どこからともなく
黒い帽子、
黒いコートの
陰謀論者がやってくる

はじめ電信柱の影にいたが
子供たちが騒ぐと、
わざとコートの前を開いて
●ン出しをして追いかけて来る

不気味な ....
なんだか気分が晴れない日や
落ち込む日があってもいいのさ

そんな時は
その、息のできない苦しさを味わい尽くして
一層のこと
沈みきってやればいい

グーーっと 沈みきった人だけが
 ....
Mmmmm.


Whip!


Mmmmm.


Whip!


子よ、
(創世記二七・八)

わが子よ、蜜を食べよ、
(箴言二四・一三)

tuum est.
 ....
まひる日にやすらに睡る長ゐ髪

ひとり起きてやすらに睡るきみの髪なで

口無しぞ海を眺めて海にとられむ

磯に火を焚け濡れしきるわれときみのため

天にも陸(くが)にも来ずふるへる海明 ....
泳ぐならいっそ藻屑になりたいとそう海のほう見ながら言った

君という名の岸辺へと着きたいよでもそこまでは行けそうにない

冬の海へと飛び込んだ心臓が瞬時に凍り逝く夢を見た

砂浜のビー ....
林檎の樹を眺めきみ何おもふ

ひらけた地より林へあるくふたり

海そのままに日は動かずふたりで居る

樹によりてきみ何おもふ海のおと

われに罪あれば日はそのままに海よ鳴れ

 ....
【俳句】  船曳秀隆

筆先に 宇宙の春が 溶け落ちる

桜には 天馬の翼 生えている

花桜 地平線まで 散り敷かれ

花吹雪 冥王星へと 降りしきる

花吹雪 地球の裏へと ....
凪ぎはてた海よわれは哀しむ

忍びかにわれ哀しむ凪はてた海を

忍びかよりさつそう飛んで啼きつめる鳥

まどふこときみの乳(ち)の辺(へ)に痣がある

きみの乳(ち)の辺(へ)を眺め下 ....
冴え返る
静けさに
雨音のみの
真夜中
しみる
 
 前方見据える少年の

 斜め後ろに 立つ私

 光 放った彼の眼鏡、

 捉えた朝の密度濃く

 信号機は青になる
優しさをちょっとだけでも懐へいれてカイロの代わりにしてる

エベレスト見上げる少女みたいだな澄み切っている瞳忘れぬ

街人よきたる極寒言葉すら発した途端凍るだろうか

雪が降る街でデー ....
父の祈り母に添いたる秋の夜

秋を見て父を見てただ心静けき

送りまぜ今日はかくやと嘆きおり

父の背に後の月を見し夕間暮れ

十六夜の月は空にはとどまらず
この雨を人にそむいてわれゆかむ

茫々とときに朗々とひかりをひとりゆかむ

雨に海に身をさらす赦されない身を

海よ空よゆるせよわがこころ人に赦されず

ふたり夜の海見るたましひと ....
君と過ごす時間
安心出来る空間になる
言いたいことを言えて

喧嘩もするけれど
時間が経てば落ち着く

大きな喧嘩はない
些細なことばかり
ちょっとした口喧嘩

基本的な考え方は ....
海をみてひとりと思うわが性は

哀しみとして海にほほえみつつ泣く

海の面にうつりこむかみなし児のわれ

わが性は孤独でありしまた海へいく

松林を海へ突っ切るひとり

カモメはや ....
不器用に生きている君の笑顔が好きでたま
らない僕は、なおのこと不器用なんだろう。
そんな日々で幸せを数えてゆきたい。
 
 
 
さあおいで
僕はいつでも心のこのへんのとこ
開けて ....
数珠玉を見ずとも秋は深行けり

紅葉葉の落ちるはいずこ思い出か

栗を刈る季節をひとつ通り過ぎ

三日月にぶら下がるのはネックレス

眠りのなか秋の色にわたしも染む
あまりにも純粋で
故に{ルビ果敢=はか}なく捉えがたく
けれど
強く深く

轟きでもあり
静寂でもあり

満ちあふれ
けれど虚ろで

鋭く
けれどやわらかく

かぎりなく甘 ....
海哀しこの身たよりに恋をおもう

あめつちもなしこの身がたより

海、山哀しここにぐっとこらえる

恋のひとみの焦点のうるむ、山

風わたるくさはらのくさが避けて

はつなつの青空 ....
私はうたおう哀しみどものわけ捜す

酒にもひとへもいかぬ哀しみをこらえる

おとなりのピアノのおとに酔ってしまうよ

燃える若さもなし智慧を武器にいく

艶やかな妻の髪と鬱屈しているわ ....
 落葉の 紅葉一枚 二枚三枚 探している秋
 
 白樺の 葉の数だけが なんとなく いつか見上げた 秋の暮れと思う

 何も考えず ただ水槽の 魚を見 あさにひるに かんがえないとき

 ....
 
 薄ら陽を

 追いつつ鉢を離れ得ず

 小さき金魚の褪せし思いして

 胸の底 暗く重く

 ちろちろ火の燃え続ける
雁の使はるか果てまで独り言ちて

蓑虫のなつかしさかな手を伸べて

愛らしや鶏頭の声千の風

渡り鳥今はまだ季節に遠く

悲しみの扉を開けて秋静か

玩具箱固い扉に秋深く
風の色移して小菊白々し

一瞬の風にぐらりと庭芒

しなる{ルビ枝=え}の{ルビ熟柿=じゅくし}たわわや{ルビ狭畑=さばたけ}に

秋寂びや始発列車に去り行く子
 イノチガ フト
 オモタクテ
 窓ヲ アケルト

 ヒトツ フタツ ミッツ
 カゾエテミタラ
 ココロガ カルクナッタ

 アカイノ 
 ホントニ アカイノ
 イマニ コガラシガ ....
 窓を 開けると

 取り残された柿の実が赤かった

 よく解った 空の高さ
 
 窓を閉めた私は

 夕飯のお味噌汁の大根きざむ
平成も残り少なくなってきたあまり実感なく通り過ぎる

通学路変える変えない決まらない団地が出来て交通量増え

田畑消え家建ち並び様変わり自然の声はボリューム下がる

県民の森は夏場は濃い緑 ....
({ルビ天=てん}{ルビ使=し}の、{ルビ骨=ほね}の、{ルビ化=か}{ルビ石=せき}、じつと、{ルビ坑道=かうだう}の、{ルビ天盤=てんばん}を、{ルビ見下=みお}ろして、ゐた、……)

({ル ....
船場汁っちゅうのは
塩鯖のアラを使い、
その塩気と、
だしだけで食べるもんや

汁の具は鰭と目玉、
鯖の骨やらのアラのほかに
大根の薄切りをつかう
そんだけでもう十分やろ

板張り ....
安全な
ところから
何を言う
わかりようもない
戦地の気持ち

はたして
ここは
安全か
裏路地に
死屍累々

熊も
わかってる
人が弱ってること
プーの面影も
テディ ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7763)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陰謀論- atsuchan69自由詩10*23-11-13
潜水艦より_愛を込めて- ぐれこ自由詩323-11-13
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩8*23-11-13
自由律2023.11.12.No.2- 田中教平俳句3*23-11-12
海をうたう- ルルカ  ...短歌3*23-11-12
自由律2023.11.12.- 田中教平俳句323-11-12
俳句- 船曳秀隆俳句223-11-11
自由律2023.11.11.No2- 田中教平俳句2*23-11-11
※五行歌「しみる」- こしごえ自由詩4*23-11-11
五行歌_一首「Good_Morning_」- リリー自由詩2*23-11-11
冬をうたう- ルルカ  ...短歌2*23-11-11
つれづれと俳句- おぼろん俳句5*23-11-10
自由律2023.11.10.- 田中教平俳句4*23-11-10
喧嘩しても- 夏川ゆう自由詩323-11-10
自由律2023.11.09_No.2- 田中教平俳句4*23-11-9
okaeri.com_21-30- AB(な ...自由詩523-11-9
つれづれと俳句- おぼろん俳句3*23-11-9
THIS- 塔野夏子自由詩5*23-11-9
自由律2003.11.09- 田中教平俳句5*23-11-9
自由律2003.11.08- 田中教平俳句5*23-11-8
自由律短歌_札幌落葉歌- 荒井 修 ...短歌423-11-8
五行歌_一首「未練」- リリー自由詩6*23-11-8
つれづれと俳句- おぼろん俳句4*23-11-7
秋愁- けいこ俳句2*23-11-7
熟柿- リリー自由詩10*23-11-7
五行歌_一首「柿」- リリー自由詩3*23-11-7
退屈- 夏川ゆう短歌323-11-6
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩10*23-11-5
船場汁- atsuchan69自由詩13*23-11-5
渦の中- りゅうさ ...自由詩4*23-11-5

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