異次元の慰めが
青みを忘れた虹の絵のように
私をすり抜け
漂う
残り香は

何かが腐っていることを事務的に知らせる。

――幸せになりましょう。

うるせえな

――あなたは愛 ....
文字をほとんど書かなくなった
反面
スマホで文字を打たない日はない

いったい何の為にそれをしているのか

実用性のない詩にのめり込んでいる自分がいる

詩にとりつかれている自分がいる ....
愛を言葉にかえるようになってから
何かがこわれてきたみたい

一途であればあるほど他人の嘲笑をさそうもの


夜を与えることで運命の主導権を手にしたつもりです

愚かだなんて言わな ....
来なくてもいい。


なんども待ち侘びた声の残滓が

まじわる心のゆく先に咲く

いっぽんのありえない人生に追いついて

その熱さに目もそむけ

2度と見られなくなったと ....
偉大な詩人の真似をしても
何も始まらないさ

俺は自分の頭のなかの空気さえ読めないんだから
難しい言葉なんてかき集めて
さも意味ありげに並べたてても
頭のなかにわいた蛆虫は
追い払えない ....
病院の
待合室で
詩を書いている
詩、
とは、
その場のリアルを追求するものであるから。

うそ。
暇だから、書いているだけ。


地獄の
三途の川で
詩を書いている ....
母がこどもの手を引いて、楽しそうにスーパーで買い物をしている。
こどもは無機質な笑顔をはりつけて、母に引きずり回されている。
(おかあさんその子は)
(人形だよ)

結婚して家を出てから、母 ....
"まぼろしのように"
粘性の夢はつやつやとして
汗の匂いがする、果実の匂いがする
いつか異国から届いた葉書の匂い
紙の海を泳ぐとき紙の月が空にある
異邦の歌声は艶やかに過 ....
牙を剥く
土竜を
撫でる、
のです

食べたい
檸檬を
舐める、
のです


みんな
午前5時には
無駄に生きてきた地球への情熱を
返す必要はない、
のです

 ....
朝露のかがやく
翠陰にいこう
ぼく

そよ風のかおる
草原にもゆる
あす

目にうつる
景色は


蒸発のない
刹那は
貴女の衣のような髪は 縹いろ
月に帰ろうと階段を深縹から
浅縹へとグラデーションを積んで
登ってゆく

私は宙を浮いて向き合っている

貴女の縹いろのひとみは見知らぬほしの者
 ....
おもう
おもわれる
おもいたい
おもわなければ
おもう、おもい
おもい。

どうしてもおもいどおりに
ならないとき
諦めて
しまう
そのまえに
もう
このおもい
伝わらるな ....
ポストに投函した手紙が何処へ届くかは解らない
宛名と宛先を忘れた
差出人とその住所も忘れた

そんな封書の中身は便箋が数枚
便箋には文字を綴るのも忘れた

そんな手紙は迷子になって
い ....
クリスマスイブに降臨する
ピッカピカの大天使、

クリスマスイブに舞い落ちる
さらさらの粉雪、

言葉と
こころと
理想と
夢とを
傷つけられて

千切られる寸前まで ....
  なにか次の出来事を準備していた
  裸体たちは 敢え無く 黒炭の
  テクスチュアの内にほどけて
  やわい鹿も
  二頭ばかり居る
  私 という語は ざらりとした
  塗料を風に削がれて
  あおい粉塵だ
  詩を拒むので或いは詩を映すので
  建物はこんなにもあかるい
  蒲鉾型の
  窓枠のむこうが 硬い冬だ
  そして瞳の内壁にそって
  置かれた ひそやかな暖炉に
  母らしき女が辛抱強く火をくべている
こうした方がいい


こうするべきだ


こうしなければならない


そんなような、根拠のない、納得できない 規則やしきたり そういった類のものを


愛想笑いしながら ....
背中にぜんまいがついている。それがすべてのヒトの動力源だから、必然とそれを回す力が必要になる。
果たしていつからそんな仕組みに変化したかは解らなくなっていて、それを追及する行為には死の罰則が待ってい ....
身じろぎもせず
目を閉じ
耳を塞ぎ
口を閉じる

それでも世界は心の中にあり

一輪の清純な花のように

あなたの姿が浮かびます

私の母像・・・
年賀状を書いていた

詩人にも2枚

久しく

手書きで さささと走らせた

裏も表も墨汁泳ぐ

いつもの彩りもなく シールもない
写真な ....
おとぎ話の中の国は もう
わたしのことをおぼえてゐません

キセルをくはへたお爺さんは もう
わたしのことをおぼえてゐません

アコーディオンをかかへた青年と
まきばで働 ....
芸術の軌道に緩急リズム良く
放って追いつけない

何はともあれと戯れ 愉しみ 親しみは色濃く
沈んでは浮かんで
例えようのない探りに徹する
天にはめた星を外すような
 ....
こうした方がいい


こうするべきだ


こうしなければならない


そんなような、根拠のない、納得できない 規則やしきたり そういった類のものを


愛想笑いしながら ....
小さなもののことを、
 小さなものが話した。
それは針の穴を抜ける糸のように細く、
 ティーカップにスプーンを浸したときに沈んでいく、紅茶の葉のよう。

大きなもののことを、
 大きなもの ....
いったい自分が誰なのか
何者なのかさえ
解らなくなるまで忘れた去った覚えはない

母親に罵声を浴びせた記憶はこびりついて剥がれてくれないけれど
あれば反抗期には誰でも沸き上がるに違いない
 ....
街は彩られた光の速さで進みます

だれとも約束なくひとり

吹かれる風も音を立てて

顔や首筋に噛みつきにきます



心にある

瓶の蓋を閉じてみま ....
手放したコートが風に舞い
風がコートを羽織っているようだ
見知らぬ少年がそれに目を
奪われている足元には
踏みつけられた草花が痛々しい
何も人に与えられないから
たまになんでも手放してしま ....
歳を重ねる度に
人間の落とす雫の大きさは
段々と小さくなり不安を感じるが

そんな時は気晴らしに
美術館の近くを散歩をして
入館して色々な絵画を見る

偶然か
横断歩道の向こうに
 ....
夕暮れという輝きが街を流したのは
言葉が言葉になるよりも、ずっと前のこと。

地平から幾筋にも分岐した時間は
人びとの膝下で、打ち寄っては引いて……。

わたしは誘われている。
どこ ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7759)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
腐臭を伴うつみき遊び- 自由詩418-12-26
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外来受付窓口前にて- 秋葉竹自由詩518-12-25
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刹那の劫- 新染因循自由詩4*18-12-24
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烏瓜_2- 草野春心自由詩418-12-23
烏瓜_1- 草野春心自由詩418-12-23
ベクトル- そおっと ...自由詩3*18-12-23
西の空に向かって- こたきひ ...自由詩618-12-23
記憶- まみ自由詩4*18-12-23
年賀状- 朝焼彩茜 ...自由詩218-12-22
ちひさな国- 石村自由詩24*18-12-22
芸術の軌道- 朝焼彩茜 ...自由詩418-12-22
知覚できぬものを- そおっと ...自由詩5*18-12-22
やがて、その枝のひとつでさえ- la_feminite_ ...自由詩5*18-12-22
忘却- こたきひ ...自由詩518-12-22
真夜中の微笑み(クリスマス詩)- 秋葉竹自由詩618-12-22
冬はコートを纒い、何かを隠している- 帆場蔵人自由詩318-12-22
初恋- 羽根自由詩1818-12-21
夕暮れ- 新染因循自由詩7*18-12-20

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