京 ...俳句116-9-5
朝が来ない理由- 梅昆布茶自由詩1016-9-5
夕焼け- もっぷ自由詩5*16-9-5
秋空鑑賞- 朝焼彩茜 ...自由詩816-9-5
31melode- アタマナ ...自由詩1*16-9-5
セミ捕りや浮気ならまだ赦された- 北大路京 ...俳句216-9-4
一枚の絵画のごとく蝉捕る子- 北大路京 ...俳句216-9-4
その都市_2- 非在の虹自由詩116-9-4
然もないけれど- もっぷ自由詩2*16-9-4
さよなら憂鬱- 葉月 祐自由詩1*16-9-4
提供- Lucy自由詩5*16-9-4
蝉を捕る負けず嫌いの背中かな- 北大路京 ...俳句216-9-2
ジャケットをひるがえす郷法師蝉- 北大路京 ...俳句116-9-2
したいことリストだけ書き蝉暑し- 北大路京 ...俳句116-9-2
ルール- 佐藤伊織自由詩116-9-2
微熱- 葉月 祐自由詩1*16-9-2
望郷の晩夏- もっぷ自由詩3*16-9-2
草の想い- もっぷ自由詩2*16-9-2
ダッシュ!- umineko自由詩12*16-9-2
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- 志田陸自由詩416-9-1
ひらがな短歌__試作1- 梅昆布茶短歌416-9-1
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安定はしない- 竜門勇気自由詩1*16-8-31
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